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嵐山『清凉寺』へ向かう道にある、スープをメインとしたダイニングカフェ『Soup Dining PanBoo(スープダイニング パンブー 以下、パンブー)』。2018年3月のオープン以来、観光客や地元の方々から親しまれています。
モーニングからランチ、夜営業もしていて、シーンに合わせて利用ができますが、今回は自分好みのチョイスができる「チョイスランチセット」をご紹介します。
嵐山らしい、和を基調としたほっこりできる店内
元うどん店だったという店内は、竹林が近い周りの景観に調和するように、竹がたくさん使われ、和な雰囲気です。ほぼ当時のまま使っていますが、座席の仕切りは、陶芸家が作ったというタイルがアクセントになっていてかわいい!
オーナーの豊田 慈(とよだ めぐみ)さんがこの場所を選んだのは、観光地ながらゆったりとした雰囲気と、『清凉寺』に惹かれたから。たくさんの候補地のなかでも、ロケーションが気に入ったといいます。また、料理がしやすい広いキッチンだったのも、大きな決め手になったそうです。
店名のパンブーは、竹林=バンブーに引っ掛けたのでは? と思いきやそうではなく、豊田さんがパンダとブタが好きだから。パンダとブタだから『パンブー』にしようと、ご主人が店名を決めたのだそうです。店内にはパンダとブタの小物があちこちに置かれているので、ぜひ探してみてください。
嵐山では珍しい!?ベジやマクロビ料理が味わえます
メニューは素材にこだわったスープを軸に、植物性食材のみのベジタリアンメニューや、マクロビオティックの料理(動物性・砂糖・ハチミツ不使用)も用意されています。
観光地なのでお店はたくさんありますが、同店は食材にこだわっていることもあり、観光客だけでなく、体にいいものを食べたいと思う地元民や、ベジタリアンの外国人にも人気があるのだそう。
店内には食材の詳細が掲示されています。近所の有名な『嵯峨豆富 森嘉』の豆腐や、平飼い卵や無農薬野菜が使われていたり、みそやドレッシングは自家製。
少食さんもたくさん食べたい人も、それぞれのニーズに合わせて
11〜15時の間いただける同店のランチの特色は、自分で内容が決められる「チョイスランチセット」。お粥メインで少なめにとか、デザートもつけてしっかり食べたいとか、その時の食欲や気分で選ぶことができます。何を選ぶかは、オーダーシートに記入して注文。書き始めると楽しくてハマりますよ。
まずはメインとなるスープを選びます。季節に応じて内容がかわりますが、お粥やお味噌汁は通年用意されています。ベジタリアンとマクロビオティックのアイコン表示があるので、こだわる人は参考にしてください。サイズは、MとLの2種類から。
スープに入れるトッピングは、ココナッツ・アーモンド・ニンニクチップなど。3種類までは無料、4種類目から+10円で追加OK。どんな組み合わせにしようか迷います!
スープとトッピングがきまったら、主食を白米と玄米の二穀ごはんか天然酵母バゲットから、おかずはお肉かお魚か野菜かマクロビか、サラダやドリンク、デザートをつけるかを考えていきます。
迷って自分で決められない! という人は、見本のセットを注文しても。見本のセットから増減もできますし、スタッフと相談しながら決めてもいいですね。
おかずは、マクロビ料理の「車麩のカツ」をチョイスしました。米油を使いサクサクに揚げられていて、食べごたえしっかり。メインのおかずとして遜色ありませんでした。ヘルシーだから、食べたあと体がとても楽なんです!
夏はガスパチョなど冷製スープがありましたが、季節によってメニューは変更されるようです。一番人気の「甘エビのビスク」は、エビがたっぷり使われ、コクがあって栄養価も高くおいしいスープで、食べごたえも十分あります。
豆乳プリンとミニケーキのデザートはヴィーガン。そのため、しっかりごはんを食べても罪悪感低めかも!? コースのようにしっかりいただいたので、身も心も大満足になれました。
体に優しい料理を身近に感じながら、お客さん同士がつながってほしい
お店を開業するにあたり、スープをメインとしたのは、豊田さんがスープ好きだからなのだとか。スープを軸に、体に優しい料理を身近に感じてもらいたくて、『パンブー』をスタートさせました。
居酒屋やカフェなどいろいろなお店で働いたり、お客として訪れる中で、コンセプトがわからないお店に違和感を抱いていたと言います。そのため、自分がお店を出す時は、しっかりコンセプトを決めようと思っていたとか。
ベジタリアンの人も、肉や魚を食べる人も、糖質・脂質制限中の人も、食のこだわりや事情は人それぞれ。「マクロビやベジタリアン専門店にすると範囲が狭くなるのでジャンルは決めつけず、自分で決めて自分で食べてほしい。肉も食べられるし、野菜のみもOK、どっちも選べるのが理想で自由に楽しんでほしい」と豊田さんは語ります。
最後に
ゆったりと心も体も温まるランチタイムを楽しんでみてはいかがですか?
●嵐山で素材にこだわるおいしいご飯が食べたい
●自分好みのチョイスランチセットをつくってみたい
●スタッフさんと気さくに会話を楽しみたい
体にいい食事に舌鼓を打ちながら、スタッフの方や、もしかしたら隣のお客さまと会話が弾むかも?
一期一会の出会いを楽しんでみてくださいね。
Writer:デブ子デラックス
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。