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「親しくなりたい」と思う人が現れたら、あなたはどのような行動をとりますか?
どのような言葉や態度で接していいかわからず、親しくなるチャンスを逃して溜め息をついているのであれば、それはとても残念なことですね。
そこで今回は接客改善業務に携わり、初対面であるお客様の心をつかむ指導もおこなう筆者が、親しくなりたい相手の心をつかむ行動と会話のパターンをご紹介します。
親しくなるためのコツを知って、いつもより積極的に行動してみましょう♪
相手と親しくなるためのコツ
【1】話しかけられやすい人になる
たとえ自分から積極的に話しかけることができなくても、「話しかけられやすい人になる」ことはできます。
もし、あなたが会話をしたことのない人物が目の前にふたりいるとして、下記のどちらの人と親しくなりたいと思いますか?
◆Aさん
笑顔で、周囲の人たちにも明るく挨拶を交わし、楽しそうに会話をしている
◆Bさん
無表情で、周囲の人たちに軽く会釈するだけで、声も小さくボソボソと聞き取りにくい
ほとんどの人が、Aさんと答えるでしょう。
相手の心をつかむためには、相手が話しかけたくなるような行動をとることも大切です。
【2】会話のキッカケを探ってみよう
親しくなりたい相手がいても、「何を話していいのかがわからなければ、会話が盛り上がるイメージがつかめず、話しかける勇気が持てない」という人も少なくないでしょう。
こういった悩みを解決する方法が、「会話のキッカケを探る」ことです。
営業担当者は、相手の会社の欲しい情報や商品、対応担当者の趣味や考え方など、さまざまな情報を事前に集めて会話を盛り上げ、営業トークに持ち込みます。
また、販売スタッフは、お客様と会話をしながら「欲しいもの」や「求めている機能」を分析し、商品をオススメします。
まずは、相手とガッツリ話すことを目標にせず、相手をリサーチすることを目標に話しかけるのがオススメです。
たとえば、相手がカフェやカラオケの店員さんという場合には、
「オススメメニューってありますか?」
「お店って、何時までですか?」
と、他愛ないことを尋ねることで、丁寧にオススメメニューや閉店時間を案内してくれる人かどうかがわかりますし、会話に持ち込むキッカケが見つかる場合もあります。
同じ部署の同僚であれば、
「最近、残業多いよね?」
「仕事、早いよね?」
など、話しかけてみましょう。
このように会話のキッカケを探り、タイミングを見計らって話しかけることも大切ですが、それ以前にとても大切な2つの行動がありますので、下記でみていきましょう。
とても大切な2つの行動
【1】会釈をしよう
人見知りで自分からは積極的に声をかけることができない……そんな状況のときでも、親しくなりたいと思っている人と目が合ってしまうこともあるでしょう。
けれど、気のせいだと思い込んで視線を逸らしたり、目が合ったまま何もできずに突っ立ったままだったりすると、相手との距離を縮めることはできません。
たとえ声を出して挨拶をすることはできなくても、勇気を出して会釈をするのがオススメです。
「自分と目が合ったわけではないかも?」などと否定的に考えず、「目が合った」と思ったら必ず会釈を返すようにしましょう。
このとき、笑顔もあれば、より印象がよくなります。
【2】積極的に挨拶しよう
会釈に慣れたら、できるだけ明るい声で挨拶をするようにしましょう。
話したことがない相手に、変に思われず無難に声をかけることができるのは、「挨拶」です。
このとき、親しくなりたい人のほうに体を向け、明るい表情もしくは笑顔で挨拶をするのが良いでしょう。
「そうは言われてもなかなか笑顔になれない」という人は、笑顔が習慣になりやすいよう、毎朝家を出る前に鏡の前で数回笑顔の練習をしてから出かけましょう。
親しくなりたい相手の心をつかむためには、「小さな印象のよさ」を積み重ねていくことも大切なことです。
距離を縮めるためには良い印象を与えよう
「親しくなりたい相手の心をつかむ」と言うと、何かものすごく特別なことをしなければいけないような気がしますが、その必要はありません。
自分が初対面の人に「こんなふうに接してもらえると嬉しいな」、「気持ちがいいな」と思うことを自分自身が実行する、それこそが親しくなりたい相手の心をつかむ方法なのです。
これは、販売スタッフや営業スタッフが、初対面のお客様に接するときにも共通しています。
最初から急激に距離を縮めようと考えず、まずは今回紹介したような方法で、相手に良い印象を与えて心をつかむことからはじめましょう。
まとめ
本記事で紹介したように、親しくなりたい相手の心をつかむためには、自分自身が初対面の人に「こんなふうに接してもらえると嬉しい」と思うことを実行することです。
親しくなりたいと思えば思うほど難しく考えてしまいがちですが、あまり難しく考えず、いつものように自然に振る舞うことが大切です。
また、普段から話しかけられやすいよう、明るい表情や雰囲気を醸し出すことも忘れないでくださいね。