彼氏に不満があるとき、つい「何で○○してくれないの?」と伝えてしまうことはありませんか? 実は、この伝え方では彼氏にあなたの気持ちが伝わりにくいだけでなく、彼を怒らせてしまう可能性もあります。では、彼氏に不満があるときは一体どのように伝えるのがベストなのでしょう?
今回は、彼氏に不満を伝えるときに「何で○○?」という言い方が良くない理由と、オススメの伝え方を紹介します。ケンカを避けつつ彼氏に不満を伝えたい女性は、ぜひ参考にしてみてください。
女性は「質問」で気持ちを伝えたがる
女性は、自分の気持ちを遠回しに表現しがちです。
その代表例が、「私と仕事、どっちが大事なの?」というセリフ。
おそらく、どちらの答えをもらっても納得しない女性が多いでしょう。
その理由は、「どっちが大事なの?」なんてことを本気で聞きたいワケではないからです。
女性は会話に共感を求めることが多く、この質問に関しても、女性は自分に共感してくれることを望んでいると考えられます。
この場合本当に主張したいのは、実は「さみしい」という気持ちですよね。
この部分を自分でも気付かない女性は意外と多く、そのせいで多くの女性が無意識に遠回しな表現をしています。
というのも、人には本当の感情を隠すために怒る性質があるからです。
たとえば、子どもに「何でこんなことしたの!」と怒るママがいたとしたら、その裏側には「また時間に遅れる」という焦りや、子どもを心配する気持ちなどが隠れています。
しかし、人は無意識に自分の感情を怒りで隠そうとするため、その結果「何でこんなことしたの!」という言葉に換わってしまうのです。
では、彼氏に不満を伝えたければ、どんな伝え方をすればよいのでしょうか。
彼氏に不満を伝えるために考えるべきこと
【ステップ1】まずは自分の気持ちを考える
もし彼氏に「何で○○?」と言いたくなったら、その感情をそのまま彼氏にぶつけるのではなく、まずは自分の気持ちに注目することをオススメします。
仮に「何で連絡してくれなかったの?」と言いたかったとすれば、そのセリフの裏側には「心配した」という気持ちや「さみしかった」という気持ちが隠れているかもしれません。
自分ですら気付けないあなたの気持ちに彼氏が気付いてくれるなんてことは、まずあり得ないでしょう。ましてや女性よりも鈍感な男性が多いことを考えると、よっぽど勘がいい男性でなければ女性の本心には気付けないと考えられます。
遠回しに伝えようとして変に仲がこじれるくらいなら、最初からストレートに伝えた方がよいのではないでしょうか。
彼に対して「何で?」と思ったときは、自分が何に対して不満を感じているのか、本当はどうしてほしいと思っているのかをよく考えてみましょう。
【ステップ2】ベストな伝え方を考える
次のステップは、彼にどう伝えるかを考えることです。
同じことを伝えても、伝え方によって伝わり方は大きく異なります。
たとえば、「電話してって言ったよね?」と伝えるのと「電話こないから心配したよ」と伝えるのとでは、伝わり方が大きく異なりますよね。
もしも彼を責めるような言い方しか思い付かないなら、彼ではなくあなたの視点で考えてみましょう。
具体的には、
◆「あなたはどうして○○?」→「○○を直してくれると私はうれしい」
◆「あなたは○○すべき」→「私は○○してくれると助かる」
◆「あなたは○○してくれない」→「○○してくれなかったら私は困る」
という感じですね。
ポイントは、彼に対する不満や否定的な言葉を伝えるのではなく、あなたの気持ちや要望をストレートに伝えること。そうすれば、きっと彼氏も素直に聞き入れてくれますよ。
結局ストレートに伝えるのが一番
今回は、彼氏に不満を伝える際に「何で○○?」という伝え方が良くない理由と、オススメの伝え方を紹介しました。
男性は女性に比べると単純ですので、結局はストレートな伝え方が一番です。ただし、その場の思い付きや感情の高ぶりだけで行動しないよう、くれぐれも注意しましょう。
Illust:koharu