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今回取材で伺ったのは、『下鴨神社』より歩いてすぐにある『下鴨デリ』。
参拝のついでに、また選べるデリやここで過ごすゆるりとした時間を求めて、人々が集まる一軒です。
海外のカラフルなデリがヒントに
約15種類のお惣菜がずらり!
オーストラリア・メルボルンで働き、暮らしたことがあるという店主の婦木淳也(ふきじゅんや)さんが提供するのは、季節野菜をたっぷり使った洋風デリの数々。
「移民が多い街でもあるメルボルンでは、街中にさまざまな国の料理が溢れていて、それを見るのも楽しかった」と婦木さん。
また、街角にひとつはデリの専門店があるほど日常に溶け込んでいて、店頭のショーケースにはカラフルで国際色豊かなデリがズラリと並んでいた様子に刺激を受けたのだそうです。
『下鴨デリ』では定番もの、季節もの、日替わりをバランス良く常時15~16種類を用意されています。
またデリの要でもある野菜は、丹波の『フキ農場』より定期的に届く、低農薬で丁寧に栽培されている旬野菜を中心に、国産のものを厳選。
野菜本来の味を邪魔しないよう、味付けはシンプルさがポイント。不要な添加物を使わず、ハーブやスパイスで味を引き立てているのだそうです。
そんな風に丁寧に調理され、行儀よく並んだデリは眺めているだけでワクワクしてきますね!
メインもデリも!選べるランチが人気
メインもデリも選べるランチは人気のメニューです。
メイン料理は写真の「ガパオご飯」はじめ9種類あり、「本日のパスタ」、「魚介のパエリア」、「バターチキンカレー」が特に人気だとか。
さらにデリが3品付くコストパフォーマンスの高さは嬉しい限りです。しかも豊富なデリから選ぶなんて、頭を悩ませてしまいそう!
人気の「ガパオご飯」とデリ3品のセット
メインは2種の異なる粗さの豚ミンチを混ぜて食感を出し、青唐辛子やパプリカパウダーをスパイスに、さらにバジルで仕上げたエスニックな一皿です。
ご飯を覆った半熟の目玉焼きが食欲をそそります!
デリは悩み抜いた末、こちらの3品に。
左から時計回りに「かぶと生ハムのマリネ」、「麦とキヌアのケイジャン風」、「サーモンとフルーツのサラダ」です。
『フキ農場』より届いたという新鮮で素朴な風味のかぶと、生ハムの塩味が絶妙な組み合わせの「かぶと生ハムのマリネ」。
アメリカ南部の郷土料理とされるスパイス料理にヒントを得た一品で、爽快な辛さと、キヌアのプチプチとした食感が楽しい「麦とキヌアのケイジャン風」。
そして、「サーモンとフルーツのサラダ」には柑橘類のフルーツが入っていて、口中が爽やかになり箸休めにもオススメ。
ドリンクや手作りデザートもスタンバイ
ティータイムのメニューも充実しているので、食後やお茶での利用にも。
オーガニックのコーヒーやハーブティー、チャイなどドリンクも種類豊富なので、きっと好みの一杯が見つかるはず。
写真はハイビスカスティーをオレンジジュースで割ったドリンクで、涼し気なビジュアルに惹かれます。
また国産小麦を使っている自家製スイーツは、「ガトーショコラ」や「チーズケーキ」など定番ものが常時用意されています。
焼き菓子は持ち帰りもできるので、家でのおやつ用に買って帰るのはいかが。
木材と白を基調としたカフェ空間
海外の街角にあるカフェのよう
店内は木材と白色を貴重とした、明るい空間です。
棚など木材の家具は、婦木さんの弟さんが手掛けたオリジナルの家具なのだそう。
また高い天井と大きく取られた窓のおかげで、開放的な雰囲気に。
婦木さん曰く「天井を高くしたのはやはり海外のイメージがあったから」だとか。
提供する料理とディスプレイの仕方、それらをいただく空間にいたるまで、まるで異国メルボルンのデリにいるような気分を楽しめます。
セルフサービスなのでお忘れなく
食事などの注文をはじめ、水やドリンク用のミルクや砂糖まで『下鴨デリ』ではセルフサービスです。
子ども用のカトラリーや取り分け用のお皿、お箸まで用途に合った食器が用意されています。
細やかなおもてなしが嬉しいですね。
最後に
好きなお惣菜を少しずつ色々食べられて、野菜もたっぷりチャージできて女性にとっては嬉しいスタイル。
こんな風にデリを扱うカフェって、多くはないので嬉しいですね。
またテイクアウトもできるのでピクニックのお供や、夕食のおかずの選択肢としても心強い存在です。
●海外のような雰囲気でデリを楽しみたい
●テイクアウトできるデリを探している
●『下鴨神社』に参拝がてら寄れるカフェを探している
そんな方はぜひ足を運んでみてください!
Writer:榎田 京
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。