男性から褒められると、うれしい反面、どう対処して良いか分からない場合もあるでしょう。反応によっては褒めてくれた男性に不快な思いをさせてしまう可能性もあるため、対処の方法には注意が必要です。
そこで、今日は男性から褒められたときにオススメしたい対処方法を紹介します。男性に褒められることの多い女性も少ない女性も、ぜひ参考にしてみてください。
褒められたときは素直に喜ぶのがオススメ
人から褒められたときにオススメなのは、褒められたことを素直に喜ぶ方法です。
男性に限った話ではなく、人が人を褒めるときは喜んでくれることを想定しています。いわば、褒める行為はプレゼントの一種ともいえるのです。
仮に、あなたが友だちにプレゼントを渡したとします。友だちの反応であなたがうれしいと感じるのは、AとBのどちらですか?
◆A.「プレゼントなんていいのに……」と困ったような表情を浮かべる
◆B.「ありがとう! うれしい!」と笑顔で喜ぶ
おそらく、多くの人はBの反応をうれしく感じるのではないでしょうか。
プレゼントを素直に喜ぶことは、相手の気持ちを受け入れることと同じ行為です。自分の気持ちを受け入れてもらえると、人は自分自身を受け入れてもらえたように感じます。
反対にいえば、プレゼントを拒否されることは、自分自身を拒否されたのと同じように感じるということです。
もしあなたが「これはもらえない!」とプレゼントを突き返したら、相手はどんな気持ちになるでしょうか?
きっと、悲しい気持ちになりますよね。
褒め言葉もプレゼントと同じで、褒められたときに謙遜しすぎると、プレゼントを受け取らない場合と同じような印象を与えるのです。
褒めてくれた相手と良い関係を築きたいなら、謙遜しすぎず、素直に言葉を受け入れましょう。うれしい気持ちも合わせて伝えれば、きっと相手は喜んでくれますよ。
「ありがとう」と言うだけでは不十分
中には、褒められたら「ありがとう」と伝える人もいるのではないでしょうか。
「ありがとう」と伝えることは相手の褒め言葉を受け入れる行為ではありますが、「ありがとう」と伝えるだけでは不十分だと考えられます。
というのも、人が相手の気持ちを想像するときは、言葉そのものだけでなく相手の表情や声のトーンなどを総合的に見て判断するからです。相手の表情やしぐさ、声のトーンなどで印象が変わる心理を、心理学では『メラビアンの法則』といいます。
つまり、たとえ本心では喜んでいたとしても、反応が薄ければ相手に感情が伝わりにくいということです。
仮に口では「ありがとう」と言ったとしても、あまりに平然としていれば「褒められて当然だと思っているのかな」「プライドが高そうな人だな」などと思われてしまうかもしれません。
もし笑顔で返す余裕がないときは、「恥ずかしい」「何と言えば良いか分からない」といった感情をそのまま伝えた方が印象が悪くなりにくいと考えられます。
そこでオススメなのが、
◆「そんな風に言われたの初めてです」
◆「(照れながら)またまた~」
◆「え、何か恥ずかしいです」
といった返し方です。
ただし、あくまでも褒め言葉を受け入れることがポイント。くれぐれも相手の言葉を否定しないように、気を付けてくださいね。
褒め言葉はプレゼントのようなもの
相手の言い方によっては、褒められても素直に喜べないことがあるかもしれません。
ですが、初対面の男性が褒めてくれたなら、それはやはりあなたに喜んでほしい気持ちがあるからだと考えられます。相手がせっかく褒めてくれたのであれば、謙遜しすぎる必要はありません。
褒め言葉は自分へのプレゼントだと思って、素直に受け取りましょう。
Writer:永瀬なみ
Illust:5884.