『フロランタン』は、JR東西線「北新地駅」から徒歩約2分。四ツ橋筋から東の北新地側に入った、すぐ右側のビルの4階にあります。高級飲食街が立ち並ぶ北新地にあるビル。なんだか大人な雰囲気にドキドキしながら、エレベーターで4階に上がりましょう。
カウンター中心のおしゃれな店内
店内はカウンター席が中心。カウンター8席と2人掛けのテーブルが2つ。側面のタイルがかわいいカウンターの後ろには、お酒がズラリ。色とりどりのお酒のボトルは写真映えしそうです。
お店の奥には、扉のない半個室が1つ。こちらでは、ソファでゆったりとくつろぎながらパフェを楽しめます。
こだわりのパフェは3種類
パフェは常時3種類。季節ごとのパフェ2種類と月替わりのものが1種類。個性的なビジュアルのパフェ。どれにしようか迷ってしまうので、カップルやグループでシェアするのもオススメです。
こちらは取材時の月替わりパフェ「くしゅくしゅ」。ネーミングもユニークです。取材時には、他にも季節変わりのパフェとして、栗とコーヒーの濃厚なパフェ「くるくる」、栗とオレンジの爽やかなパフェ「だんだん」(各1,780円)がありました。
「くしゅくしゅ」は、旬のいちごがメインのパフェ。フレッシュのいちごをベリーのソースとリキュール、砂糖と一緒に軽くマリネしています。
グラスの底には、ホワイトチョコとピスタチオを合わせた、濃厚なクリームといちごのジュレが。ほかにもいちごとの相性を考えた、シナモン風味のスポンジケーキや、ピンクペッパーで香り付けしたクランブルチョコなどが入っています。
そこにいちごと杏仁のソルベ、レモンのギモーブと飾りのチョコレート、ミントを乗せて仕上げ。パフェに使うスイーツやソルベはすべて手作りで、組み合わせた時のバランスを考えて作られています。
『フロランタン』流、パフェの楽しみ方
素材の組み合わせにこだわった同店のパフェ。このパフェを一番美味しく食べる方法を、シェフパティシェの北野さんにうかがいました。「上から順番に食べる方が多いのですが、実は混ぜた方が美味しく食べられるんです」と北野さん。
「飾りのチョコとギモーブを外し、パフェの横に添えられている『クレームダンジュ』を、スプーンですくってパフェに投入します。さらにグラスの中をかき混ぜて食べてみてください」と北野さん。
一見、お行儀が悪いように見えますが、これがオススメの食べ方。素材同士の相性が考え抜かれた、このパフェのポテンシャルを最大限に引き出せる食べ方なのだそうです。
ひとくち食べると口内に広がるいちごの風味。シャーベットの冷たい食感とスポンジケーキ、濃厚なピスタチオクリームなどが、口の中で一体となります。さらにアクセントとして、ピンクペッパーやシナモンの香りが広がって贅沢な味わいに。フレッシュのミントも、ただの飾りではありません。いちごと一緒に食べるのが、爽やかでオススメだそうです。
さらに、お酒をちょい足しして“大人のパフェver”にも。お酒の追加はプラス300円ですが、より深い味わいが楽しめます。お酒が飲める年齢でしたら、是非試してみてください。
パフェと楽しめるドリンク
パフェ専門店ですので、メインはパフェですが、パフェと一緒に楽しめるドリンクやチョコレートもあります。
「今月のフルーツカクテル」は、旬のフルーツを使用したフレッシュなカクテル。取材時はいちごのカクテル。上に生クリームと抹茶パウダー、凍らせたいちごを削ったものをトッピング。最初はそのまま、さらに生クリームとまぜてクリーミーにしても楽しめます。
旬のフルーツを使ったカクテルは、あっさりしていてパフェともよく合います。アルコールありとなしが選べるので、なしなら未成年も楽しめますよ。
1粒から楽しめるショコラ
もう少し甘さが欲しい時は、ちょっとつまめるショコラも。1粒(140円〜)から注文できます。箱を購入すれば、持ち帰りもOK。
箱は4個まで入る「小」(280円)、18個まで入る「中」(400円)、27個まで入る「大」(450円)の3サイズ。「小」は5色から選べます。しっかりした作りで、ちょっとしたプレゼントにも喜ばれそう。持ち帰りは箱購入が必須となりますが、一度購入して次回から箱を持参すれば、箱代はかかりません。
最後に
「大阪では珍しい、夜中でも甘い物が食べられるパフェ専門店です。夜でも食べられるようにあまりボリュームは出していません。甘いだけではなく、見た目の楽しみや感動も提供できれば」と、オーナーの角山克典(つのやまかつのり)さん。
客層としては圧倒的に若い女性が多いそうですが、中には年配の男性の姿も。「カウンター中心なので、男性でも入りやすいと思います。気軽にパフェを楽しんでいただきたいですね」と話してくれました。
混雑するのは21時過ぎくらいから。金曜、土曜が特に忙しいといいます。「予約も可能ですので、来る前にでもお電話いただけるとよりスムーズにご案内できます」と角山さん。
●一日の最後を甘い物でシメたい
●いつもと違うパフェを食べてみたい
●お酒は飲めないけど、夜の雰囲気を楽しみたい
そんな方にオススメのお店。自分へのご褒美タイムを、美しくて甘いパフェでシメてみてはいかがですか。
※記事内の価格はすべて税抜
Writer:二木 繁美
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。