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おにぎりは言わずと知れた、日本人のソウルフードのひとつ。
梅やおかか、こんぶなど定番の具材も外せませんが、最近のおにぎりの豊富なバリエーションにはワクワクするものがあります。
おにぎりをもっと楽しんでみませんか。
【1】アンチエイジングにも効果!?「マクロビ風ごま塩おむすび」
日本で古くから伝わる食養生の進化版、「マクロビオティック」。
玄米や全粒粉を主食に、豆や野菜、海藻などを食べるシンプルな食事方法に、陰陽論などを加えた思想やライフスタイルのことを指し、健康志向の人々の間では注目を集めています。
そのマクロビオティックでの基本食が「ごま塩」です。
強力な抗酸化作用で血液をきれいにし、滋養溢れるごま(陽性)と、血液濃度や体液バランスを調整する働きがあるとされており、新陳代謝のサポートや解毒作用などさまざまな効能を持つとされる塩(陰性)のバランスに優れた組み合わせ。
玄米と一緒に摂ることで、主食のみでも栄養食になるのだとか。
しかも作る際には、部屋中にごまを煎る香ばしい香りが充満しとても癒されます。
美容や健康にも理想的なごま塩のおにぎりは、忙しくても体をケアしたい現代女性にぴったりの立派な栄養食です。
◆材料(2個分)
・玄米 どんぶり1杯分 250g
・のり 2枚
・梅干し お好みで
・ごま塩 大2(有機黒ごま4:塩1)
(参考:マクロビオティック羅針盤『ごま塩レシピ』、マクロビオティック.com『抗酸化作用で老化を防止するマクロビ食箋「ごま塩」の作り方』より)
◆作り方
1. フライパンで塩を煎り、すり鉢でサラサラになるまでする
2. フライパンで黒ごまを煎り、香ばしくパチパチしてきたら、すり鉢に移す
3. 塩に黒ごまを加え、丁寧に心を込めてする
4. ボウルに玄米を入れ、作ったごま塩を加えて混ぜる
5. おにぎりの形に握り、のりで包む
※ごま塩は多めに作っても、密封容器に入れて冷蔵庫で保管可能
※ごま塩は一日に多くても大さじ3杯を目安に
※塩は天然塩がマスト
【2】香ばしい愛されレシピ「焼きおにぎり」
焼きおにぎりといえば、主婦にとっては万能の“余ったご飯の消費レシピ”のひとつであり、同時に炊き立てのご飯でも作りたくなるほど愛され料理でもありますよね。
焼きおにぎりは醤油派と味噌派で分かれるかもしれませんが、今回は「はちみつ×味噌」を塗るレシピで作ってみました。
味噌とはちみつのコクが相まって甘過ぎず、隠し味のみりんも味に奥深さをプラスしてくれます。また大葉がかなりいい仕事をしてくれるので、1つのおにぎりを2枚で挟んでも美味しいですよ。
◆材料(2個分)
・雑穀米 どんぶり1杯分 250g
・大葉 2枚
〇味噌 大1
〇はちみつ 小1
〇みりん 小1
・ごま油 適宜
・有機白ごま 適宜
◆作り方
1. 雑穀米でおにぎりを握る
2. ボウルで〇を混ぜる
3. おにぎりの両面に〇を塗る
4. フライパンにごま油を引き、両面焼く
5. 白ごまを振り、大葉で包む
※フライパンの焦げが気になるようであれば、アルミホイルなどを引いてください。
【3】大人から子どもまで大好き「オムライス風おにぎらず」
華やかで話題性のある「おにぎらず」は、ホームパーティーなどにも◎。
万人受けするオムライスを、おにぎらずスタイルに。
もちろんチキンライスで作ってもいいのですが、子供受けがよくパーティー感もあると思いあえて今回はウィンナーで作ります。
頬張ると口の中で、オムライスが完成する幸せな一品です。
◆材料(1個分)
・雑穀米 どんぶり1杯分 250g
・ウィンナー 4本
・コーン 20~30g
・葉野菜(レタス) 数枚
〇ケチャップ 大3
〇天然塩、あらびき黒コショウ 適量
・刻んだチーズ 適量
・焼きのり 2枚
・卵 2個
◆作り方
1. 雑穀米、コーン、〇でフライドライスを作る
2. 卵にチーズを加えて、卵焼きを作る
3. ウィンナーを茹でる(焼いてもOK)
4. ラップを引き、焼きのり→ライス→卵焼き→葉野菜→ウィンナー→ケチャップ→ライスを重ねる
5. 別の焼きのりを被せてしっかりと具材を包み、ラップをする
6. 半分にカット
【4】洋風食材とも相性ばっちり「スモークサーモン×アボカドおにぎらず」
スモークサーモンとアボカドといえばベーグルやサンドイッチの具にもなりますが、もちろんお米との相性もばっちりです。食感に変化をつけるために、シャキシャキの玉ねぎも加えます。
サーモンやアボカドの量はお好みで調整してくださいね。
◆材料(1個分)
・雑穀米 どんぶり1杯分 250g
・スモークサーモン 40g
・アボカド 半分
・玉ねぎ 1/4個
・マヨネーズ 小1/2
・天然塩、あらびき黒コショウ 適量
◆作り方
1. 玉ねぎを細切りにし、15分以上水に漬けて辛味を取る
2. ラップを引き、焼きのり→ご飯→アボカド→玉ねぎ→サーモンを重ねる
3. 天然塩・あらびき黒コショウとマヨネーズで味付けしたら、ご飯と焼きのりを重ねてラップをする
4. 半分にカット
【5】ピリ辛韓国料理のお供に「チュモクパブ」
激辛料理のブームやSNSのモッパン動画(韓国語で「食べる動画」)も相まって、最近目にするようになった韓国のおにぎり。
一口サイズの家庭おにぎりを「チュモクパブ」と呼ぶそうです。
家庭や合わせるメニューによっても具材は違うようですが、共通しているのが韓国のりとごま油。複数の具材をボウル内で混ぜるのも、ビビンバ(混ぜご飯)文化の韓国らしい料理ですね。
今回はおにぎりで韓国料理っぽさを出したかったので、コチジャンやキムチを入れましたが、辛い味付けの鶏料理などのソースや、スープに付けて食べるのが一般的のようで、あえておにぎりには辛みの代わりにマヨネーズを入れてまろやかな味わいにするレシピも。
◆材料(4個分)
・雑穀米 どんぶり1杯分 250g
・キムチ 50g
〇コチジャン 小1
〇ごま油 小1
〇有機白ごま 小1
・韓国のり 携帯用パック 10枚
◆作り方
1. キムチを細かく刻む
2. ボウルに雑穀米、刻んだキムチ、〇、韓国のりの約半分をもみのりにして混ぜる
3. 一口サイズのおにぎりを握る
4. 残った韓国のりをもみのりにし、振りかける
まとめ
おにぎり作りのアイデア、いかがでしたか。
お米という器の大きな素材だからこそ、幅広い具材や調理法とも合うのでしょうね。好きな具材を組み合わせ、あなただけのオリジナルレシピを楽しんでみては?