冬にはイベントごとも多く、ホームパーティーをする機会が増えるという人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、近年ジワジワと知名度が上がってきているラクチンな「ポットラックパーティー」のやり方と注意点についてご紹介いたします。
ポットラックパーティーとは?
ポットラック(potluck)とは「ありあわせの料理」という意味で、ポットラックパーティーとは、ありあわせの料理をみんなで少しずつ持ち寄るパーティーのことです。
ポットラックの起源や語源については、下記のような説があります。
◆招かれたお客様が、「pot = ポット」の中に何が入っているか「luck = 運」をかけることから
◆先住民の習慣が馴染みやすいものに変化したから
◆ネイティブ・アメリカンの儀式のようなものだったから
どの説が正しいのかは不明ですが、アメリカやドイツでは、日常的におこなわれているホームパーティーの形式のひとつです。
何を持って行くべき?
ポットラックパーティーに参加する全員が、必ず何か1品を持ち寄るのがマナーとなっています。
でも、難しく考えなくて大丈夫。
肉料理や魚料理、パスタやピザといったメイン料理でもいいし、サラダやスイーツ、ドリンク類、紙皿や紙コップ、紙ナプキンなど、パーティーに必要なものであればOK。
また、海外では手料理が多いようですが、手作りにこだわる必要はないですし、日本では人気のお店やパーティー会場に近いお店で買ったものを持ち寄ることも多いようです。
参加者同士で不満が出ないように、あみだくじやジャンケンなどで何を持ち寄るかを決めておくのもオススメです。
ポットラックパーティーにオススメな料理
ポットラックパーティーがはじめてだと、具体的に料理に何を持って行ったらいいか迷いますよね。
そこで、この項目では、持ち寄るのにオススメな料理を紹介しちゃいます。
持ち寄るのにオススメな料理
◆ピザやおにぎり、お寿司、サンドウィッチなど手で持って食べやすいもの
◆パスタやサラダ、シチューなど取り分けやすいもの
◆クッキーやチョコレート、スナック菓子など気軽に食べやすいもの
◆ジュースやお酒などのドリンク類
思っていたよりも、ずっと馴染のある食べ物や飲み物だったのではないでしょうか?
ポットラックパーティーは、「珍しいものや美味しいものを持って行かなくちゃ!」と力を入れるよりは、身近なもので気軽にパーティーを楽しもうというスタンスです。
開催場所やゲストにもよりますが、あまり背伸びや無理をしないことも、パーティーを楽しむためのひとつのコツと言えるでしょう。
開催するときの注意点
ポットラックパーティーは、ゲストが1品ずつ持ち寄るパーティーなので、全員が親しい友人や顔見知りであるほうがトラブルや不満が少ないようです。
また、顔見知り程度での開催の場合には手料理などにせず、買ってきたものを持ち寄るほうが気軽に参加しやすいでしょう。
手料理のポットラックパーティーを開催しようとしている場合には、事前に、手作りの料理が苦手ではないかどうかも確認しておくと親切ですね。
そのほか、持ち寄るものが被らないように「前菜・メイン・ドリンク・食器類」など担当を決めておいたり、持って行く料理の量がわかりやすいようゲストにおおよその参加人数を伝えておいたりするとスムーズな開催が期待できます。
さらに、毎回のように持ち寄るカテゴリが同じにならないよう、「今回メイン担当だった人には、次回はドリンクの担当をしてもらう」というような配慮もあれば不満が出にくいでしょう。
招待されたときの注意点
ポットラックパーティーに参加する場合は、ゲストである全員が、1人1品ずつ何かを持ち寄るというのがマナーであり、暗黙のルールとなっています。
何を持って行けばよいか迷うときは、ゲストに「前菜・メイン・ドリンク・食器類のうち、どのカテゴリが不足気味か」を尋ねてみるのがオススメです。
また、ゲストたちと親しいようであれば、何を持って行くのかを話し合ってみてもいいですね。
そのほかの注意点として、誰かが持ち寄ったものに対して不満を言うのは、もちろんNGです。
でも、毎回のようにメイン係という状況が続いているときには、みんなの前で「メインの持ち寄りが続いているから、次はドリンク担当がいいかも」などと提案してみましょう。
まとめ
寒くてお天気が悪い日も多い冬は、あたたかい料理と親しい友人たちに囲まれながらのホームパーティーが人気です。
とくに、今回紹介したポットラックパーティーは、ホストに負担がかかりにくくゲストと楽しめる時間が多く持てるというメリットがあるため、知名度も高まりつつあります。
負担の少ない素敵な持ち寄りパーティーを、あなたも開催してみませんか?