梅雨時期になると、外は雨が降ってサッパリしないし、室内には洗濯物があふれて落ち着かないという人も多いのではないでしょうか?さらに、洗濯物のニオイやジメジメに悩まされている人も少なくないようです。
そこで今回は、「梅雨のジメジメした時期でも、洗濯物のニオイ悩みを吹き飛ばす対策とアイデア」について紹介したいと思います。
洗濯物が臭くなる原因は?
部屋干しをしたとき、ニオイが気になることも多いと思いますが、そのニオイの原因は「菌」にあるとされています。
服に残っている汚れや皮脂などを栄養にして増えていくニオイの原因菌「モラクセラ」は繁殖条件として「水分」を必要とします。そのため、部屋干しのように洗濯物がいつまでも湿気を持っていることは菌が繁殖しやすい条件となるようです。
(参考:『日本経済新聞』部屋干しの悪臭、原因は「モラクセラ菌」より)
梅雨時期にお風呂場で干すのはNG
お風呂場には24時間換気がついているので、洗濯物が乾きやすい乾燥した状態を保ちやすいのですが、梅雨時期にはいつまでも生あたたかく湿気が残っていることも少なくありません。24時間換気をしていても、ほかの季節よりも乾燥するのに、平均で2~3時間以上はかかっているように思います。
浴室乾燥機がある場合には、お風呂場で乾かすのもアリでしょう。
梅雨時期にオススメの干し場所
「お風呂の浴室乾燥機は電気代がかかるし、できるだけお金をかけずに干したい」という人は、寝室ではなく、人がよく行き交うような部屋で干すのがオススメです。
そのため、多くの場合は、リビングに干すことになります。
リビングに干すと友達を呼んだときに恥ずかしいという人は、そのときだけ寝室や空き部屋に移動させるようにしましょう。
いつも寝室に干していると、寝室にある布団などが湿気を帯びてしまい、部屋全体がジメジメしていると感じてしまうことにつながります。
洗濯物の間隔を空けて干す
洗濯物と洗濯物との間隔が狭いと、空気が通りにくく、乾きにくい状態を作ってしまいます。
洋服のほとんどの部分が乾いていても、一部が乾いていなければ、乾いていない部分に水分があるため菌が増殖しやすい環境となってしまうのです。
また、以下のような干し方をすると洗濯物が乾きやすくなります。
- 上着……1枚1枚の間隔を空ける
- フードがついている洋服……フードのみを別ハンガーにとめる
- ズボン……洗濯ハンガーに人が履いているような状態になるよう真ん中に空洞を作って洗濯バサミでとめる