環境から友達を作る時代は終わりかも
今回の自粛生活の中で、「オンライン飲み会」が新しい社交のスタイルとして確立し、また「オンラインセミナー」や「SNSライブ」なども盛んになりつつあります。
ヨガ・瞑想のクラスや資格認定の講座、著名人によるセミナーなど、今まで対面で行われていた趣味や学びの場がオンラインに対応していくことで、今まで諦めていたことにチャレンジできたり、また好きなことを通しての出会いも増えるでしょう。
今までのように、学校や職場など環境が同じという理由だけで友人を作る必要はなくなり、もっと趣味や関心ごとで人と繋がる世界が普通になるということです。
恋愛もオンラインでの出会いがさらに日常的になり、またSNSを通して憧れの著名人との交流ができるなど、今後ますます広がる「出会いの可能性」にワクワクしますね。
意思表示して自分をもっと大切に
相手の反応を考え過ぎて、お誘いを断ることが難しい人もいるかもしれません。
当たり障りのない理由を探したり、予定を引き延ばしたり……。それでは相手はその言葉のまま捉えてしまい、また同じことの繰り返しになってしまいます。
気乗りがしないのに出かける、無理をして人に合わせるということは、実は相手に対してだけではなく自分に対しても失礼。自分を大切にしていない、ということにほかならないからです。
明るく断る人になろう
断って相手がどう受け取るかは相手の問題です。少し冷たく聞こえるかもしれませんが、実際に人の思いや感じ方はコントロールできませんよね。それならば心から楽しめそうなお誘い以外は、思い切って断ることからはじめませんか。
「今回は止めておくわ」と心を開いて明るく伝えてみてください。「予定が……」とか「実は取り込んでいて」など細かく説明する必要はありません。本当だとしても言い訳っぽく聞こえるものです。
「あ、それなら仕方ないね」とあっさり理解してもらえるかもしれないし、その誠実さは相手にもきっと伝わるはずですよ。
ひとりを楽しむと孤独は手放せる
ひとり旅やひとり焼肉、ひとりカラオケ……。あなたがひとりでできることはどのくらいありますか。
「ひとりは寂しい」と考える人がいますが、それはあくまで「誰か」の価値観です。
またひとりが寂しい人は「人がどう思うか」など、意識がいつも外を向いているのかもしれません。
友達が多くても孤独な場合
自分との繋がりを深めるほど、孤独感は薄れていくことがあります。
不足感を人間関係で埋めようとするから、スケジュールが人と会う約束で埋まっていても孤独を感じてしまうのです。
実は一番大切にしたい「人間関係」は、自分自身との関係かもしれません。
毎日訪れる選択の連続を、意識して本当に心が望むものを選んでいますか。今まで伸ばし伸ばしにしてきた「夢」はありませんか。それを今行動に移してみませんか。
そうやって一歩ずつでも本来の自分に繋がっていくことで、気付けば孤独感が薄れていくことがあります。ぜひ試してみてくださいね。
気付けばそんなあなたに合った、深い意味で繋がることができる友人が現れるはずです。
人間関係を望むものに変えるコツ
もし今の人間関係があなたの望むものでないなら、考えるだけで不平不満が出てくるとしたら、できることはひとつです。
「自分が変わる」こと。
「類は友を呼ぶ」「人は自分を写す鏡」だという言葉がある通り、自分の周りの環境や目の前の人は常に、自分自身を見せてくれています。
つまり自分が変わると、見える世界や人間関係は自然と変わっていきます。
そのためにまずしたいのが、人ではなく「自分の機嫌を取る」ことです。
目にするもの耳に入るもの口にするもの、すべてを自分が心地いいと感じるものを選ぶこと。また優先順位をクリアにし、自分の貴重な時間の使い方を見極めることも大切です。
まとめ
今回の自粛生活が、今までの人間関係を見直す機会になった人も多いでしょう。
これからはますます「本音」で生きることが主流になってくる時代、まず自分と向き合って優先順位や心の声を大切にしたいですよね。
きっとそこから見えてくる繋がりは、無理なく自然体で付き合うことのできる人間関係になるはずなのです。