新企画スタート!その名も、『実用!恋愛ことわざ辞典』。
記念すべき第1回となる今回は、恋愛シーンにピッタリなことわざ
「言わぬが花」
を紹介します。
ことわざを恋愛に活用すれば、トラブルを回避できるかもしれません。恋愛に悩める女性のみなさま、ぜひ参考にしてみてください。
「言わぬが花」恋愛において言わない方が良い2つのこと
「言わぬが花」とは、何でもかんでも口に出してしまうよりも、あえて口に出さない方が良いこともあるという意味のことわざです。
恋愛において口に出さない方が良いことといえば、過去の恋愛に関することや、好きになった理由、相手の好きなところなどでしょうか。
【1】過去に男性から受けた仕打ちについて
過去に男性から受けた仕打ちについては、言わぬが花ということわざがピッタリです。
中でも、「元カレに何度も浮気をされる」、「ダメ男とばかり付き合ってきた」といった話については、とくに言わない方が良い話だと考えられます。
「浮気をしても許してくれる女性なのかも」、「ダメ男を引き寄せる原因が何かあるのかも」などと相手の男性から思われてしまうと、そう思った男性があなたを大切にしてくれなくなる可能性があるからです。
これについては、以前に「【恋愛コラム】男性に過去の恋愛のことを聞かれたら?話しても良いこと・ダメなこと」でもお伝えしましたので、もしよければあわせて読んでみてください。
【2】好きになった理由・好きな部分について
「彼の好きなところ」や「彼を好きになった理由」などについても、言わぬが花ということわざがピッタリだと考えられます。
これは、「自分が口にしたこと」と「自分の行動」に一貫性を持たせようとする心理が人には働くからです。
自分の言動と行動に一貫性を持たせようとする心理を、専門用語で『認知的不協和理論』といいます。
具体的な例を挙げると、仮に「優しいところが好き」、「マメに連絡をくれるから好き」といったことをあなたが口に出していたとしますよね。すると、彼のちょっとした変化によって「彼は優しくない」、「もともとマメに連絡をするタイプではないのかも」と思い始める可能性があります。
その結果、彼を好きでいる理由がなくなってしまったように感じるのです。
そもそも、恋に落ちる理由や人に魅了される理由なんて、あってないようなもの。そう考えれば、好きな理由をあえて追求することに何の意味があるのでしょうか。
「私のこと何で好きになったの?」、「私のどこが好き?」といったことをよく彼氏に質問する人は、相手の男性にも認知的不協和を防ごうとする心理が働く可能性もありますので注意しましょう。
「言わぬが花」を恋愛にも生かそう
今回は、恋愛シーンにピッタリなことわざ「言わぬが花」を紹介しました。
恋愛をするうえでは、あえて言わない方がいいことも多くあります。今回「言わぬが花」から学んだことを、ぜひ今後の恋愛に生かしてくださいね。
Writer:ながせ なみ(コラムニスト・カウンセラー)
Illust:koharu