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「都会を離れ、少しのんびりしたい」、「美味しい魚介を存分に堪能したい」。
そう思い立ったら、京都府舞鶴市への日帰り旅がオススメ。
舞鶴は、日本海に面した京都府北部の港町。
なんといっても、自慢は新鮮な魚介!
そして、海上自衛隊の基地があり、護衛艦を至近距離から見学できるクルーズも楽しめてしまいます。
2020年大河ドラマ『麒麟がくる』の主人公・明智光秀の盟友であり親戚でもある戦国武将・細川幽斎ゆかりの地としても注目される舞鶴。
まさに今が“行きドキ”!
本記事では、舞鶴のグルメをご紹介します。
舞鶴の新たな冬の味覚「特選京鰆(とくせんきょうさわら)」
舞鶴の冬の味覚といえばブランド蟹「舞鶴かに」が有名ですが、ここ数年で一気に注目を浴びるようになった冬の味覚が「京鰆」。
「京鰆」とは、京都府沿岸の定置網で漁獲された1.5kg以上の鰆のことで、京都府の「プライドフィッシュ」(地元漁師が選んだ本当に美味しい魚)にも選ばれています。
なかでも脂ののった3kg以上のものが「特選京鰆」。
漁獲後すぐに氷が打たれ、身割れしないように丁寧に扱われているブランド魚です。
今回特別に『京都府漁業協同組合舞鶴地方卸売市場』でセリの様子も撮影させていただきました。
魚体に傷や折れが生じないよう凹凸のないパレットを使用するなど、丁寧に扱うことで高品質・高鮮度をキープ。
「特選京鰆」の出荷は、11月下旬から3月下旬まで続くとのことです。
この贅沢は、産地だからこそ!「特選京鰆」をお刺身でいただく
「鰆」と聞いてお馴染みなのは「西京焼き」ですが、舞鶴では「特選京鰆」を産地ならではの食べ方で堪能することができます。
取材に伺ったのは、明治35年創業の『料理旅館 霞月(かげつ)』。
こちらでは、市場直送の新鮮な海の幸を様々な調理法で提供されています。
ゆっくり宿泊するのはもちろん、宿泊せず、予算に併せたコース料理のみを個室で楽しむこともできます。
甘みが強く、身が柔らかな「特選京鰆」をお刺身でいただけるのは、新鮮な魚が手に入る舞鶴だからこそ。
小皿に入ったお醤油にチョンとつけると、表面にフワッと広がる脂。
口に運ぶと、臭みはなく、甘い脂が口の中にトロけて広がります。
こんな贅沢、なかなかありませんね。
表面をバーナーでサッと炙った「炙り」は、香ばしさもプラスされ、奥深い味わいに。
炙りはポン酢との相性が◎です。
その他、しゃぶしゃぶや焼き物などでも提供。
バリエーション豊かな鰆料理をぜひ楽しんでくださいね。
その場で食べる? お土産にする? 新鮮な舞鶴の味覚が大集合! 『舞鶴港とれとれセンター』
舞鶴港で水揚げされたばかりの海の幸や、お土産にもピッタリな海産物加工品がズラリと並ぶのは、観光客に大人気の『舞鶴港とれとれセンター』・海鮮市場です。
外国人観光客の来訪も多く、外国人向けの観光案内所や免税カウンターも設置。
観光案内パンフレットも各種手に入ります。
夏は「岩がき」や「とり貝」、冬は「かに」などの旬のものから、舞鶴で獲れた新鮮な魚介類などなど、年間を通して様々な美味・珍味が揃うのが特長。
店内は威勢のいい掛け声で溢れ、そこにいるだけでどんどん元気が湧いてくる空間です。
各店舗で購入した海産物は、その場で調理してもらえることも。
休憩スペースで食べられるので、ぜひお店の方に訪ねてみてください。
とても親切に対応していただけますよ!
舞鶴の新鮮な魚介類以外にも、お土産ものが充実。
新鮮な生魚から作る、保存料無添加「舞鶴かまぼこ」が飛ぶように売れていました!
なかでも護衛艦パッケージの舞鶴かまぼこ(590円)が大人気。
筆者も購入しましたが、強い弾力があり、豊潤なお味。
何も付けずそのままでも大変美味しいのですが、“マヨ+七味”や“醤油+わさび”をつけて酒の肴に……。
たまりません!
舞鶴で生まれた「肉じゃが」と、海上自衛隊の現代に引き継がれた「金曜日はカレーの日」のコラボ!
「まいづる海軍金曜日カレー 肉じゃがカレー」(648円)はパッケージも可愛い!
「ご当地フードグランプリ」で金賞の受賞経験もある「旧海軍カレーカツ」(16袋入・702円)は、ピリリとスパイシーでおやつやおつまみにピッタリ。
個包装になっているのでバラマキ土産にも◎。
家族や友達、恋人と一緒に、もちろんお一人でも。
お腹はもちろん心まで満たしてくれる舞鶴グルメを堪能しに、足を運んでみませんか。