[2021/01/08追記]※同店は2020年5月末に閉店しました。
今回取材で伺ったのは、「京都駅」から徒歩かバスでアクセスできる「おむすびカフェみちくさ」。観光客が行き交う喧騒から、少し離れた閑静なエリアにあります。
週3日間のみという営業スタイルなので、訪れる際は事前にスケジュールチェックをお忘れなく。
寛ぎスポットが点在する空間
築110余年という元仏具店を改装した趣のある店構え。
足を踏み入れると坪庭を配した、落ち着いた空間が広がります。仏具店の名残で、坪庭には小さなお堂があるのも印象的です。
テーブル席、ボックス席、異なる雰囲気のカウンター席があるので、シーンや気分で使い分けてみては。
またWi-Fiやコンセントの利用もでき、「とにかくゆったりと過ごして欲しいので」という店主・赤松哲史(あかまつさとし)さんの言葉通り、快適に過ごすことができます。
良い縁を“むすぶ”きっかけの場に
土地に適したコンセプト
「色々な人、土地や文化などを“むすぶ”おむすびを」と赤松さん。
観光客が降り立つ「京都駅」からも徒歩圏内、「東本願寺」と「西本願寺」のあいだに位置する「おむすびカフェみちくさ」。
「お寺関係者、地元の人や外国人観光客など、様々な人が気軽に立ち寄れる場を作りたい」とお米好きの赤松さんが辿り着いた、こだわりのおむすびとコーヒーで人々をもてなしています。
お米が美味しい「おむすび」が主役
注文を受けてから手際よく用意されるおむすびは、「“むすぶ”イメージでふんわりと握ります」とのこと。食べるまでは形を保ち、口に入れるとほろりと解けるのが理想だそうです。
おむすびのために赤松さんが選んだお米が「ミルキークイーン」。もっちりと粘り気があり、冷めても美味しいことで知られています。
食材は京野菜を中心とした旬野菜や和牛を使い、元イタリアンのシェフに監修してもらったというレシピは、洋食のエッセンスを織り交ぜたオリジナルです。
メニューはプチおむすび5種の「はんなりプレート」(700円)や「焼きおむすびセット」(500円)など迷いますが、まず試して欲しいのは「オリジナルおむすびセット」(900円)。
オリジナルおむすび3種類に、ダシには野菜の皮ごと煮出した「べジブロス」を使っているという深みのある味噌汁、本日のお惣菜などが付いてきます。
これらがセットの定番ですが、随時きまぐれメニューが登場することもあるそうなのでお楽しみに!
1口サイズを想定したおむすびなので、大口で頬張ってみてはいかがでしょう。口の中で具材とお米の一体感を存分に堪能できるはずです。
ティータイムの利用も大歓迎
ゆったりと過ごしてもらうために、美味しいコーヒーにもこだわりが。
ハンドドリップとエスプレッソドリンクの両方あり、取材時はドリップにはブルンジ産、エスプレッソには「KAEru coffee」で焙煎したブラジル産の豆でした。
「カフェラテ」(400円)を頼むと、このように可愛いアートを施してくれますよ。
また、店で焼き上げる自家製の「コーヒーケーキ」(単品400円/ドリンクセット700円)は、シナモンを贅沢に使った甘めのケーキで、ネーミング通りコーヒーとの相性もばっちり!
新メニューに「マリアテレジア」(500円)も登場。ブルンジ産豆の酸味を生かし、オレンジリキュールを垂らした、大人のデザートドリンクです。
たっぷりのクリームの上に、カラフルなキャンディーを砕いたものが散りばめられ、乙女心をくすぐりますね。
最後に
「どんな人にもホッと寛いで欲しい」という赤松さんの思いが表現されたメニューや空間に、訪れる人も癒されることでしょう。
今後はおむすびに関するワークショップも開催予定とのこと。最新情報はインスタグラムでぜひチェックを!
- おむすびが好き
- コーヒー1杯でゆっくりしたい
- 京都で寛げるカフェを探している
そんな方はぜひ足を運んでみてください!
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。