「20代なんて、あっという間に終わっちゃうよ」と、30代や40代の人生の先輩たちから言われたことはありませんか?
そのときには実感がわかず、あっという間に20代が終わってしまったという30歳以上の女性に、「後悔していること」を聞いてみました。
「20代のうちにやっておけば良かった……」と後悔しないよう、今回は、人生の先輩たちのリアルな後悔話に耳を傾けてみましょう。
1. 大恋愛
30~40代で多かったのは、「大恋愛と呼べるほどの恋愛をしなかった」という回答でした。
下記のように、
- 「すべてを犠牲にしても愛を貫くぐらいの恋愛がしたかった」
- 「駆け落ちするぐらいの大恋愛がしたかった」
- 「せっかく好きな人と付き合えたのに、変なプライドから素直になれなかったことを後悔」
一歩間違えば危ない恋愛にも片足を突っ込みたかったという意見も意外と多く、その反動で不倫に走っているという女性もいて驚きました。
あまり恋愛に保守的になりすぎると後悔してしまうようですが、大恋愛の末に、戻る場所である実家や親しい友人などを失って後悔しているという人も少なくありません。
そこで、恋愛に後悔していない30~40代の意見をまとめてみると、「いつも自分を飾らず素直に接していたからか、後悔はとくにない」という結果になりました。
駆け落ちや自己犠牲のようなリスクある恋愛をしなくても、いつも自分を包み隠さず、そして飾らず素直に恋愛した人は後悔が少ないようなので、参考にしてくださいね。
2. 好きな人への告白
- 「好きな人に『好き』だと伝えられず今でも後悔している」
- 「友達の関係を崩したくなくて告白を断念。今になって後悔がふつふつとわいてくる」
- 「『あのとき、きちんと告白していたら……』と、たびたび思い出す。あぁ、後悔……」
好きな人にきちんと告白しなかったばっかりに、「あのとき告白していたら、どうなっていたのかな?」と思いを巡らせ、後悔する人も多いようです。
告白の返事をもらったり付き合ったりしていないものだから、良い方向にばかり妄想が膨らんで、後悔がより大きくなるようです。
後悔を過去に戻って変えようとするSF漫画やアニメに感情移入し、涙する30~40代も多いようなので、自分の気持ちにはきちんとケジメをつけることをオススメします。
3. 露出の多い服
- 「10代・20代は若かった。体型の崩れてくる今頃になって、若いときにもっと肌の見える服を着ておけばよかったと思う」
- 「もっとオシャレを楽しんでおくべきだったと思う。1回でいいから、おへそが出る服とか着てみたかったわ。今は、お腹に埋もれておへそが見えない(笑)」
という40代も多かったです。
今の40代は、割と短めのスカートなども履き、ブーツや厚底など幅広くファッションを楽しんでいるように思いますが、それとこれとは話は別のようですね。
30~40代の女性からは、「今は、肩出しトップスなんかでも、昔と比べてかわいいのがたくさんあるし、いやらしくならない程度に露出も楽しんでみて」というアドバイスも。
意外と服装についての後悔は多いようで、次の項目も、「服装について」です。
4. 思い切ったカラーやデザインの服
- 「奇抜な色とか変わったデザインの服とか、何回も着ようと思ったけど、周りから浮くのが嫌で恥ずかしくて着られなかった。今さら着ても似合わないし、後悔してる」
思い切ったカラーやデザインの服を着てみたかったという声が多くありました。
20代のときに着るからこそ映えるカラーやデザインの服は、思い切って着てみたほうが、後悔が少なくていいかもしれません。
20代に向けて、「最近では1点ものの服なども多く、流行りなどに流されない服装をしている人も多いので、ぜひ後悔のないようにファッションを楽しんで」という声もありました。
5. 大陸を股にかけた旅行
- 「世界中を旅したかった。20代の頃は30歳になってすぐに結婚するなんて考えてもみなかったし、すぐに妊娠しちゃったから、今になって後悔してます」
と、大陸を股にかけた旅行やロケ地を巡る聖地巡礼、長期間かけての旅行を満喫しておけばよかったという意見もありました。
とくに、大型船に乗って世界を旅したり、バックパッカーのようなスタンスで旅をするのは、責任のある仕事を任され始めたり育児に追われたりする30~40代では難しいとのこと。
できれば、20代のうちに計画を立て、有給をとって楽しんでおきたいものですね。
6. 夢を中途半端に投げ出した
小さい頃からの夢を、30代が近づいてくるという理由で投げ出したことを後悔する30~40代も多いようです。
- 「30代になると就職も難しくなるだろうからと、フリーターをしながらの漫画家の夢を諦めましたけど、気持ち的にはずっと諦めきれてなくて後悔が残っています」
よくよく話を聞いてみると、後悔していると答えた人たちの多くが、気持ちを振りきれるほどの挑戦をしていませんでした。たとえば、漫画家を目指すのであれば新人賞などの目標を決め、それまでに書き上げて応募していたような人たちは、キッパリと諦めがついたという意見のほうが多いようです。
20代のうちにできるだけ多くの目標を掲げ、目標を達成しながらチャレンジしていきたいものですね。
7. もっと素の自分で過ごしたかった
20代のときには、素の自分が出せず、遠慮気味で理不尽なことにも耐えていたという人が少なくありません。
- 「理不尽なセクハラにも声を上げられずにいた自分が情けない。今なら、絶対に訴えて慰謝料もらいます!」
といった意見のほか、
- 「好きな人の前では素の自分を見せられなかったから、付き合えてからも相当苦しかった。ご飯もチョビチョビ食べて、挙句の果てに『俺、ごはんとかいっぱい食べる、しっかり意見の言える子が好き』とか言われてフラれました」
素の自分を出せなかったことが裏目に出てしまったという人も。
好きな人の前では、ついつい良い格好をしてしまいがちですが、メッキがいつか剥がれるように、素の姿はいつか相手に知られてしまうので無理をする必要はありません。
自分をよく見せようとするのではなく、素の自分を磨いてみましょう。
「もっと素の自分で過ごせていたら、息苦しさも少なく人生が楽しめたかも」という人も多かったので、自分をつくりすぎずに自然に過ごすことをオススメします。
まとめ
30~40代の女性に「20代のときにやり残したこと」を聞いてみたところ、思っていたよりもたくさんの「やり残し」と「後悔」があることがわかりました。
とくに20代は、青春時代の真っ只中でもあり、想い入れの強い年代だとも言われています。
後悔を少なくして「今」を楽しむためにも、今回紹介した内容を参考に目標を立てて実行し、変なプライドや保身に負けず自分らしく素直に過ごすことをオススメします。