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万能すぎる!?「ハッカ油」で蒸し暑さやイヤな臭いを軽減させる方法

万能すぎる!?「ハッカ油」で蒸し暑さやイヤな臭いを軽減させる方法

蒸し暑く水まわりの悪臭が気になる夏に、ひと瓶あると嬉しいのがハッカ油。その使いみちは清涼感アップや虫よけ、リフレッシュ、香り付けなどさまざまです。お風呂上がりに、部屋干しに、マスクにシュッとひと振り。ハッカ油を活用して夏を爽やかに過ごしませんか?

ハッカ油はドラッグストアなどに行くと、10ミリリットルほどの瓶で売られています。お値段は700円~1,000円ほど。
「小さい割にちょっと高いかな?」と感じるかもしれませんが、たくさんの活用法があってとっても便利なんですよ♪

それに、ほんの数滴でも効果を発揮するので、意外に長持ちします!

ハッカ油とは?

ハッカ油の活用法

ハッカ油は、ハッカソウ(ミントの一種)から作られた精油です。
ハッカソウに1~2%しか含まれないメントールやカルボンなどの成分を抽出して作られています。

メントールは歯磨き粉や眠気覚ましのガムでお馴染みの、ミント特有のスーッとした香りの元になるもので、肌に触れるとひんやりと冷たい感覚を引き起こします。

それでは使い方を紹介する前に、ハッカ油を上手に使うためのポイントをご紹介しましょう。

ハッカ油を上手に使うコツ

ハッカ油の活用法

最初は少なめに!原液そのままはダメ

ハッカ油は何かに振りかけたり、水で薄めたりして使います。

しかし、その威力は数滴でも強烈! 使いすぎは禁物です。
最初は「少なすぎるかな?」と思う程度にして、少しずつ自分好みの量を調節しましょう。
敏感な目や鼻に痛みを与えることもあるので、顔に使うのは避けてください。

原液をそのまま使うと、肌荒れや服の染みの原因にもなります。

熱中症への対策はしっかりと

ミントには独特のひんやり感がありますが、本当に温度が下がるわけではないことはご存知でしたか?
ハッカ油に含まれるメントールが触れると、肌の冷たさを感じる部分が刺激されて清涼感を引き起こすのです。

簡単に言うと肌が冷たいと「勘違い」している状態なので、熱中症対策はしっかりと!
必要に応じてエアコンをつけて水分補給し、決して無理に暑さを我慢しないようにしてくださいね。

冷暗所に保存

ハッカ油は強い光や高温にさらされると変質してしまいます。
涼しくて光の当たらない戸棚などに保存し、使用期限までに使い切るようにしましょう。

容器にポリスチレンが使われていないかチェック

ハッカ油を使う時に、スプレーなど他の容器に移すことがありますが、ハッカ油にはポリスチレンを溶かす性質があるため、注意が必要です。

容器に「ポリスチレン」もしくは「PS」の表記があれば使うのは避けて、ポリプロピレン(PP)やポリエチレン(PE)またはガラス容器を使ってください。

猫や小動物にはNG

猫はハッカ油に限らず、ミントの匂いが苦手。
内臓にも負担を与えてしまうので、同居している場合は使用を控えましょう。
また、家庭で小動物を飼っている人も、使うのはやめた方が無難です。

それではいよいよ使い方を紹介していきます!

清涼感アップに

ハッカ油の活用法

お風呂上がりや運動後にハッカスプレー

ハッカ油を使って作るハッカスプレーは、いろいろな使い方ができる基本中の基本。

ここでその作り方を「本格バージョン」と「簡単バージョン」に分けて紹介します♪

ハッカスプレーはお風呂上がりや運動後の火照った体に吹きかけると清涼感◎!
すぐ扇風機に当たれば効果倍増です。濃すぎると凍えるほど寒く感じてしまうため、ハッカ油の量にはくれぐれもご注意を。

【ハッカスプレー 本格バージョン】

  • ハッカ油 2~3滴
  • 精製水 90ml
  • 無水エタノール 10ml
  • スプレーボトル ※ポリスチレン(PS)製でないもの

スプレーボトルにすべての材料を入れ、振り混ぜたら完成です。

精製水と無水エタノールはどちらもドラッグストアで購入できますよ。

精製水は不純物をとりのぞいた清潔な水ですが、実はハッカ油は水と混ざりにくい性質があります。
無水エタノールはハッカ油と水を混ざりやすくしてくれるものです。

ハッカの効果が続く1週間以内に使い切るようにしましょう。
こちらの作り方はハッカスプレーを数日かけて使いたい人や、より効果の高いものを作りたい人にオススメです。

もっと簡単に作りたい人には次の作り方をどうぞ!

