今回取材で伺ったのは、京阪線「清水五条駅」から鴨川を眺めながら歩くこと、約5分のところにある『西冨家コロッケ店』。
週末は特に予約がおすすめという人気店の秘密に迫ってきました。
外国のデリのような店構え
“街のコロッケ屋さん”を想像して訪れると、そのスタイリッシュな店構えに驚きそう! 目抜き通りである河原町通り沿いに現れる、カフェのようなデリのような雰囲気のお店が『西冨家コロッケ店』です。
木製の扉をはじめ木の温かみや、オレンジ色の照明が優しい空間。そして活気がありフレンドリーなスタッフの方々に、初めてでも居心地の良さを感じてしまいます。
定番から個性的な具材まで
コロッケ好き店主が試行錯誤した味
『西冨家コロッケ店』で提供されるのは、フランス生まれのクロケットを思わせるコロンとした俵型が可愛いコロッケ。常時約7種類が用意されています。
「子供の頃からコロッケが好き」という理由で専門店をスタートさせた店主の西冨学さん。
「ありそうでなく、もちろん美味しいこと」と語る西冨さんの言葉通り、ブルーチーズや奈良漬など、他ではあまり見かけないメニューを展開されています。
しっとりのメイクイーンとホクホクの男爵という食感の違うじゃがいもを使い分けたり、あっさりと揚がるよう配分に工夫をした油、二重にするところも多いという衣は軽めの一重にするなど、試行錯誤して辿り着いたノウハウが細部まで。
それらの細やかな工夫が、時間が経ってもサクサク感を保った、愛されコロッケの理由のようです。
コロッケの種類
◆「プレーン」(170円)
◆「バジル」(210円)
◆「ブルーチーズ」(220円)
◆「新生姜」(210円)
◆「奈良漬とレモンピール」(240円)
◆「タコのガリシア風」(220円)
◆「サーモン&ディル」(210円)
旬素材を使ったメニューは、季節で変わるものも。スタッフで意見を出し合い、試食を重ねて新メニューが生まれるのだそうです。
テイクアウトは一日中OK!
店内に入ると一番に目に入るのが、コロッケがきちんと整列したショーケース。西冨さん曰く「うちはほぼ半分がテイクアウトの、“街のコロッケ屋さん”なので」とのこと。
またこちらのコロッケは冷凍用には作られていないため、ケースに並んだその日のうちに提供し切るというフレッシュさも魅力です。ちなみにテイクアウトは生の状態でも、揚げ立てでもOK!
コロッケ×お酒は大人の愉しみ
夜には一品やコロッケをアテにお酒を楽しめる酒場営業もありとのこと、これは見逃せません!
これらのコロッケ、実は、お酒に合うこともメニュー考案の条件だそうです。子どもだけでなく、大人も楽しめるコロッケというのは粋ですね。
コロッケに合わせる冷えたビールや、数百本もストックがあるという自然派ワイン(ハウスワイン500円~、オススメ800円~)、さらに旬の素材をふんだんに使った、創作料理のアラカルトもスタンバイ。
一日の終わりのご褒美に、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
大人気も納得のランチ
「ランチプレート&コロッケ2つ」(1,280円)は、ドリンク追加でランチメニュー全て100円オフという高コスパも手伝い大人気のメニューです。
ランチプレートは季節によって違う内容で、約11種類のデリなどが1プレート
に大集合! 思わず声が上がるほどのボリュームです。
最後に
取材の合間にもテイクアウトで購入されていくお客さんが後を絶たないほど人気のコロッケ専門店。
テイクアウトだけでなくランチ、バルとさまざまなシーンに対応できますが、お酒が好きな人はぜひコロッケをアテに1杯を楽しんでみてください。
また特に込み合う週末のランチは、「待ってもらうのが申し訳ないので」とおっしゃる西冨さん。電話での事前予約をお忘れなく!
●無類のコロッケ好き
●コロッケをアテに飲みたい
●五条界隈で昼・夜使える1軒を探している
そんな方はぜひ足を運んでみてください。
Writer:榎田 京
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。