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湿気に弱く、広がったりうねったりするまとまりのない髪。
その原因は、髪の乾燥によるものかもしれません。
髪の乾燥は日常生活のささいなことが原因で加速するもの。
しかし逆に、ささいなことに気をつければ、つやつやな髪も夢ではないのです。
それでは、しっとり潤った髪を取り戻すためのヘアケア方法を紹介していきます。
大人の髪が乾燥する原因
子どもの髪は大人と違ってうるうるつやつやですよね。染めたことがないからでしょうか。
しかし染めたことがない大人でも、髪の毛がゴワゴワで乾燥している人もいますよね。
大人の髪が乾燥する原因のほとんどが、「これまでのダメージの蓄積」によるものです。
◆ドライヤーによる熱
◆紫外線
◆皮脂の多さによる毛穴詰まり
◆繰り返したパーマやカラー
◆スタイリング剤(流し残し)
などから、日常生活より髪はダメージを多く貯めこんでいます。
受けたダメージは髪の表面、キューティクルを剥離。
髪の内部の水分がキューティクルの剥がれた隙間をぬって、蒸発していきます。
その結果、髪の内部に空洞ができて強度がなくなり、ゴワゴワ・パサパサした質感になってしまうのです。
乾燥した髪には「補修」が必要
残念なことに、一度ダメージを受けてしまった髪は、自己修復することができません。
「放っておけばそのうちきれいになる」ということはありえないのです。
受けたダメージを回復するには、外部からの「補修」が必要不可欠であると同時に、美髪への近道です。
穴のあいた壁は埋めるのではなく、壁紙を上から貼ったあとにつなぎ目を消し、見た目をきれいに直しますよね。
同じように髪も、キューティクルや栄養分を外から補うことで、素早くしっとりさらさらの髪にすることができるのです。
また、補修を行うことで、これ以上ダメージを進行させない効果もあります。
美髪を目指す人は補修に力を入れましょう。
自宅で潤いを取り戻す補修方法
【自宅でできるヘアケア1】シャンプーを変える
自宅シャンプーで市販品を使っている場合、裏の成分表に下記3つのどれかひとつでも入っていないか、チェックしましょう。
◆ラウリル硫酸Na
◆ラウレス硫酸Na
◆オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
これらは市販品のほとんどに入っていますが、強力な洗浄力と泡立ちなどのために、よく使用されている成分のようです。
必要以上に皮脂を落としてしまうため、髪、頭皮にダメージを与えているとされています。
シャンプーは毎日使うものですので、なるべく低刺激が理想ですよね。
とはいえ、洗浄力も無視できないのも事実……。
そこで、オススメなのがこちらのシャンプーです。
『ADJUVANT』の「リ:シャンプー」です。
刺激が少ないのに洗浄力はしっかりあり、傷んだ髪に◎なシャンプーです。
美容師にも愛用者が多いのだとか。
強い傷みが気になる方は、さらに補修効果の高い「リ:プラチナム シャンプー」をオススメします。
【自宅でできるヘアケア2】コンディショナーとトリートメントを使う
コンディショナーを毎日使うから、ヘアケアはばっちり!と思っている方も多いのではないでしょうか。
コンディショナーは表面のコーティング剤であって、内部に栄養は行き渡りません。
そのため、内部補修にはトリートメントを使い、コンディショナーはその後につけるのがGOODです。
トリートメントとコンディショナーの正しい使い方も、覚えておきましょう。
(1)シャンプー後、タオルドライで髪の水気をしっかりきる(トリートメントが流れてしまわないように)
(2)髪の毛先→中間→根元1cm上の順番でつけていく
(3)目の洗いコームで梳かし、全体に行き渡らせる
(4)温かいタオルで巻き、5分ほど放置
(5)トリートメントを洗い流したら、再び水気をよく切り、コンディショナーを全体に塗り、その後すぐにしっかり水で流して終了
実際に美容師に聞いたところ、毛先は画像のように指で揉み込むようにつけると良いと言われました。
毛先を両方の手で挟み、上の手で髪を抑えながら下の方の手を毛先に滑らせる。
今度は先ほど滑らせた手で髪を抑え、先ほど髪を抑えていたもう片方の手を毛先に滑らせる。交互に繰り返す。
少し面倒ですが、傷みがとくに気になる場合は試してみてください。
オススメのヘアトリートメントは『資生堂』の「フィーノ」です。
市販品の中では頭一つ抜け出た口コミで、長年多くの人に愛用されているヘアトリートメントです。
成分は「一般のトリートメント剤」といった印象ですが、配合バランスが良いのか、髪がしっとりさらさらになる、と評判が高いようです。
【自宅でできるヘアケア3】お風呂上がりはヘアオイル
お風呂上がりは、なるべく早めに乾かすことで髪の毛を乾燥から守ります。
とはいえ、ドライヤーの熱も髪の毛にはダメージです。
水分を髪に閉じ込め、熱からも守る効果のあるヘアオイルを活用しましょう。
ヘアオイルの正しい塗り方も要チェック。
(1)しっかりとタオルドライをする
(2)ヘアオイルを適量手に取り、毛先、髪の中間、根元1cmになじませる
(3)ドライヤー後も1〜2滴、毛先になじませる
基本はヘアトリートメントと同じやり方です。
つけすぎると枕がべっとりしてしまうので、指示にある用量を守りましょう。
オススメのヘアオイルは一時期ブームになった『モロッカンオイル・ジャパン』の「モロッカンオイル トリートメント」です。
甘い香りは好みが別れるかもしれませんが、塗ったあとのしっとり感とまとまりは、一度使うと手放せません。
【自宅でできるヘアケア4】ドライヤーの乾かし方にも注意
ドライヤーの乾かし方にも気をつけましょう。
やたらと温度の高いドライヤーを使っていたり、
一方向にばかり熱を当て、髪の毛をガシガシと雑に扱っていませんか?
ドライヤーは風の勢いが強く、温度の低いタイプが◎。
風を上から下に当て、軽く手グシで梳かしながら乾かします。
9割ほど乾いたと感じたらストップ。冷風をあて余熱をとり完了です。
乾燥した髪は自宅ケアできれいになる
乾燥した髪でも、扱い方によってはサロンに行ったような美しい髪になれます。
痛んだ髪を正しく補修するために、良いケア用品を選ぶことが大切です。
使い方、自分に合ったアイテムを知り、冬でもしっとりさらさらの髪を目指しましょう。
Writer:あすなろ