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毎月の支出の中で大きな割合を占める家賃。1人暮らし歴が長くなればなるほど「部屋を借り続けるより、買った方がお得なのでは?」という疑問が浮かんでくることはありませんか?
そこで、今回は物件探しからリノベーションまで住まいづくりをサポートする『イズホーム 東住吉店』店長の堂岡慶騎(どうおか よしき)さんに、賃貸か購入のどちらがお得なのか、どんな物件がオススメなのかについてお話を聞きました。
低金利時代の今は、購入する方がお得!
家を購入する方がお得な理由とは?
「率直にいうと、今の日本では購入する方がお得でしょう!」と笑顔で話す堂岡さん。その理由は住宅ローンの金利にあるといいます。現在、日本は低金利時代といわれていて、住宅ローンの金利が1%を切る銀行もあるのだとか。
「世界を見ても日本の金利は異常に低く、7、8年前からどんどん金利が下がり、今は1%以下の金利で借りられる銀行もあります。家を買う時に多くの方が住宅ローンを組んでから購入されると思いますので、低金利というメリットを生かさない手はないですね」。
また、「住宅ローン減税制度」も見逃せないポイントだと教えてくれました。「住宅ローン減税制度」とは、住宅ローンを借入れて住宅を購入する場合に、購入者の金利負担の軽減を図るための制度で、毎年末の住宅ローン残高または住宅の購入対価のうちいずれか少ない方の金額の1%が10年に渡り所得税の額から控除されること※。
「例えば、住宅ローンで2,000万円借り入れた場合、1%の20万円が10年間控除されます。0.5%の金利で借りた場合、1%控除されると逆に儲かるという矛盾が生まれることもあるわけです」。家を購入するときに利用できるお得な制度はぜひチェックしておきましょう。
※条件・詳細は国土交通省「すまい給付金」のHPでご確認ください
購入するなら築20〜30年中古マンションがオススメ!
中古マンションがオススメな理由とは?
家を購入した方がお得なことは分かりましたが、次に迷うのが新築か中古か、マンションか戸建てかという問題ですよね。単身で戸建てを購入する人は少ないと思いますが、実際のところはどうなのでしょうか?
「独身女性にオススメしたいのはマンションですね。マンションには管理組合があるため、修繕や防犯において女性の1人暮らしでも安心だといえるでしょう。また新築か中古かといえば、築20〜30年の中古物件がイチオシです。2000年以降に建てられたマンションは耐震性が優れていて、価格も相場で動くので5年後・10年後に売りたくなった時に購入金額より高くなる可能性もあります」。
それでは、どんなマンションを購入すればいいのでしょうか?
「駅近で利便性の良い物件をオススメします。独身女性の場合、結婚や転勤で将来マンションを売る可能性があるため、需要のある物件なら高く売れると思います。逆に、空き部屋が多いマンションはリスクが高いので避ける方がいいでしょう」。
リノベーション・リフォームは目的に合わせて
リノベーション・リフォームの定義とは?
中古マンションと聞くと、最近人気のリノベーションを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。そもそもリノベーションとリフォームの違いとは何なのでしょうか。
「一般的に、間取りを変えたり機能を変えたりすることをリノベーション、壁紙を変えたりキッチンやお風呂を修繕することをリフォームといいます。購入する中古マンションを不動産の資産として考えるなら、できるだけ現状をそのままにして、リフォーム程度にする方が資産価値が守れます。終の住処と考えるなら、住みやすいようにより快適さを求めてリノベーションをするのもいいと思います」。
良い不動産選びのコツとは?
最後に、良い不動産選びのコツを教えてもらいました。
「旧耐震基準と新耐震基準、建築確認証と検査済証、建ぺい率と容積率など、不動産用語は難しく、一般の方は分からないのが普通です。ただ不動産販売に関わるプロと呼ばれる方なら、これらの用語について答えられるはずです。当社が配信している『イズホーム不動産ちゃんねる』では、『賢い女性の住宅選びに必要なとっておきの10の質問』を公開しています。物件探しをする際にこれらの質問をして、きちんと説明してくれる担当者を選ぶようにしましょう。良い不動産選びのコツは不動産業者の担当者選びに通じますよ!」。
まとめ
今回は、賃貸と購入のどちらがお得なのか、また購入するならどんな物件がオススメなのかについてご紹介しました。『イズホーム』では物件探しやリノベーションについて詳しく教えてもらえる無料WEBセミナーや無料相談会を開催しています。いつかはマイホームが欲しいと思っている方は一度参加してみてはいかがでしょうか。
※記事内容は2020年6月現在の制度に基づいて作成しています。