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車の夏バテに注意!事故やトラブルを減らす簡単セルフチェック方法

車の夏バテに注意!事故やトラブルを減らす簡単セルフチェック方法

車も夏バテをするって知っていましたか!?「どうしても車で帰省しなければいけない」「車を使ったおでかけをする予定がある」という方もいるのではないでしょうか。おでかけ中に突然トラブルが発生してしまわないためにも、セルフチェックしておくべき箇所をご紹介します!

暑い夏は、人間だけでなく、車も苦手なようです。

今回は、年間約3万キロ以上の距離を車で走行している筆者が、気温が高くなる夏だからこそチェックしておきたい部分についてお伝えします。

また、季節を問わず、事故やトラブルを減らす簡単セルフチェック方法についても紹介します。

セルフチェックをすることで、車の異常や変化に早い段階で気づけることも多いので、ぜひ参考にしてくださいね。

夏にチェックしておきたい部分

最近の車は、「新車から最初の車検までは、メンテナンスをしなくてもトラブルなく走る」と言われるほど、メンテナンスフリー化が進んでいるようです。

けれど、「メンテナンスが不要」と言うわけではなく、たとえ新車で購入しても、ときどきは車の様子をみてあげることが事故やトラブルを減らすことにつながります。

また、専用の機材が必要なものや不慣れだと洋服などを汚してしまうものは、カーディーラーやガソリンスタンドへ持ち込んでのチェックがオススメです。

専門家にチェックしてもらう部分

車の点検

ここでは、専門家にチェックをゆだねたい部分を紹介します。

「それぞれがどんな役割をしているのか」についても、簡単にみていきましょう。

◆バッテリー
2万キロもしくは2~3年に1回交換。
人間の「心臓」部分にたとえられることが多いバッテリーは、弱ってしまうと「エンジンがかからない」というトラブルになりかねません。
真夏の高速道路で、エンジンがかからずクーラーもかけられないということになれば、死活問題です。

◆エンジンオイル(エレメント)
3,000~5,000キロに1回交換。
人間の「血液」にたとえられることも多いエンジンオイルは、汚れてしまうと燃費が悪くなってガソリンをどんどん消費するだけでなく、車の寿命も縮めてしまいます。
また、「エレメント」と呼ばれるパーツは、外気の汚れを吸着してくれる大切な役目を担っています。
エンジンオイルは3,000キロで1回、エレメントはオイル交換のたびに交換するのがオススメです。

◆エンジン
エンジン部分は、とくに整備士などの資格を持った専門家でないとチェックが難しいので、運転中に異音などがする場合はすぐに近くのカーディーラーなどへ持ち込みましょう。