【ハッカスプレー 簡単バージョン】

  • ハッカ油 2~3滴
  • 水道水 100ml
  • スプレーボトル ※ポリスチレン(PS)製でないもの

同じく、すべてを振り混ぜれば完成です。
先ほどの説明の通り、ハッカ油と水だけなので完全には混ざりませんが、使う前によく振ればOK。
冷蔵庫に保存し、1~2日で使い切ってください。
こまめに作り足すならこの作り方で十分かもしれません。

入浴剤として

湯船に1滴垂らすのも効果的。一人暮らしの場合や一家そろってハッカ好きならぜひ試してみては。
お風呂上がりがスーッと爽やかです。

うがい水として

作り方はとても簡単! コップに水をくんでほんの1滴垂らすだけ。
小さなコップなら1滴でも多いくらいですので、加減してくださいね。

濡れタオルで

タオルを水で濡らしてハッカ油を1滴落とし、よく揉み込んでから体を拭けば、ひんやりといい気持ちに。
「暑くて体がベタベタするけれど、シャワーを浴びるほどでもないな」という時にオススメです。

不快なにおい消しに

ハッカ油の活用法

市販の消臭剤にもよく見られるように、ミントの芳香はイヤなにおいをかき消してくれます。

トイレ、車内、部屋干しに

上記のハッカスプレーを複数のスプレーボトルに小分けし、手の届きやすいところに置いておきましょう。

夏はどうしても湿度が上がって空気がこもりがち。気軽に使える消臭スプレーがあると便利です。

口臭予防に

携帯用のスプレーボトルにハッカスプレーを入れて、焼き肉や中華料理のあとの気になる口臭を予防しましょう。

マスクに

ハッカスプレーか、もともとハッカ油のボトルがスプレータイプであれば原液を1プッシュ、マスクの外側に吹きかけます。
マスクにこもる息のにおいを軽減するだけでなく、鼻や喉をすっきりさせてくれる効果も期待できます。

靴箱に

コットンにハッカ油を2~3滴垂らし、使わなくなった靴下やハンカチで包んで靴箱の中に入れておくと消臭効果があります。

気分転換に

ハッカ油の活用法

がんばりたい時のリフレッシュに

勉強や仕事で机に向かう時、ティッシュやハンカチに1滴染み込ませてそばに置いておきましょう。
集中が切れそうになった時に香りを吸い込むと不思議と頭がリフレッシュできます。

乗り物酔いで気分が悪くなりそうな時にもオススメです。

アロマテラピーとして

アロマディフューザーや、100均でも売られているアロマストーンに数滴垂らせば、アロマオイルとして活用できます。

虫よけスプレーに

ハッカ油の活用法

ハッカスプレーの作り方を参考に、ハッカ油を5~10滴ほどに増やすと虫よけスプレーになります。

窓や玄関など、虫の入り口になりそうな場所にかけておきましょう。
虫よけスプレーの使いすぎが気になる人にとって嬉しい害虫対策ですね。

ただし、網戸にはポリスチレンが使われているものがある点と、持続時間が短いためこまめに吹きかける必要がある点に注意が必要です。

まとめ

生活に役立ちそうな使い方は見つかりましたか?

ここで紹介した以外にも、ハッカ油の活用法はまだまだたくさんあります。

いくつかのポイントさえ押さえれば、使い方はとっても簡単です。
ハッカ油の知恵で快適な夏にしてくださいね。


ライター

てんむす

大阪府生まれ京都府在住。生き物と食べ物が好き。2019年に行ったドイツ旅行で大きな博物館とおいしいグミに感激し、ドイツ語を勉強中です。

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