気になっている異性や好きな人、友達になりたい同性などなど、「もっと話したい!」と思う気持ちを経験したことがある人も多いのではないでしょうか?
けれど、誰かと会話をするというのは、簡単なようで難しいですよね。
そこで今回は、「もっと話したい」が実現しやすい、言葉のキャッチボールのコツについて、実践例も交えながらご紹介します。
会話はお互い・全員で盛り上げるもの
誰かとの会話を楽しみたいときには、ひとりで言葉を口にするときは「独り言」、自分以外の人とおこなうのが「会話」だということを意識するのがオススメです。
そのため、「もっと話したい」と思う場合には、会話中の相手が「話していて楽しい」と思うような雰囲気を作ることが重要と言えます。
それほど難しくなく、少し意識するだけで実践できるような方法のみを4つご紹介します。
【1】相手の話を聞く姿勢に注意しよう
会話をしているときには、聞き役となることもあるでしょう。
このとき、話を「聞いているよ」と、相手に伝わるような姿勢で聞くことが大切です。
たとえば、タイミングよく相槌を打つことで、相手は「話を聞いてくれている」と認識することができます。
タイミングのよい相槌とは、相手の話の区切りの部分で打つ相槌のことです。
具体的に説明すると、相手が「今日、○○さんと遊びに行ってね」と言った「ね」のあとに打つ相槌のイメージです。
これがもし、「○○さんと遊びに」の「に」の部分で相槌を打ってしまうと、「え?このタイミングで相槌?この人、本当に話を聞いてくれているのかな?」となってしまいます。
また、区切りごとに相槌を打っていると、「この人、相槌を打ち過ぎ。もしかして、話は上の空?」となってしまう可能性があります。
これはとても難しいところですが、言葉の最後に「ね」を入れても違和感のない「文節ごと」に区切るとうまく相槌を返すことができますよ。
【2】聞き返してみよう
相手が「この前、すごく嬉しいことがあってさ」というタイミングで、「どんなことがあったの?」などと聞き返してみると、「実はね」と相手が話しやすくなります。
また、「私、ぬいぐるみが好き」という話が出たときに、「へぇ~、どんなぬいぐるみが好きなの?」などと聞き返すと、話が続きやすいです。
ただ、相手の話したいことが「ぬいぐるみの話」ではなく、たとえば「ぬいぐるみが好きで店に買いに行ったら、とても親切なスタッフの人がいて…」という話の場合もあります。
そういった場合には、途中で「どんなぬいぐるみが好き?」と尋ねてしまうと、相手がスムーズに話せずもどかしく感じてしまうかもしれません。
相手の言葉に耳を傾け、様子を見ながら聞き返すようにしましょう。
難しい場合は、話が終わったあとに、「私もぬいぐるみ好きだよ。○○さんは、どんな、ぬいぐるみが好きなの?」と尋ねてみましょう。
【3】共感してみよう
会話をしているときに、相手が「あぁ~」、「なるほど~」 などと共感してくれると、話し甲斐があるという人も多いのではないでしょうか?
相手が話しているときも同じで、たくさん共感してあげることで、話が盛り上がる可能性も高くなります。
「私はそうは思わないけどなぁ」と思うときもあるとは思いますが、「なるほど~、○○さんはそう思うんだね」などと、いったんは受け止めてあげましょう。
【4】自分の話もしてみよう
聞き役に徹するのも良いですが、自分のことについても話すことで、話題が増えて話が盛り上がる可能性も高くなります。
自分のことを話すときには、誰に伝わっても困らないような無難な内容にとどめておき、相手との距離が近くなってきたら徐々に自分のことを打ち明けていくのがオススメです。
相手が信用できる人かどうかも、じっくりと吟味しながら会話を楽しんでくださいね。
まとめ
会話は、話が弾めば「楽しいもの」となりますが、話が弾まないときには苦痛でしかありません。
また、「何か話さないといけない」と焦りを感じたり、自分だけが会話に入っていけないと感じた場合には疎外感を持ったりしてしまう人も多いようです。
今回紹介した、実践しやすい「言葉のキャッチボールのコツ」なども参考にしながら、ぜひ、自分なりの会話術を身につけてくださいね。