こんにちは。
つい先日まで
「米津玄師」を歴史上の人物だと思ってた、サイトウです。
字面的にね
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今回ご紹介するのは、またまた友達から教えてもらったお店。
北浜の『資生堂』さんのビルの南っかわにある、中華料理『福仙楼』さんです。
友達から「前情報は必要ない。ただ強い意志を持って『カレー焼きそば』を食うべし」という指令のみを受け、送られたGoogleMAPのURLだけを頼りに行ってまいりました。
その日は昼前から北浜で仕事だったので、
お店に着いたのは13時すぎ。
やばい……
閉まってる……
いや待て……
ちまたの中華料理屋さんっつったら、
お店の外に食品サンプルが並べてあったり、
ランチメニューがあったりとかするんですが、
『福仙楼』さんはそんなもん一切出されていません。
「営業中」という札がかけられていますが
ほんまかいなと思うほどの定休日感。
「営業中」の札を信じて恐る恐る入店すると、
店員さんが私の顔を見るなり
「カレーライス、焼き飯、焼きそば、カレー焼きそば」と。
え?
呪文?
このお店を教えてくれた友達の「ただ強い意志を持って『カレー焼きそば』を食うべし」という言葉を信じ、「カ、カレー焼きそば」と答えると、「はい」と。
潔いほどのミニマム・コミュニケーション!
(でも全然嫌な感じじゃない!不思議!)
テーブルにも壁にもどこにもメニュー表なんてありません。
メニュー表がないんだから、価格もわかりません。
そっと財布の中を見る。
諭吉と漱石が「そばにいるよ」と微笑む。
他のお客さんを見ていると、
ほとんどの方が常連さんのよう。
席に着く前に「カレー焼きそば」とか「カレー焼きそば大盛り」とか言うてはります。
(8割方、カレー焼きそばを注文してはった)
店内に女は私一人。
BGMもない。
眺めるメニューもない。
ただひたすら、
「キッコーマン デリシャスソース」を無意味に撮影。
店員さんがカレーライスを片手に「カレーライス頼まはった方~!」と呼び、
パリッとスーツを着こなしたダンディーなオジサマが
「ぼくです」って挙手しはった瞬間はほんとに和みました。
なんだこの空気感…!たまらん……!
しばし待って、到着したるはこちら。
▼「カレー焼きそば」
わぁあああああぁぁぁぁぁぁああぁあぁ!
想像してたのと全っっっっっっ然違う!
焼きそばというより、スープの少ないちゃんぽん麺のような。
ちなみにコレで普通盛りです。
隣のオッチャンが頼んだ大盛りは、「うせやろ」って量でした。
パッと見、2倍はありそうなレベルです。
具は豚肉、海老、キャベツ、もやし、玉葱などなど。
スパイシーなカレースープをしっかり吸い込んだ中太麺。
素晴らしきB級グルメです。
うまい。
なにこれ。
くせになる。
絶対また食べに来るやつ。
さて、お会計。
恐怖以外何もない。
あの量なら…750円ってとこか……と思ってたら店員さんが「510円ね」。
はぁ!?
私の財布の漱石すら出番なし!
コスパがすごすぎる。
絶対再訪する。
先月食べたばかりなのに、もう食べたい。
あのカレー焼きそばには、謎の中毒性があります。
12時~13時はとにかく界隈のサラリーマンで満席になるので、
13時以降の来店をお勧めします。
あと、カレー焼きそばの汁がとってもお転婆です。
白い服を着ていくと水玉模様になります。
私は、なりました。
でも、いいんです。
美味しかったから。
(テーブルにはティッシュやおてふきなどの類は一切ありません)
■福仙楼
TEL.06-6231-0019
大阪市中央区北浜3-3-11
(地下鉄・京阪「淀屋橋駅」徒歩4分、地下鉄・京阪「北浜駅」徒歩5分)
【営業時間】11:00~22:00(途中閉店あり)
土11:00~14:00
【定休日】日曜日