「最近、ガソリンの減りがすごく早い……」と、悩んでいませんか?
車の故障以外にも、ガソリンの減りが早くなる原因があります。
今回は、地球約一周分の距離を1年半~2年で走行している筆者が、自分の経験も交えながら全国津々浦々のディーラーやガソリンスタンド、カー用品店などで聞いた「ガソリンがすごく減る!」原因を大公開!
さらに、簡単にチェックする方法もレクチャーいたします。
最近「街乗り」続いてない?
「街乗り」とは、市街地を走ることです。
また、信号機や横断歩道などで頻繁に停止する場合や、半径5キロ以内の走行、エンジンをかけてから停止するまでの時間が10分以内という場合もこれにあたります。
実は、この「街乗り」が多くなると、「ガソリンの減りが早い=燃費が悪い」となってしまうのです。
では、「街乗り」をしていると、どうして燃費が悪くなってしまうのでしょうか?
たとえば、信号機や横断歩道の多いシーンでは、ガソリンを多く消費する車の停止や発進が多くなります。その結果、ガソリンの減りが早くなってしまうのです。
またエンジンをかけてから停止するまでに、半径5キロ以内もしくは10分以内しか走行していない場合、エンジンが完全にあたたまっていない可能性があります。
人間にたとえると、「毎日のように眠っているところを起こされ、完全に目覚める前に仕事をさせられ、無理矢理また寝かされる」状態なので、能率も効率も悪い状態です。
車に置き換えると、眠いカラダを起こすために多くの燃料を使って仕事をするという状態になり燃費が悪くなるというイメージです。
できれば毎日、エンジンをかけてから停止するまでに、距離では半径5キロ以上、時間では10分以上の走行をして車を完全に起こしてあげましょう。
街乗りは燃費が悪くなるだけでなく、オイル交換時期も早まるなど、車にとっては悪条件です。
実は、高速道路を長距離走ったあとの一週間と、街乗りを繰り返した後の一週間では、燃費はまったく違います。
一週間、同じ距離や場所を走行する機会があり、街乗り後のほうは目に見えてガソリンの減りが早く、驚いたことがあります。
「最近、街乗りが増えている」という人は、天気のよいドライブ日和に、少し遠くにある話題のスポットまで足を運んでみませんか?
走る距離数を増やすことで、多少はガソリン代が上がる場合もあります。けれど、燃費自体が向上するだけでなく、車の調子もよくなるなど結果的には節約効果が期待できそうです。
また、遠出することで、新しい発見や気分のリフレッシュにつながる場合もありますよ。
タイヤの空気圧をチェックしよう
タイヤの空気圧が低くなっていると、転がり抵抗(車が走行するときに、車が受ける空気抵抗のこと)が高くなり、空気抵抗に逆らう形で走行するため燃費が悪くなります。
逆に、空気圧が高めの設定になっていると、転がり抵抗は低くなるため燃費を抑えることにはつながりますが、空気圧が高すぎると安定感が悪くなり危険です。
そのため、その車に合った空気圧に設定することが大切です。
空気圧のチェックは、カーディーラーやガソリンスタンド、カー用品店などで気軽に受けることができます。
とくに、カーディーラーでの点検の際やガソリンスタンドでの給油後には無料で点検してくれることも多いため、「空気圧点検って無料ですか?」と尋ねてみましょう。