そう多くはないものの、既婚者の男性と恋愛をしている人が略奪愛を成功させるケースがあります。
ですが、略奪愛を成功させた人が幸せになれるとは限らないようです。むしろ、不倫の末に結婚をした2人の場合、幸せになったケースよりも幸せになれなかったケースの方が多いともいわれています。
では、なぜ不倫相手との結婚はウマくいかない場合が多いのでしょうか?
今回は、不倫相手との結婚をオススメできない理由を2つ紹介します。
不倫相手との結婚を考えたことがある人は、ぜひ参考にしてみてください。
【理由1】不倫をする人は何度もくり返す可能性が高い
1つ目の理由は、不倫をする人は何度も不倫をくり返す可能性が高いことです。
中には、「今回が初めての浮気だ」と女性に言う男性もいるでしょう。しかし、今回の不倫が彼にとって初めての浮気だったという証拠はありませんよね?
おそらく、元カノたちに聞いて回らない限り、今回が初めての浮気だったことは証明できないでしょう。
もっといえば、もし彼が上手に浮気をするタイプなら、全ての元カノに話を聞いても真実は分からないかもしれません。
それくらい、誠実さというのは目に見えないものなのです。
ただ、そんな状況でも1つだけハッキリと言えることがあります。それは、彼があなたと不倫をしたということです。
過去のことは分からなくても、現にあなたと不倫をしたという事実だけはあなたも知っています。
そんな彼が、今後は絶対に不倫をしないと言い切れますか? 言い切れるとすれば、なぜ言い切れるのでしょうか。
悲しいかな、浮気をくり返すのが「浮気性」です。根拠のない自信を持つよりも、現実をしっかりと見つめることをオススメします。
彼が浮気性かどうかをチェックしたい人は、下記の記事も参考にしてみてください。
【理由2】愛情ではなく単なる執着だった可能性がある
2つ目の理由は、彼への気持ちが愛情ではなく執着だった可能性があることです。
執着と愛情の違いをひと言で表すのは難しいですが、あえてひと言で表すとすれば、
「愛情は相手の幸せを願うこと、執着は自分の幸せを願うこと」
でしょうか。
奥さんから彼を奪って結婚することは、あなたにとって幸せな結末かもしれません。
では、彼にとってはどうでしょう。その選択肢は彼にとって最良であり、奥さんと別れてあなたと結婚することが彼にとってベストな選択だとあなたは言い切れますか?
「彼を愛している」と思うなら、ぜひ彼の幸せについても一度じっくり考えてみてください。
また、執着心にとらわれると正しい判断ができなくなる可能性もあります。
たとえば、セールをしているお店で「3着まとめて買えば50%オフになる」と言われたとしますよね。そんな風に言われたら、最初に「欲しい」と思った服は1着だけだったとしても、3着まとめて買わないと損をするような気がしてしまうものです。
とはいえ、そんな状況で服を手に入れても満足できるとは限りません。家に帰ってから、「何でこんな服を買ったんだろう?」、「一着だけにしといた方が結果的に安く済んだかも」などと後悔をする人もいるでしょう。
このように、冷静に考えれば分かることでも、本来の目的とは違う方向に気持ちが向かってしまうと冷静な判断ができなくなる場合があります。
「私を1番にしてほしい」、「彼を奪いたい」と思う気持ちにとらわれすぎると、手に入れた後になって「何でこんなものを必死で手に入れたんだろう?」、「よく考えたら別にいらないかも」と思う可能性もあるということです。
自分のしたことは自分に返ってくる
因果応報という言葉があるように、自分のしたことは必ず自分に返ってきます。「自分が幸せになるためなら他人は不幸になってもいい」と思う人は、他人からもそういう扱いを受ける可能性が高いでしょう。
反対に、他人に優しくあろうとする人は、自分も人から優しくしてもらえるものです。
もしあなたが不倫をしているなら、執着心やプライドにとらわれず、自分の人生や彼の幸せについてもう一度よく考えてみてくださいね。
Illust:5884.