『MISO POTA KYOTO 京都本店』は、京都市営地下鉄「烏丸御池駅」から徒歩8分、テイクアウトメインのお店です。店内にはイートインも3席あり、「みそポタ」と、「みそポタ」にあうサイドメニューが提供されています。
「みそポタ」ってなに?
「みそポタ」は、ごはんにもパンにもあうスープ。丁寧に下ごしらえした野菜などの具材を、ポタージュ仕立てにし、その具材に合う味噌で味付けしています。トロッと濃厚な味わいにほんのりと味噌の風味が香ります。
野菜と味噌というシンプルな素材で、味噌汁より塩分も控えめなため、お年寄りや海外から来たベジタリアン、ヴィーガンの方々にも人気なのだそう。ちなみに「みそポタ」とは、味噌汁とポタージュを掛け合わせた造語です。
フォトジェニックさも人気の「ふわあわ」
店内では日替わりで常時3〜4種類の「みそポタ」が味わえます。イートインは3席と少なめですが、テイクアウト用のカップではなく器で提供されるので、もし席が空いていたら店内でゆっくり味わってみてくださいね。
こちらはオーガニック豆乳の「ふわあわ」トッピング。豆乳風味の泡は食べ応えがあり、見た目もフォトジェニック。たっぷりとのっているので、途中でテーブルの青のりをかけて味変しても。「ふわあわ」はテイクアウトにもついています。豆乳が苦手という方には「ふわあわ」なしで、70円返金サービスも。
みそポタと一緒に食べたいサイドメニューも。「ほとんどの人が注文する」という人気メニューが「有機玄米焼きむすび(具なし)」。200グラムのお米を使った塩むすびを、ごま油と有機しょうゆでカリッと揚げ焼き。ごま油と醤油の香ばしさが食欲をそそり、みそポタとの相性もマル。
200グラムといえばコンビニのおにぎり約2個分。食べ応えもバッチリです。他にも「有機玄米塩おむすび」や寒天とごま、ラー油を加えた「ヘルシー担々麺風」(共にセット200円、単品250円)なども。こちらはすべてテイクアウトにも対応しています。
人気の味は
電子レンジ対応のお持ち帰り用パウチも。一番人気はとうもろこし&豆乳&玉ねぎのみそポタ「なごみの黄」。北海道産のとうもろこしを使用。コクのある米みその風味ととうもろこしのつぶつぶがたまりません。とうもろこしは割と好き嫌いなく万人受けするので、プレゼントに買っていかれる方が多いそうです。
二番人気は、「ごほうびの黄金」。さつまいもとかぼちゃのみそポタで、ジンジャーパウダーが入っています。さつまいも&かぼちゃの甘みでしあわせな気分に。ジンジャーパウダーで体が温まると女性に人気なのだとか。
三番目はリピーターの多い、クセになる味の「やみつきの黒」。ブラウンマッシュルーム&玉ねぎ&トマトのみそポタで、ブラウンマッシュルームに昆布や干ししいたけなど旨み素材がたっぷり。さらに有機の八丁味噌と米みそで味付け。少し黒いのは、健康に良いとされる竹炭パウダーが入っているからなんですよ。
保存しやすく、レンジで簡単に調理できるので、二日酔いや病気の時の非常食として買っていかれる方もいるのだとか。素材まるごとの栄養が入った、食べやすいポタージュタイプ。食欲がなくてもこれなら食べられそうですね。
「みそポタ」に込めた想い
「味噌汁の地味なイメージを払拭したかった」と話すのは、みそポタの女将で味噌ソムリエでもある床 美幸さん。「みそポタ」をはじめようと思ったのは、東京で人材サービス会社を経営していたときだといいます。忙しい日々の中で、「働く人々の健康状態が気になって、人を元気にする仕事がしたいと思いました」と床さん。
スーパーフードと言われる味噌に惹かれ、最初は味噌汁を提供するスタンドをしようと思っていたのだそう。しかし、パン食が増えている今、「味噌汁ではパンに合わない、パンにもご飯にも合うものを」と考え、みそポタを思いついたのだとか。
最後に
「みそポタ」は、素材に国産を中心に有機味噌や有機玄米など、こだわりのものを使用。「味噌で人を元気にしたい」と話す床さんの言葉通り、体にやさしく味わい深いメニューがそろっています。
●野菜不足が気になっている
●手軽にヘルシーで美味しいものが食べたい
●ちょっと変わった京都グルメを味わいたい
味噌汁のほっこり感にポタージュのとろみという、新しい感覚を表す街として京都を選んだという床さん。こだわりの「みそポタ」を、ぜひ一度味わってみてください。
※本記事内の価格は全て税別
Writer:二木 繁美
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。