「片付けたい」と強く思っていても、仕事や育児に追われて、なかなか思うように片付けられないという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、片付けるために最も重要なポイントである「捨てる」ということにスポットを当て、捨て方や捨てるための理由の付け方について詳しくみていきましょう。
捨てると片づく
物が多いと、その分「物の位置」が不明瞭になりやすく、散らかりやすくなります。
また、使った物を元の位置に戻せないことが数回重なると、どんどん散らかって収集がつかなくなるというケースも少なくないようです。
5つある物を片付けるより、3つしかない物を片付けるほうが、時間も手間も少ない可能性が高いと言えます。
つまり、片付ける時間が少ない人にとって、「物を捨てる」ことは部屋を片付けるための近道とも言えるのです。
クローゼットの片付け
会社でスーツや制服を着用している場合、普段着の枚数はそれほど必要ではないと言えます。
着回しができる上下5枚ずつを厳選し、あとは処分。
新しい服を買うときは、捨てる服を選んでから買うようにしましょう。
「着回しができる上下5枚」など、普段から自分の中でルールを決めておけば、服を捨てるときの理由付けにもなり捨てやすくなります。
夏服上下5枚ずつ、冬服上下5枚ずつに加え、カーディガンやコートなどを別途、2種類ずつ持っておけば、着回しのバリエーションもグッと増えますよ。
営業や出社に必要なスーツは一週間の出勤日分とし、たとえば一週間に5日間の勤務の場合には、スーツは5枚に厳選して使い回しましょう。
ベルトや帽子、スカーフの小物類は、それぞれ3点程度にとどめ、アクセサリー類はジュエリーボックスに入らなくなったら処分するのがオススメです。
お風呂場の片付け
気分によって香りを楽しみたいと、ヘアケア用品やボディソープなどを数種類揃えていませんか?
こだわりがあってどうしても、という場合には別ですが、それぞれ一種類ずつにするとスッキリします。
お風呂場で使うものと言えば、シャンプー、コンディショナー、トリートメント、ボディソープ、一種類ずつに絞っても4ボトルあるので、家族と別々の種類を使っている人は統一できないか相談してみましょう。
もし、別のシャンプーなどを試したくなったときには、トライアルセットやトラベルセットなどのミニサイズで試してから購入を検討するのがオススメです。
掃除グッズの片付け
「掃除をしよう! という気持ちになると、ついつい買ってしまうのが、お掃除グッズ」という人も多いのではないでしょうか?
洗剤などは、場所によって一種類、もしくは二種類までに厳選し、使い終わってから次の物を購入するようにしましょう。
たくさん洗剤があっても上手に使いこなせず、場所だけを占領してしまうというケースも少なくありません。
モップなどはリースにするか雑巾を活用し、収納スペースに片付けられるような小さな物や伸縮性のあるものにするのがオススメです。
この場所では「この洗剤」、この場所を掃除するのは「この用品」と決めておくと、買うときに余計な物を買わずに済み、捨てるための理由付けも必要なくなります。
普段から決めている洗剤や用品以外を貰ったときには、すぐに開封して試してみるか、家族や友達に譲ることを考えましょう。
頂き物を開封したときには、以前から使っている物と交互で使うなど効果を比較し、次回購入するときの参考にするといいですね。
冷蔵庫&冷凍庫の片付け
賞味期限や消費期限が過ぎているもの、外装がなくなって賞味期限が不明のものなどは、「カラダに良くないかもしれないから」という理由付けをし、早急に処分を行いましょう。
冷蔵庫や野菜室の中で、野菜や食材が完全に重なって2段・3段とならないようボリュームを考えて購入し、冷凍庫に入れる食品保存用袋に日付を書いておくとわかりやすいです。
また、食材を無駄にしないために一週間分の献立を簡単に考えてから買い物に出かけることや、食材名を入れるだけでレシピを探してくれるアプリを活用するのがオススメです。
また、食べ物が腐りやすい梅雨の時期や夏の季節は、野菜やお肉などをできるだけ冷凍保存し、上手に使い回していきましょう。
冷凍庫や冷蔵庫を片付けてスッキリさせることで、食材を腐らせることが減り、結果的に節約にも繋がります。
こうなると、捨てるための理由付けをする必要もなくなりますね。
チラシや手紙
チラシや紙類は、テーブルに置く前に目を通し、不要な物はテーブルに置かずにそのままゴミ箱に捨てるようにしましょう。
手紙に参加日時や集合場所などの予定が記載されている場合は、スケジュール帳やスマホのスケジュール機能に登録し、手紙は処分するのがオススメです。
ただし、準備物など詳細が記載されていて、その手紙を残しておいたほうがわかりやすい場合には、スマホで写真を撮って保存しておいてもいいですね。
まとめ
絶対片付けたいと思ったとき、一番最初に試してほしいのは、「物を捨てる」ことです。
なかなか物が捨てられないという人は、今回紹介したような方法で「捨てるための理由付け」を行い、物を減らすよう努力してみましょう。
物が減れば片付けやすくなり、不用品が占領するスペースも少なくなるので、オススメです。