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今回ご紹介するのは、南海「なんば駅」すぐ、『髙島屋大阪店』の2階にあるティーサロン『ダマンリュミエール 髙島屋大阪店』。
フランスの紅茶ブランド『ダマンフレール』と、フレンチレストラン『リュミエール』がコラボした同店。
知ればもっと美味しくなる紅茶の楽しみ方を支配人・高島龍輝さんに教えてもらいました。
高島さんは、同店をはじめ、『髙島屋大阪店』内にある『リュミエール』直営3店舗の支配人。料理人の経験と豊富な知識で紅茶と料理のペアリングを提供しています。
知れば知るほどおもしろい、奥深い紅茶の世界
ほっと一息つきたいときや大切な友達をもてなしたいとき、ティーサロンで優雅に過ごしたいとき、美味しい紅茶は幸せな時間を運んできてくれる。
だからこそ、紅茶選びにもこだわりたいもの。
「まずは自分の嗜好に合った紅茶、そして新鮮な茶葉を選びましょう」と教えてくれたのは、支配人・高島さん。
また、朝に飲むなら目覚めに効果的なしっかりコクのある紅茶、夜はカフェインが少なめの紅茶やハーブティーなどがオススメなのだとか。
一口に紅茶といっても産地やブレンドの仕方、製法によって、その種類は数えきれないほど。大きくは、ダージリン、アッサム、セイロン、ケニアなど、農園から摘採した茶葉をそのまま楽しむ紅茶と、茶葉に天然香料や人工香料を吹き付けたり混ぜたりして香り付けをしたフレーバーティーに分けられます。
「紅茶は産地特有の気候、栽培方法、製法の違いによって、茶葉それぞれの香り、味、水色(すいしょく)が異なるので、それらを比べて楽しみましょう。また、フレーバーティーは香りのエッセンスやドライフルーツ、花びら、スパイスなどのブレンドによる味わいの違いを楽しめるほか、オリジナルの配合でフレーバーティーを作ることもできます」と支配人・高島さん。
飲み方やスイーツとのペアリングも考えてみよう!
ストレートティー、ミルクティー、アイスティーなど、様々な飲み方ができるのも紅茶の魅力の一つ。
「ストレートで飲むならダージリンや、フルーティー、フラワリーなフレーバーティー、ミルクを入れて飲むならブレックファストなどコクのある紅茶や甘い香りのフレーバーティーがイチオシです。アイスの場合、香りが強めのフルーティーなフレーバーティーやローズティーなどは相性が良いですよ」と飲み方に合わせて紅茶の種類を変えることで、より美味しく味わえると教えてくれました。
飲み方別! オススメの紅茶の種類
◆ストレートティー
ダージリン、フルーティーやフラワリーなフレーバーティー
◆ミルクティー
ブレックファスト、甘い香り(キャラメルなど)のフレーバーティー
◆アイスティー
香りが強めのフルーティーなフレーバーティー、シンプルな花(ローズなど)のフレーバーティー
気になるスイーツやフードとのペアリング
ケーキ、タルト、スコーン系にオススメなのは、ダージリンやアッサム、フルーティーなフレーバーティー。ガトーショコラなどチョコ系スイーツにはミルクティー向けの紅茶がオススメとのこと。
また、「サンドイッチや軽食にはジンジャーやシトラス系などのフレーバーティーが相性が良く、ブルーチーズやスモークサーモンなどクセの強い食材にはウバなど個性の強い紅茶が合いますよ。羊羹や黒糖かりんとうにはアッサムやブレックファストなどのミルクティーとも相性が良いと言われています」と様々なフードとの合わせ方も提案してくれました。
美味しい紅茶の入れ方
HOT TEA
【1】汲みたての新鮮な水を沸騰させる。
【2】温めたポットに茶葉を人数分入れる。
(1人分はティースプーン1杯2.5g〜3g)
【3】沸騰したての熱湯(1杯分150〜160ml)を注ぎフタをして蒸らす。
※抽出時間の目安:2分半〜3分
【4】ポットの中をスプーンでひと混ぜし、茶葉をこしながら濃さが均一になるように注ぐ。
「ゴールデンドロップ」と呼ばれる最後の一滴まで注ぐように
【POINT】
◆茶葉の量、お湯の量、抽出時間を正確にはかりましょう。
◆使用する茶器も温めておき、熱湯の温度を下がりにくくしましょう。
◆ミルクティーで飲むときはあえて濃く入れると◎。
◆カップを使い、ティーバッグで入れる場合もフタをして蒸らすと美味しさがUP。
ICED TEA
【1】汲みたての新鮮な水を沸騰させる。
【2】温めたポットに茶葉を人数分入れる。(1人分はティースプーン1杯2.5g〜3g)
【3】沸騰したての熱湯(HOTの半分=1杯分70〜80ml)を注ぎフタをして蒸らす。
※抽出時間の目安:2分半〜3分
【4】ポットの中をスプーンでひと混ぜし、茶葉をこしながら別のポットに注ぐ。
【5】グラスに氷をたっぷり入れ、熱い紅茶を一気に注いで急激に冷まして完成。
【POINT】
◆茶葉の量、お湯の量、抽出時間を正確にはかりましょう。
◆使用する茶器も温めておき、熱湯の温度を下がりにくくしましょう。
◆仕上げのときは一気に冷まして、風味が逃げないように。
◆アッサムなどタンニンを多く含むコクの強い茶葉をアイスティーにすると「クリームダウン」と呼ばれる白濁した状態になり、見た目の清涼感が失われるので注意。冷ます前に砂糖を入れて防ぎましょう。
最後に
知れば知るほど奥深い紅茶の世界。
香り高い紅茶を飲むと、心がほっこりし、自然と笑顔になれるものですね。
いろいろな飲み方やペアリングを試して、もっと紅茶を楽しんでみてくださいね♪
提供:ダマンリュミエール 髙島屋大阪店