日本にはおいしいスイーツがたくさんありますが、「たまには世界の珍しいスイーツを食べてみたい」という人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、溶けにくいインド発祥のアイス「クルフィ」風の氷菓を自宅で作る方法を紹介します。
調理工程は、材料を準備して、ほぼ煮詰めるだけ。
さらに、調理時間は約15分と短めで、おうちでも簡単に作れるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
「クルフィ」とは?
「クルフィ」とは、アイスに似た風味をつけた牛乳を煮詰めて作るインドの氷菓で、見た目もアイスに似ています。
泡立てずに作る「クルフィ」は、固くて溶けにくく濃厚に仕上がります。
口の中に入れるとやさしくとろける不思議なスイーツで、16世紀のムガル帝国が発祥と言われています。
インドではこの頃からすでに練乳を混ぜてスイーツを作っていたというのですから、スイーツの歴史の長さと、甘いものに対する人々の興味の深さを実感しますね。
「クルフィ」を味わいながら、歴史的建造物が多く仏教の発祥の地でもある、インドに想いを巡らせてみるのはいかがでしょうか?
「クルフィ」風アイスの作り方
「クルフィ」は、ピスタチオとの相性がとても良いスイーツです。
いろいろなナッツの味わいと、カルダモンの独特の風味が、遠い地であるインドを間近に感じさせてくれる1品です。
さっそく、作り方を見ていきましょう。
材料
【アイスクリーム】
- 牛乳……500cc
- コンデンスミルク(加糖練乳)……150g(混ぜ込み用)
※お店で購入するとき、「コンデンスミルク」だと伝わらないことがあるので、「かき氷にかけたりする練乳」と伝えてみてくださいね。 - 片栗粉……大さじ1
- ミックスナッツ……8g(混ぜ込み用)
- カルダモンパウダー……小さじ1
【トッピング用】
- コンデンスミルク(加糖練乳)……10~20g(お好みで)
- ミックスナッツ……2g(お好みで)
作り方
- 1.片栗粉を大さじ2の水で溶いて、置いておく
- 2.鍋に牛乳と混ぜ込み用のコンデンスミルクを入れ、火にかけ沸騰させる
- 3.沸騰したら、焦げないよう弱火~中火にして10分ほど煮る
※このとき、鍋底が焦げつかないように様子をみながら、50ccほど量が減るまで混ぜてください - 4.ミックスナッツ8gとカルダモンを加えて混ぜる
- 5.水溶き片栗粉を加え、さらに弱火でとろみが出るまで煮つめる
- 6.(5)が煮詰まったら、粗熱をとり、常温になるまで冷やす
- 7.(6)が常温まで冷えたら、製氷器に(6)を流し込み冷凍庫で6時間以上固まるまで冷やす
ポイント
●カルダモンの独特のクセは気になるけれど、溶けにくいアイスが食べたいという人は、カルダモンを入れずに作ってみてください。いつも食べているアイスに近い味わいになります。
●トッピング用のコンデンスミルクをかけない場合、さっぱりとした味わいになります。
●クルフィはピスタオとの相性が抜群ですが、ピスタチオの入っていないミックスナッツでもおいしいですよ。
「材料をそろえるのは面倒……だけど食べたい!」ときは?
「クルフィの素」とインターネットで検索をすると、クルフィを作ることができるキットを、いくつか見つけることができました。
必要な材料はすべてキットに入っていますが、海外製品で、作り方の説明も日本語ではありません。
購入するときは、大手ショッピングサイトを利用するなど、信用できるサイトで注文するようにしましょう。
まとめ
今回紹介したクルフィ風スイーツは、「夏のアイスはおいしいけれど、すぐに溶けてしまうのでゆっくり食べられない」という人には、とくにオススメです。
作り方の工程も少なく簡単なので、今年の夏はぜひ、おうちでインドのアイス「クルフィ」を味わってみてくださいね。
※通販サイトにより価格は変動する場合があります