『※710』はOsakaMetro御堂筋線「本町駅」から徒歩約5分。シンプルな外観に※710のロゴが映える店構え。店前にかかる暖簾も、和食のお店らしくてすてきです。
店内はカウンターが18席。昼は納豆ランチ、夜は納豆料理をアテに飲める居酒屋さんに変身します。ランチは土日祝も休まず営業中!夜は日・祝のみお休みです。
ヘルシーでも満足!納豆ランチメニュー
ランチメニューは、丼スタイルの納豆かけごはんが約10種類。さらに、自家製なめたけやオクラなど、トッピング(各80円)も23種類と充実しています。納豆は小粒かひきわりを選ぶことができ、ご飯は大盛り変更無料。プラス200円で、納豆を2倍に増量できます。
ランチで人気なのが「カラフル」。納豆の他にアボカド、枝豆、明太子などが入った、その名の通りカラフルな丼です。
上に乗った、卵の黄身を混ぜ崩していただきます。卵は島根の「出雲卵」を使用。クリーミーな黄身に、アボカドと明太子の辛みが良く合う!枝豆のプチプチがいいアクセントです。お米は「コシヒカリ」。旨みが強く、香りと粘り気のある食感は、納豆との相性もマルですよ。
こちらも人気の「梅の花」。梅肉ときゅうり、山芋がのっています。口に含むと梅の爽やかな酸味が広がり、山芋の旨みと角切りきゅうりのカリカリとした食感がアクセント。
筆者は「梅と納豆ってケンカするんじゃないか」と思いましたが、同店の匂いが少ない納豆は、梅とも相性良し。目にも鮮やかな組み合わせで、体が喜びそうな一品です。
ランチには卵黄と日替わりの小鉢2種類、漬物、味噌汁、デザートが付いていて、しっかり食べられるのもうれしいところ。中でも味噌汁は、お店で出汁をとっていて、鰹と昆布の出汁が香り高い一品。プラス100円でおかわりも可能な、隠れ人気メニューです。
さらに週に2回ほど、ガトーショコラやチーズケーキなどのスペシャルなデザートが登場。曜日が決まっているわけではないので、その日に当たったらラッキーですよ。
糖質が気になる方に「カリフラワーライス」
ご飯の糖質が気になると言う方には、プラス300円で「カリフラワーライス」に変更可能。白米とカリフラワーライスを半々でブレンドしていて、糖質は100gあたり白米の約16分の1、カロリーは6分の1しかないんです。
糖質控えめでも満足感があるので、ダイエット中でもお昼はしっかり食べたいという方にオススメです。納豆との相性も良いそうで、一度食べたらリピーターになる方も多いのだそうですよ。
匂い控えめ。こだわりの納豆
同店の納豆は大阪・門真市にある『エイコー食品』の「極光(きわひかり)」を使用。『全国納豆協同組合連合会』が主催する納豆鑑評会で、何度も受賞経験があるブランド納豆です。
「極光」はスーパーなどでも販売されていますが、同店の「極光」は、オリジナルの浅め発酵のもの。大豆の蒸し上げ方と発酵具合を工夫して旨味を引き出し、さらに匂い控えめで食べやすい納豆に仕上がっています。
さらに納豆は、毎朝仕込みで400回かき混ぜています。この400回という数字は、昭和の美食家・北大路魯山人の納豆作法から導き出したもの。コクと旨みが増す回数として、科学的にも証明されているというのだから驚きです。
さらに納豆に合わせるタレにもこだわりが。お店で使用するオリジナルのタレは、毎日出汁をとって手作りしています。鰹と昆布の出汁に合わせ醤油を加えたタレは、そのままでも飲めるくらい、出汁が多めでやさしい味。
「市販のタレは醤油が強い物が多いですが、納豆の風味を損なわないように出汁を多めにしています」と店長の熊川智子さんが教えてくれました。
ユニークな納豆創作料理も
夜は納豆創作料理をアテに飲める居酒屋さんに変身。ぜひ食べて欲しいのが「納豆の天ぷら」。外カリ中フワに仕上げられた天ぷらに、塩とカレー塩が添えられています。オススメはカレー塩。スパイシーな風味が、納豆の旨みを引き立てます。
天ぷらの他にも、女子が喜びそうな「納豆明太子クリームチーズはるまき」(350円)や、自家製のキムチを使用した「キムチ納豆」(400円)など、どれにしようか目移りするメニューがそろっていますよ。
お酒は季節限定の日本酒がグラス500円から。さわやか系、フルーティ系、どっしり系など、メニューに“日本酒味わいマトリックス”がメニューに表記されているので、お酒選びの参考にしてみてくださいね。
最後に
「うちならではの納豆を楽しんで欲しいと思って頑張っています」と熊川さん。会社の同僚3人で始めたという同店。うち1人は、なんと“納豆嫌い”だったのだとか。いろいろ食べ比べて選んだという同店の納豆は、「臭くなくて食べやすい!」と、納豆が得意でない方にも支持されています。
50年間一度も納豆を食べられなかった男性が、「ここの納豆は食べられる」とリピーターになったというエピソードも。粒の細かいひきわり納豆が、特に食べやすいそうですよ。納豆が大好きな人はもちろんですが、あまり得意でない方も、ぜひ一度食べて見て。
●変わった納豆料理を食べてみたい
●健康のために納豆を食べられるようになりたい!
●納豆をアテに飲んでみたい
そんな方は、ぜひ『※710』へ。支払いは現金とPayPayで、クレジットカード不可なので、夜飲みの際にはご注意を。
※完全禁煙(外に灰皿あり)
Writer:二木 繁美
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。