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阪急「十三駅」から徒歩10分。商店街を抜けて少し歩いたところにある日本茶専門店。
“お茶屋さん”と聞くと敷居の高いイメージがありますが、同店は緊張せずゆったりと過ごせます。ほっこりした癒しの空間そのものです。
陽気で明るい店主が淹れる美味しいお茶を飲みながらホッと一息ついてみませんか。
お茶好きが口コミで集まる、日本茶の良さに出会えるお店
「あの店に行くといいよ」と他のお茶屋さんが推す日本茶専門店
『茶淹(チャエン)』には常連さんが沢山いらっしゃるそうです。
皆さん、どうやってこのお店を見つけて来られるのですか?と聞くと、ご自分で調べて県外から来られる方や、他のお茶屋さんから「あのお店、面白いから行ってみて」と聞いて来られた方もいるのだそう。
「日本茶の面白さを届けたい」とまっすぐな店主の小西伸治さんに惹かれて沢山の常連さんが足を運ぶお店です。
お茶の香りに誘われてホッと一息つける空間で日本茶を楽しんで
一般的に“お茶屋さん”と聞くと、なんだか堅苦しく正装で行かなければならないイメージがありますよね。
『茶淹』もお茶好きのマニアが集まるお店なら、さぞかし厳格なお店なのかな……服装や飲み方など作法にも気を配らないと……と、思っている人ほど良い意味で拍子抜けしてしまうのがこのお店の素敵なところ。
気さくでお喋りが大好きなご主人と、包み込むような優しい雰囲気を持つ奥様が日本茶を淹れてくれます。専門店と聞くと、ディープなお茶好きしか入店できないのでは?と思いがちですが、『茶淹』は一見さんも大歓迎だとか。
日本茶やお茶に興味があるのであれば是非、足を運んでみてください。
店内にはホッと一息つける和やかなムードが漂っています。
“お茶はこうやって飲むべき”という押し付けはなし
「日本茶は本当に奥が深い飲み物。だけど、ガチガチに緊張して飲んでほしいわけじゃない。お茶なんて好きに淹れて、好きなように飲んだらええねん」とニコニコ笑いながら語ってくれたご主人。
もちろん、厳密には茶葉ごとに適した飲み方はあるそうですが、それでも好みは人それぞれだと。お茶の正しい飲み方のようなものを重視するのではなく、あくまでもお客様一人ひとりの好みにマッチするかどうかが重要なのだそうです。
日本茶の面白さが分かる3種の日本茶飲み比べ
お客様にマッチするお茶を提案する『茶淹』ですが、あえてオススメしたいメニューがこの「3種の日本茶飲み比べ」(1,500円〜)です。私に味の違いなんて分かるのかな……と思う人ほど、一度試してほしい、日本茶の面白さが体感できるメニューです。
日本茶は同じ産地・同じ種類の茶葉であっても淹れ方を変えるだけでガラリと味が変化します。筆者もお茶の飲み比べは初めてで、違いが分かるのかなとおそるおそる勧められるがままに飲みましたが、驚きました。
銘柄や製法によって見事に味が違ったのです。更に日本茶は茶葉で淹れると通常2~3回淹れる事ができ、同じ茶葉を使っていても、その都度、色合いや味わいに変化が出ます。
その違いも存分に味わえ、日本茶が持つ奥深さをしっかりと感じられました。
この飲み比べをすると、日本茶の味わいや見た目が変わっていく様を目の当たりにできます。普段から日本茶に馴染みのない人でも自分の好みの傾向が探れるので、スーパーや百貨店で日本茶を購入する時の参考にもなるのだそうです。
もちろん単品の注文からでも大丈夫
もちろん一杯からでもオーダーはできます。産地や製法なども書いてあるので参考に選んでみるのもいいですが、とにかく迷った時はご主人に相談してみてください。熱心にアナタが気に入るであろうお茶を提案してくれます。
実は『茶淹』には日本茶以外の銘柄も沢山置いてあります。
本当にお茶が好きで、懐が深いご主人だからこそのラインアップです。
最後に
自身も日本茶のファンであり、お茶が持つ様々な良さを知っているご主人。日本茶は淹れ方がひとつに決まっておらず、型にはまらない魅力があります。
そんなお茶を楽しむお客さんで溢れているからこそ、店内では自然に会話が弾み、馴染みの常連さんはどんどんお茶についての知識に詳しくなるのでしょう。
●気軽に日本茶のお店に入りたい
●来客用や寝る前に飲むなど、様々な用途に合わせたお茶を提案してほしい
●日本茶がどんなものか一度試してみたい
そんなアナタは是非一度、お店に足を運んでみてはいかがでしょうか。
Writer:中村 晶子
※掲載内容は取材時の情報です。ご利用の際は最新の情報を事前にご確認ください。