米や野菜の保存、どのようにしていますか?
葉物野菜や根菜、丸ごと1個購入した野菜など、一度に食べきれずに結局痛んでしまって使えなかった。そんな経験はありませんか?
「もう少し上手に保存できたら、最後まで食べ切れるのかな?」と思ったことがある人も多いかもしれません。
この記事では、米や野菜などの保存法を紹介します。適切な保存法がわかれば、食材を美味しい状態で保存できムダにすることも少なくなるかもしれません。
米の上手な保存
米は、空気に触れることで乾燥が進み酸化してしまう性質を持っています。
そのため、保存する時は、空気に触れる面積をできるだけ少なくするのがポイントです。
ペットボトルの容器に入れて保存する方法がいいとよく言われているのは、空気に触れる面が少ないので酸化防止になるという理由からだったのですね!
米を保存する際の理想的な環境は、温度が10~15℃ぐらいの湿度が低く直射日光が当たらない場所。
夏は室内の温度が高くなるので、5~10月ぐらいの期間だけでも、冷蔵庫の野菜室で保存できると理想的です。
米を低温で保存すると、酸化の速度が遅くなりその分美味しさを保てるのだそうですよ! 冷蔵庫の中で保存する場合は、場所をとらないようにフリーザーバッグなどを利用してみるのもひとつの方法です。
野菜の上手な保存法
野菜の保存で気をつけたいのは、その野菜が低温での保存に向いているかどうか、また乾燥しやすいかどうかなどを考慮すること。
多くの野菜は水分をたくさん含んでいるので、その水分が奪われると劣化や傷みにつながるのだそうです。
冷蔵庫の中に入れた野菜が、時間がたつとしなびていくのは徐々に水分が蒸発するため。切り口などを乾燥しないように工夫して蒸発を防ぐのが上手な保存法です。
定番野菜の上手な保存の方法を紹介します。
じゃがいも・玉ねぎ
じゃがいもと玉ねぎは、水分が蒸発しにくい性質です。そのため、冷蔵庫に入れる必要はありません。
通気性のいいカゴなどに入れて冷暗所に置きます。この時、買った時のビニール袋に入れたままだと劣化しやすいので、袋から出すようにします。
新じゃがいもは、日光に当たるとソラニンと呼ばれる毒素が出て緑色になることがあるので、新聞紙に包んで保存しましょう。
さつまいも・里いも・山いも
さつまいも、里いも、山いもは、冷蔵庫のような低温を嫌うので、新聞紙で包んで涼しい場所に保存します。
にんじん
にんじんは、乾燥しがちな野菜です。1本ずつラップで包み冷蔵庫の野菜室で保存します。
買った時のビニール袋のまま保存すると、劣化が進みやすくなるので注意しましょう。
キャベツ
丸ごと1個の場合は、ポリ袋に入れて袋の口をしっかり閉じる、またはラップでピッタリと包みます。
カットされたものは、カット面が空気に触れないようにラップで包むようにします。冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。
かぼちゃ
種とワタを取りラップで包んで、冷蔵庫の野菜室で保存します。
青菜
ほうれんそうや小松菜などの青菜類は、乾燥しやすい野菜です。湿らせたキッチンペーパーで包んだあと、ポリ袋にふんわりと入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
大根
丸ごと1本の場合は、葉を切り落としたあと、根の部分を3等分ぐらいに切り分けます。
切り口の部分に湿らせたキッチンペーパーをかぶせるようにしてポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
あらかじめカットされている大根の場合も同様です。
白菜
白菜は水分が蒸発しやすい野菜です。
鮮度を保つために、芯の部分を取り除いたあと、切り口に湿らせたキッチンペーパーをかぶせるようにします。
ラップで包むかポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
もやし
もやしは傷みやすい野菜です。
袋に入ったままの状態で、冷蔵庫のチルド室に入れて保存します。
使いかけのものが残った場合は、タッパーなどの容器に入れて水をひたひたに注ぎ、冷蔵庫の冷蔵室またはチルド室に入れて保存します。
水は、2日に1度交換しましょう。
まとめ
米と野菜の上手な保存法について紹介しました。米は低温で、野菜は乾燥に気をつけながら保存することが大切だとわかりました。
ですが、使用前には必ず痛み具合を確認してから調理してくださいね。
上手に保存して最後までおいしく使い切れたらいいですね!
Writer:starheart