夏になると食べたくなるのが、アイスクリームにソフトクリーム、シャーベットにかき氷、そして「ジェラート」などのひんやりスイーツではないでしょうか?
そこで今回は、3つの材料だけで、ミルクの風味がやさしい味わいのジェラート風スイーツを作っていきましょう。
その前に、「ジェラート・アイス・ソルベ・シャーベットの違い」や「ジェラートの歴史」についても、少しだけ紹介します。
ジェラート・アイス・ソルベ・シャーベットの違い
夏によく食べる、ジェラート・アイス・ソルベ・シャーベットですが、違いを聞かれるとちょっと戸惑ってしまうという人も多いのではないでしょうか?
ぜひ、それぞれの違いを知って、今夏のスイーツタイムに活用していただければ幸いです。
ジェラート
「ジェラート」はイタリア語でアイスクリームのことで、「凍った」という意味を持つ氷菓子のことです。
果実や果肉をたっぷり使って作られるジェラートは、一般的なアイスクリームに比べて乳脂肪分が低いためヘルシーなスイーツだと言われています。
アイスクリーム
イタリア語では、アイスクリームもジェラートも同じです。
ただし日本では、乳脂肪分が規定の8%よりも高い氷菓を「アイスクリーム」と呼んでいます。
乳脂肪分が高いのでジェラートよりヘルシーとは言えませんが、濃厚な味わいで満足度が高いです。
ソルベ
「ソルベ」はフランス語で、果汁やお酒を使ったキメの細かい氷菓のことだそうです。
砂糖、牛乳、卵白、ゼラチンなどが含まれていないため、カロリーは比較的低めです。
果物やリキュールの味わいと、あっさりとした口当たりが楽しめます。
シャーベット
「シャーベット」は英語で、ソルベがアメリカへと渡ったときに呼び方が変化したと言われています。
果汁やシロップのほか、砂糖、牛乳、卵白、ゼラチンなどを使用して作った氷菓のことで、シャリシャリとした食感が楽しめるスイーツです。
ジェラートの歴史
諸説ありますが、アラブ人が9世紀にシチリアに砂糖を持ち込み、シャーベットを作ったのがはじまりだと言われています。
当時のシャーベットの材料は、水・ハーブ・スパイスだったそうで、それらを混ぜたものを雪や岩塩を利用して凍らせたそうです。
9世紀と言えば、西暦801年~900年までの100年間のことなので、今から約1,120年も前にはすでに、ジェラートは誕生していたことになります。
3つの材料で作る簡単「ジェラート」風スイーツ
今回は、「本場イタリアのジェラート」とまではいきませんが、スーパーに行けばすぐに手に入る3つの材料を使って、「ジェラート」風のひんやりスイーツを作ります。
工程もとても少ないので、手作りのスイーツが食べたくなったときにオススメです。
材料
- 牛乳 200ml
- 生クリーム 200ml
- グラニュー糖 大さじ6
作り方
-
1.生クリームとグラニュー糖をボウルに入れ、泡立て器もしくはハンドミキサーで混ぜ、8分立てにする
※ハンドミキサーを使うと、とても早く仕上がります -
2.(1)に牛乳を加えて軽く混ぜてから、写真のようなバットや容器に入れ、冷凍庫で冷やす
※バニラエッセンスを加える場合は、このタイミングで1滴だけ加えます
- 3.1時間たったら(2)を確認して混ぜ、冷凍庫でさらに2~4時間冷やす
- 4.固まったら完成
ポイント
今回は、3つの材料だけを使って簡単に作るレシピを紹介しましたが、バニラエッセンスを1滴たらすだけで、さらに本格的なジェラートを作ることができます。
ただ、お菓子作りの頻度が低いとバニラエッセンスを使う場面が少ないので、よく考えてから購入してくださいね。
まとめ
これからは、ひんやりスイーツがおいしくなる季節です。
市販のアイスクリームやフラッペもおいしいですが、たまには自分で手作りしたくなるときもありますよね。
今回紹介した、イタリアの「ジェラート」風スイーツであれば3つの材料で簡単に作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。