アニメ『TIGER&BUNNY』や映画『ガチ☆ボーイ』などで知られる気鋭の脚本家、西田征史の脚本・演出で、2013年に上演された同名舞台を映画化した本作。
舞台版と同じく、真面目でパワフルな姉と、不器用で内気な弟を演じた片桐はいり・向井 理が、10/22(水)、『大阪ステーションシティシネマ』の舞台挨拶に登場した。
各地で何度か舞台挨拶をしてきた2人だったが、本作上映後の登壇は今回が初ということで、向井は「映画の反応がわかるから、今、急に怖くなりました」と苦笑い。すかさず片桐は、観客へ「(反応が)とっても心配なのですが、皆さんいかがでしたか? ヒットしそうですか?」。すると観客からの大きな拍手に包まれ、不安そうな弟をしっかり者の姉が勇気づけるような一幕で(?)舞台挨拶はスタート。
本作は、早くに両親を亡くして以来、ずっと二人暮らしをしている姉弟の日常と、それぞれの幸せの行方を描いたハートウォーミングコメディ。
片桐が「笑ったりしんみりしたりできる作品だったんじゃないでしょうか。そして何より、この向井 理の可愛さ!! 皆さん、(向井を)家に持って帰りたいと思ったんじゃないでしょうか!!」と力説する横で照れ笑いをする向井。まるで本当の姉弟のような仲の良さを披露してくれた。
向井は両親が関西出身ということで、「小さい頃は大阪湾で釣りをしたり、和歌山の白浜に行ったり。親戚が大阪にいたのでよく来ていましたね」。母方が関西出身という片桐も、「大衆演劇が大好きなので、劇場がたくさんある新世界近辺は日常的にウロウロしていますよ」と大阪ならではの意外なトークも。
続いて、劇中の重要なエピソードにちなんだ特製クリスマスツリーの除幕式で大ヒット祈願! オーナメントとしてたくさん飾られた姉弟のイラストをまじまじと見つめながら、片桐が「これは……運気が上がるんでしょうか、下がるんでしょうか……」とつぶやくと、向井が「下がられたら困りますよ!」とすかさずツッコミをいれ、会場を笑わせた。
最後に「家族のどの層が見ても対応できる“全天候型作品”です。ぜひ何度も見てください」(片桐)、「西田監督の作品には、悪い人が出てこない。ちょっと癖はあるけれど、憎めない人たちばかり。大事件が起こったり、激しいアクションがあるわけではないのですが、日常のいろんなエッセンスをかき集めて淡々と描かれていて、これが映画本来の姿かな、と。いろんな人の気持ちを揺さぶってくれる作品だと思います」(向井)と語り、舞台挨拶を締めくくった。
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『小野寺の弟・小野寺の姉』
【STORY】
幼い頃に両親を亡くし、以来ずっと離れることなく2人で暮らしている33歳の弟・小野寺進(向井 理)と40歳の姉・小野寺より子(片桐はいり)。
不器用で引っ込み思案、恋に奥手な弟と、こだわりが強くパワフルな姉。弟は失恋の痛手から抜け出せないことを姉にとやかく言われながらも、2人はひとつ屋根の下、お互いを大切に思い合いながら暮らしていた。
そんな小野寺家に、ある日1通の手紙が誤って配達され、2人は手紙を本来の相手に届けに行く。それをきっかけに、進とより子、それぞれの恋と人生が思わぬ方向へ動き始めて……。
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【公式HP】http://www.onoderake.com/
【原作】西田征史「小野寺の弟・小野寺の姉」(リンダパブリッシャーズ/幻冬舎文庫)
【監督・脚本】 西田征史
【出演】 向井 理、片桐はいり、
山本美月、ムロツヨシ、寿美菜子、木場勝己、
麻生久美子、大森南朋、及川光博 ほか
2014年/日本/1時間54分
【配給】 ショウゲート
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10/25(土)公開
【大阪】大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ、TOHOシネマズ鳳、MOVIX堺、イオンシネマ茨木、高槻アレックスシネマ、TOHOシネマズくずはモール、MOVIX八尾
【京都】T・ジョイ京都、MOVIX京都、イオンシネマ久御山、イオンシネマ高の原
【兵庫】109シネマズHAT神戸、神戸国際松竹、MOVIXあまがさき、TOHOシネマズ西宮OS
【滋賀】イオンシネマ草津
【奈良】シネマサンシャイン大和郡山、TOHOシネマズ橿原
【和歌山】ジストシネマ和歌山、イオンシネマ和歌山
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