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前髪を切りすぎたり、ロングヘアーに憧れたり、髪を早く伸ばしたい理由はさまざま。
「髪を切ってもし似合わなかったらどうしよう」と不安に思い、なかなか髪型を変えられない人もいるのではないでしょうか。
髪を早く伸ばす方法があれば、ヘアカットももっと大胆にチャレンジできるようになれるかもしれませんね。
髪の伸びるスピードとは?
髪が伸びるスピードには個人差があるものの、そこまで大きな差が出ることはありません。
一般的に髪が伸びるスピードは下記が平均とされています。
・1日:約0.03~0.05mm
・1カ月:約1~1.5cm
・1年:約12~18cm
1カ月で伸びる平均はおよそ1cm程度。
この統計からすると、1カ月も待てば切りすぎた髪もだいぶ落ち着くかもしれませんね。
人より伸びが遅いと感じる原因は?
ほとんどの人が1カ月に1cm程度伸びるはずなのに、「自分は髪が伸びるのが人より遅いような気がする……」
このように感じることはありませんか?
髪に充分な栄養が行き届いていないと、切れ毛や抜け毛の原因となります。
伸びる間もなく自然と髪が切れたり抜けてしまうため、伸びていないように感じてしまうだけであり、髪自身は傷みながらも成長をしようとしているのです。
ほとんどの人の髪は思いがけないダメージで髪本来のポテンシャルを失い、傷みによる切れ毛や抜け毛で髪の成長を阻害しています。
つまり、1カ月に1cmも伸びない人は珍しくないのです。
髪に健康を取り戻すことで切れ毛や抜け毛を防ぎ、髪本来の成長速度を得れば「いつもより早く伸びている」と実感できるかもしれません。
髪の毛を早く伸ばす方法をご紹介
栄養がスカスカの状態で伸びた髪は、些細なダメージで切れたり抜けたりします。
成長を守り早く伸ばすためにも髪自体の健康を維持するのは必須。
そこで、髪の健康を保つための方法をご紹介します。
(1)傷んだ髪は迷わずカットを
傷んだ部分をカットすることで髪が伸びやすくなります。
もちろん、カットした部分から健康的な髪の毛が生えてくるわけではありません。
植物でも枯れた葉は切り落とした方が良い、という話を聞いたことはないでしょうか。
傷みの激しい部分を切ることで髪全体の切れ毛・抜け毛を防ぐと同時に、必要な栄養分を必要な箇所に充分に与えられるようになります。
(2)髪に必要な油分・水分を与える
水分のないスカスカな髪の毛は、小さな刺激にも弱くなります。
そのため湿気を浴びればうねってしまったり、髪全体が広がってしまったり……髪を本来の長さより短く見えてしまうのです。
油分・水分をきちんと与えることで髪が落ち着けば、うねりや広がりを抑えて本来の長さを保てます。
油分・水分を与えるには市販品のトリートメントを使用するだけでも充分です。
週に2〜3回程度のこまめなケアをしましょう。
(3)よく食べ、よく寝、よく動く
健康的な体ならば、よい血流を生み代謝を促進し、髪の成長サイクルを伸びやすい状態へ導きます。
とくに「よく寝る」は重要です。
寝ている間には、髪の毛にハリとコシを生む成長ホルモンの分泌が促進される、といわれています。
健康な髪はダメージに強く、髪の成長を阻害する切れ毛・抜け毛、うねりを減らします。
(4)頭皮の血行を促進
頭皮の血行を促進することで毛穴まわりの皮膚を健康に保ち、成長を妨げる皮脂汚れなどもつきにくくなります。
頭皮の血行を促進させるにはマッサージが一番です。
美容師さんがやるように、指全部の腹で頭を軽くキュッと押すだけでもOK。
気持ち良いと感じれば上手にできている証拠です。
(5)髪を伸ばす効果のあるヘアケア用品(育毛剤など)を使用する
育毛剤などヘアケア用品のほとんどが、髪と頭皮の健康を維持するために作られています。
髪の成長をサポートするアイテムですので、取り入れることで伸びるスピードに差が生まれるのではないでしょうか。
【番外編】今すぐに伸ばしたい!切りたくない!という人は
自身で髪の健康を維持し成長を促すのも大切ですが、美容師の力を借りて髪を伸ばす方法もアリです。
美容師に頼る髪の伸ばし方とはどんなものなのかご紹介いたします。
(1)ヘアエクステンションをつける
どうしても「すぐにでも髪を伸ばしたい」というのであれば、ヘアエクステンションを検討してみてください。
ヘアエクステンションはいわば「簡単には取れない付け毛」で、美容室でセットしてくれます。
地毛への編み込みやシール、チップを用いて地毛以上の長さを出し、もちろん洗ったりヘアアレンジしたりもできます。
肩にも届かないような短い髪でもあっという間にロングヘアーに変身できるため、伸びかけが我慢できない方にオススメです。
(2)「伸びっぱなしOK」なスタイルをオーダーする
髪の毛を伸ばす一番の方法は、やはり「切らないこと」につきます。
上の「傷んだ部分は迷わずカット」では髪を切ることを推奨しましたが、カットするべきは傷んだ部分のみです。
傷んでいない部分は切らないに越したことはありません。
とはいえ伸ばしっぱなしは髪がまとまりにくくなり、見た目にも影響が出てきます。
美容師に「伸ばしているので、今後傷みにくく伸びっぱなしでも大丈夫な髪型で」と伝えれば、髪質に合った伸ばしやすい髪型を提案してくれるでしょう。
髪を早く伸ばすには、美髪を心がけよう!
髪の毛を少しでも早く伸ばしたいのであれば、髪の健康を維持するのが近道です。
ヘアケアを取り入れ、髪が伸びやすい環境を意識して作るようにしましょう。