Osaka Metro御堂筋線「昭和町駅」4番出口より5分ほど歩くと、古民家でフレンチを提供してくれるお店『昭和町 おうちカフェ きっちん』が見えてきます。
昔ながらの空間で肩肘張らずフレンチを楽しめる
フレンチといえば格式高くて気軽に行きづらく、緊張してしまうイメージがありませんか?
ですが同店は、おうちのような雰囲気の店内が懐かしさと落ち着きを感じながらフレンチを楽しむことができます。
元々はカフェにする予定だった同店ですが、オーナーの井手 順三(いで じゅんぞう)さんは以前にフランス料理店を経営しており、当時のお客さんの要望もあり、再びフランス料理を提供することになったそうです。
また、そんな経緯から店名に「カフェ」の三文字を入れたのだとか。
お家のような空間で楽しむコースランチ
『昭和町 おうちカフェ きっちん』のランチでは、基本的にメインに魚か肉かを選べる「Aコース」(2,300円)、魚と肉の両方楽しめる「Bコース」(3,600円)の2種類のコースを提供しています。
今回は「Aコース」をいただきました。
内容は、
◆オードブル(前菜)
◆スープ
◆魚or肉
◆デザート
◆コーヒーor紅茶
メインには魚か肉、食後のドリンクはコーヒーか紅茶から選ぶことができます。
肉の種類によって価格が変更される場合もあるので事前に確認してくださいね。
また、ディナーの場合は、同じコース内容に突き出しがついて、それぞれのコースに+500円の値段で注文できます。
温もりに満たされたフレンチで昼食を
オードブルから華やかさとボリュームに圧倒されました。
こちらはシェフの気まぐれで、自家製のピクルス鰆(さわら)や、サーモンマリネのカナッペに牛ハムと豚ハムなど、一皿に贅沢なほど前菜を盛り合わせてくれています。
鰆には、マスタード、醤油、酢を使った、和風のソースがかけられており、フレンチでありながら、和の食材や調味料を使うことで、日本人にも馴染みやすい味になるよう工夫されているのだとか。
泡立てられた牛乳のクリーミーさが、キャベツのポタージュの繊細な甘さをより一層引き立ててくれます。
メインには魚料理をいただきました。
素材の美味しさを生かしたふわふわの食感の鯛に、パリパリに焼かれた皮の食感が良いアクセントになっていて、濃厚な新玉葱と味噌のソースの旨味がよく合います。
また、皮がパリッとした食感に仕上がっているのは小麦粉ではなく米粉で焼いているからだそうです。
油の吸収率も小麦粉に比べて低いので、あっさりした仕上がりになるのだとか。
メイン料理と一緒に、フワフワでモチモチした食感が特徴の自家製パンもついています。
この日の「お任せデザート」は、手前からプリン、サツマイモのタルト、焼きリンゴ、りんごのシャーベットの4種類をいただきました。
どれもすっきりした優しい甘さのなので、4種類も用意されていますが、食後でもペロッと食べられてしまうデザートです。
食後にはコーヒーをいただきました。
おうちのような安心感のある雰囲気の店内でほっと一息……。
肩肘張らずにフレンチがいただけ日々の疲れが癒されますね♪
最後に
学生時代に料理の専門学校に通い、アルゼンチンの日本大使館で公邸料理人を務めるなど、経験が豊富なオーナーの井手さん。
昔からのお客さんがオーナーのフレンチを熱望するのも納得できますね。
オーナーのもっと気軽にフレンチを楽しんでもらいたいという思いから、『昭和町 おうちカフェ きっちん』では定期的に家庭で作れるフレンチの料理教室も行っているとのこと。
●古民家でフレンチという組み合わせを体験してみたい
●気軽に本格的なフレンチを食べてみたい
●自分へのご褒美に少し贅沢な気分を味わいたい
このような方は一度『昭和町 おうちカフェ きっちん』を訪れてみてください。
Writer:真木 裕也
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。