『MICASADECO&CAFE KYOTO』は、阪急電車の起点「京都河原町駅」から徒歩5分の場所にあります。もともと旅館だったという京町家の外観はそのままに、内装だけを変えていて、京都らしい風情のある店構え。
細長い通路を、奥へ進んで店内へ。その形から“鰻の寝床”と呼ばれる京町家の“京都っぽい”空間が楽しめます。奥には、洋風のかわいい空間が広がり、町家の外観とのギャップが楽しめる造りとなっています。
京都店だけのお楽しみ!抹茶のパンケーキ
京都店の人気ナンバーワンが、「抹茶/京都店オリジナルパンケーキ」。ふわふわのパンケーキは、東京や大阪のお店でも人気のメニューですが、抹茶を使ったパンケーキは京都限定。これを目あてに、わざわざ京都に来るお客様もいるのだとか。
ふわふわのパンケーキは、抹茶が濃いめのほろ苦風味。ホワイトチョコと抹茶を合わせた、甘いソースをたっぷりとつけてどうぞ。ベーシックなお味を堪能したら、お皿に乗った生クリームとあんこで味変も。少し塩気がある生クリームは、チーズのような味わいで、飽きることなく食べられます。
パンケーキは、期間限定も含めて約8種類。違う種類のパンケーキを頼んで、シェアするお客様も多いのだとか。写真を撮りたくなるメニューですが、せっかくのふわふわ、出来たてを召し上がれ。
喫茶店のプリンをイメージした「レトロプリン」
昔の喫茶店から抜け出たようなビジュアルの、「レトロプリン」。甘めのプリンに生クリームがたっぷりで、お子さまにも人気のメニューなのだとか。カラメルがほろ苦くて、大人でも楽しめる味です。
たっぷりと乗った生クリームは、パンケーキに使用しているものと同じ。少し塩気があり、クリームチーズのような味で、ミルキーなプリンとも相性がいいのです。
カフェ飯も充実
こちらはしっかりとご飯も食べられるカフェ。人気メニューのひとつ、「自家製角煮の玄米オムライス」は、自家製の角煮とそのダシをご飯に混ぜ込んだ、和風オムライス。ちなみにこちらのお店は、ごはんにすべて玄米を使用しています。
ゴロッと角煮が入った甘辛いご飯が、生クリーム入りのたまごとよく合う! 自家製角煮は、しょうゆベースのダシで半日ほどかけて炊いていて、柔らかく口の中でとろけます。
ごはんには、フレッシュな生姜のみじん切りも混ぜ込まれていて、甘すぎず、さっぱりと食べられます。上の赤い粉はパプリカパウダー。辛くないのでご安心を。
かわいいラテでほっこり
ドリンクメニューも充実。緑茶から、スムージー、シェイク、さらにワインやシャンパンなどのアルコールまでそろっています。ぜひ注文して欲しいのが「カフェラテ」。かわいいラテアートに、心が和みます。
ラテアートはその日の担当によって、絵柄が違います。常時3種類ほどの絵柄があり、「空いてる時間帯なら、リクエストも大丈夫ですよ」と、店長の藤原優子さんが教えてくれました。
最後に
店内には、10名まで入れるVIPルームもあります。障子を開ければ坪庭が見え、天井は、網代天井(あじろてんじょう)と呼ばれる作りになっています。網代天井は、薄い木の板を編んで作られていて、茶室などにも使われる凝った作り。旅館時代のなごりを感じられます。
VIPルームは予約も可能で、使用料は無料。空いていれば1名から利用できます。ただし少人数での利用の際は貸切にはならないのでご留意を。
●京都っぽい雰囲気を楽しみたい
●抹茶のパンケーキを食べてみたい!
●美味しいランチを探している
そんな方にピッタリのカフェ。京都散策の合間に立ち寄ってみてはいかが。
Writer:二木 繁美
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。