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日本で会えるものから残念ながら日本ではまだ見られないものまで、10種のキュートな猫を選びました。あなたは何種類知っていますか?
【1】大きな目を持つ「マーゲイ」
南アメリカ原産の猫で、南米大陸の広範囲にわたって生息しています。大きな目と丸い耳が特徴。木登りが得意で、木の上で生活をしています。
捕食するためにその動物の鳴き声を真似ておびき出すこともあるそうです。
【2】砂漠の天使「スナネコ」
アフリカからアジア砂漠地帯に分布する世界最小級の野生猫。英語では「Sand cat」、漢字では「砂猫」と書きます。愛らしい容姿から「砂漠の天使」と呼ばれています。
灼熱の砂から足裏を守るため、肉球が毛で覆われていて、砂漠に溶け込むような毛色が特徴。今年の4月に『那須どうぶつ王国』にて日本で初めてスナネコの赤ちゃんが誕生し、6月より一般公開されています。
見られる動物園
・『神戸どうぶつ王国』(兵庫県)
・『那須どうぶつ王国』(栃木県)
【3】泳ぐのが得意な「スナドリネコ」
インドネシアや中国、インドの水の豊富な地域に生息し、英語では「Fishing cat」と呼ばれています。一般的に猫は水を苦手としますが「スナドリネコ」の前足には水かきがついていて、泳ぎがとても上手です。
カエルやザリガニ、魚類、貝などを捕って食べるそう。『鳥羽水族館』では水族館で初めてスナドリネコを展示しています。
見られる動物園
・『神戸どうぶつ王国』(兵庫県)
・『鳥羽水族館』(三重県)など
【4】世界最小といわれる「クロアシネコ」
アフリカ大陸の南部に生息する肉食系の猫で、その名の通り、足の裏が黒いことが特徴。世界で最も小さなネコ科の一種で、絶滅危惧種とされています。
非常に臆病な性格で人間に懐くことはほぼなく、気配を感じるとすぐに隠れてしまうためめったに見ることができないそうです。
【5】世界最古というネコ科「マヌルネコ」
モンゴルやロシア、中国などの中央アジアに生息。冬にはマイナス50度にもなる厳しい環境で暮らしているため、たっぷりの脂肪とモフモフの毛を蓄えています。
約600年前から存在しているため、“世界最古”の猫と呼ばれています。
見られる動物園
・『王子動物園』(兵庫)
・『神戸どうぶつ王国』(兵庫)など
【6】日本にはほぼいない「ハバナブラウン」
チョコレート色の被毛と長めのヒゲを持つ、世界的にも希少な猫。神秘的なグリーンの瞳が特徴です。
「シャム猫」と「黒いシャム猫」を交配させて生まれたのが「ハバナブラウン」の起源だと考えられています。性格はシャム猫に似てとても好奇心が強く、元気です。
【7】新猫種として登録された「ライコイ」
「ライコイ」は2012年、『TICA』(純血種および家庭猫の血統登録機関)によって品種として認定されました。狼または狼男に似ていることから、別名「ウルフ・キャット」と呼ばれています。
生まれた時は他の猫と同じように体全体が被毛で覆われていますが、生後3週間目あたりから目や鼻、口周りの毛が徐々に抜け落ちてしまいます。ただほとんど毛が抜けずフサフサのままの猫もいれば、ほとんどの毛が抜ける猫もいて、猫の個体によって違うそう。
【8】尻尾がない「マンクス」
イギリスのマン島で突然変異によって生まれた尻尾がない猫。ノアの方舟に乗った際、慌てていたため扉に尻尾が挟まり切れてしまったなど、幾つもの逸話を持っています。
後ろ足が長く、ウサギのようにぴょんぴょんと跳び跳ねるような独特の歩き方をします。
【9】交配種「エルフキャット」
2000年になってから誕生した新しい猫種。「スフィンクス」と「アメリカンカール」を交配させた猫で、耳はやや後ろにカーブし、スフィンクスのように無毛(肉眼では見えないほどの体毛に覆われている場合あり)です。
性格は社交的でとても賢いそうです。
【10】世界一高価といわれる「アシェラ」
アメリカの『ライフスタイルペッツ社』が販売する、「アフリカンサーバル」と「アジアンレパード」、「ベンガル」を掛け合わせた新種の猫。美しいヒョウ柄をしており、体重14〜15kg、身長120cm超と普通の猫に比べてかなり大型。
安くても数百万、高い個体だと1,000万円以上するのだとか。ただ日本では購入できる店舗はなく、もし買うのであればアメリカから輸入する形になるそうです。
まとめ
世界中の珍しい猫を10種紹介しました。お気に入りの子は見つかりましたか? 近くの動物園に行ったらぜひ会いに行ってみてくださいね。
※記事内容は2020年7月現在のデータに基づいて作成しています。