◆ラジエーター・冷却水
エンジンが熱くなりすぎてオーバーヒートしないように取り付けられているのが、ラジエーターや冷却水(クーラント)です。

点検が無料で受けられる施設

ガソリンスタンド

「スズキ」なら「スズキ」、「トヨタ」なら「トヨタ」など、自分の車のブランドのディーラーへ持ち込めば、点検は無料のことが多いです。

また、バッテリーやタイヤの空気圧、オイルの汚れなどであれば、ガソリンスタンドでも無料で点検してくれることが多いです。

ただ、どちらも有料のことがあるので、まずは電話で問い合わせてみてください。

ガソリンスタンドの場合は、セルフ店舗では点検を行っていないことがあるので、スタッフ給油の店舗に問い合わせてみましょう。

車を持ち込んだときの注意点

車を持ち込んだときに注意したいのが、今回紹介した「夏にチェックしておきたい部分」の名称を伝えるほか、ほかにも悪い部分がないか点検してほしいと伝えましょう。

たとえば、「夏なので、バッテリーや冷却水が気になっていて、ほかにも悪い部分があるようなら交換を考えたいので点検してください」と伝えればOKです。

また、スタッフ任せにせず、「点検の様子を見せてもらうことはできますか?」と声をかけておくこと。

点検中は無理な場合でも、点検後に「オイルがこんなに黒くなっています」などと説明しながら、メンテナンスが必要な部分について見せてくれます。

こまめにセルフチェックしたい「タイヤ」

タイヤのセルフチェック

専用の器具などがなくても、おおまかなセルフチェックができるのがタイヤで、とても大切なパーツのひとつです。

人間で言うと、「足」の部分にあたるのがタイヤです。

もし、靴がすり減って穴が開いてしまったら地面に足がこすれて痛くなりますし、クギが刺さったり傷ができていたりしたら思うように走れないでしょう。

車のタイヤも同じで、年数が経つとタイヤが劣化し、ひび割れを起こしたりバーストと言って破裂したりすることがあります。

新車で購入してすぐの車の場合には劣化などの心配はないですが、走行中にタイヤにクギが刺さったり、傷ついたりしていることもあるので注意が必要です。

タイヤのセルフチェック

タイヤのセルフチェック

タイヤにヒビ割れがないか、溝がしっかりあるか、タイヤを見て確認しましょう。

また、タイヤの空気圧が高すぎたり低すぎたりしていないかをチェックします。

車を走らせているときに、車が跳ねているようなクッションが少し硬いような気がしたときは、タイヤの空気圧が高い可能性があります。

空気圧が低いときは、タイヤが車体の重さでつぶれたように見えるときです。

少しでも気になることがあれば、すぐにカーディーラーなど信頼のおける整備工場へ連絡し、確認してもらうのがオススメです。

タイヤの注意点

雪の道路

雪の降る地域では、冬にはスタットレスタイヤに交換することもあると思いますが、忙しさや経済的な理由で、夏もそのまま走行していませんか?

スタットレスは雪道を走るタイヤのため、早いスピードでの走行は想定していません。

そのため高速道路でも、80~最大でも100キロ以下で走行する必要があるようです。

また、夏タイヤと比べてゴムがやわらかいスタットレスは、夏の暑い地面を走るのに不向きで消耗するのが早くなってしまいます。

さらに、独特の溝が雪道の走行を安定させるスタットレスですが、雨などで濡れている路面には弱く、ノーマルタイヤと言われる夏タイヤよりも滑りやすくなります。

簡単にセルフチェックできる部分

事故やトラブルを減らすためには、ディーラーやガソリンスタンドに行ったときにだけ車をチェックするのではなく、走行前後にセルフチェックすることも大切です。

ここでは、季節を問わずにセルフチェックしておきたい部分と、簡単なやり方について説明したいと思います。

ライト類

車のライト

ライトが切れている場合には、ほかのドライバーに自分の存在や次に起こしたいアクションが伝えづらくなり、事故やトラブルを引き起こしやすくなります。

チェックしておきたいライトの種類は、下記の5つです。

・ヘッドライト(前方についている道路や歩行者を照らすライト)
・スモールランプ(車の前後についていて、車幅を示すためのライト)
・ウィンカー(前後についていて、右折や左折などを示す方向指示器)
・テールランプ(後方についていて、光って車の存在をアピールするライト)
・ブレーキランプ(後方についていて、ブレーキを踏むと光るライト)

セルフチェックの方法

家族やパートナーに車に乗ってもらい、次々にライトをつけて、切れているものがないか確認するのがオススメの方法です。

もし、1人で点検したいという場合には、薄暗い地下駐車場や夜間に壁のある駐車場に止め、まずは前向きに駐車して前方についているライトをつけてチェックします。

次に、壁に向かってバックで駐車し、後方についているライトもつけてチェックします。

つけたままにしておけるライトについては、自分が車から降りてチェックすることも可能です。

また、ブレーキランプについてはブレーキを踏んで左右同じ明るさか確認し、ウィンカーについては右に合わせたり左に合わせたりしながら壁に映してみましょう。

「左右対称の明るさではないような気がした」という場合や「暗いと感じた」場合には、カーディーラーなどへ持ち込んで点検してもらいましょう。

まとめ

今回は、夏前や夏の暑い日、そして夏の終わりにチェックしてあげたい部分のほか、季節を問わずにセルフチェックできる部分とやり方についてお伝えしました。

紹介したのは車体のほんの一部ですが、見逃さずにチェックしておきたい部分ばかりです。

運転中の事故やトラブルを減らすためにも、ぜひ、セルフチェックを行ってくださいね。


ライター

山内 良子

珍しいことや面白いこと、心理学が大好き。 日本全国を巡りながら、さまざまなジャンルの記事を執筆中。 接客改善業務や金融会社での勤務、波乱に満ちた経験なども交え、読者様の生活に役立つ情報発信を心がけています。

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