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「自室が狭い」、「小さい」……。ワンルームや賃貸で開放感を生むのは難しい、と感じてしまうかもしれません。
それならいっそ、限られた空間を生かすインテリアを楽しんでみませんか。
和テイストのインテリアは、畳・フローリングどちらにもマッチし空間に温かみを持たせ、「窮屈」を「落ち着くプライベートスペース」に変化させます。
和テイストをお部屋にどのように取り入れるのか、アイデアやポイントについてご紹介いたします。
ワンルームに「和テイスト」がマッチする理由
空間が限られているワンルームにこそ、日本ならではの趣を感じさせる「和テイスト」のインテリアを取り入れてみませんか。
和テイストには、狭さを活かせる良さがたくさんあります。
たとえば、和テイストの家具は低いものが多く、狭い空間に開放感を生み広さを生み出します。
さらに和の温かみを感じるインテリアは部屋を優しい雰囲気にし、仕事で疲れて帰ってきた自分を、ホッと落ち着ける空気で包み込んでくれるでしょう。
狭い空間に高級感を出すのは難しい、と感じるかもしれませんが、和テイストなら簡単に旅館風のイメージが出来上がり、チープな印象を消し去る効果もあります。
和室・畳の部屋をおしゃれに変化させる方法
築40年越え、古い和風アパートでも内装を変えずにおしゃれに変化させる方法はいくつもあります。
インテリア上級者のアイデアを参考に、いくつか見てみましょう。
そのままの良さを生かす
海外では古い住宅ほど評価される場合が多くあります。
畳、古い窓、年季を感じるキッチン、そのすべてに情緒を見出し、良さを生かしてみるのも年季の入った和の楽しみ方です。
部屋になじむ味わいある家具や小物で統一し、年季を趣に変化させましょう。
例えば、古木調に塗装をした棚、すだれに風鈴、レトロな扇風機など、自分の家を懐かしい「田舎風」に変化させれば、素敵な毎日が送れそうです。
あえて洋を足して和モダンに
和室+洋の組み合わせを「和モダン」と呼びます。和のテイストをベースに洋をとけ込ませることで、絶妙な清涼感を生みます。
和のほっこりした優しさと洋の凛とした佇まいが共存し、古い和室も清潔感ある部屋に生まれ変わります。
また、赤や黒をベースにした重厚感あるインテリアをプラスすれば、大正ロマン風にも。
和+洋はアイデアの幅が広いため、自分好みのアレンジがいろいろ楽しめそうです。
鮮やかなアイテムをプラスしてアジアン風に
大きな観葉植物やエスニック調のインテリアを和室に組み合わせると、アジアンリゾート風にもなります。
天然素材の家具、例えばバンブーやチーク、編み上げ素材などがアジアン家具の特徴です。和テイストに多いアースカラーにしっくりなじむので、インテリア初心者の方でも手軽に和テイストの魅力を引き出せるアイデアです。
洋室(フローリング)の部屋に和を取り入れる方法
今現在、フローリングが敷かれた洋室のワンルームに住んでいるという方でも、和テイストを取り入れて日本風のお部屋を楽しむことは、充分可能です。
木材の家具を多く使う
洋+和をつくる基本は、木材の家具にあります。
和風のデザインが施された木材家具、例えば桐ダンスや文机を置けば、フローリングの良さを残しつつ和テイストを強く主張できます。小物もナチュラルでコロンとしたかわいらしいものを取り入れると、和独特のほっこり落ち着いた印象になるでしょう。
色使いは柔らかいアースカラーにまとめる
和テイストを取り入れるのであれば、色使いも重要です。
白や黒、黄色やオレンジなどはっきりしたカラーではなく、茶色・薄めのグリーン、グレーなど柔らかい色調のアースカラーをふんだんに使うことで、洋室に和のイメージを呼び込むことができます。
置き畳を活用する
フローリングではなくどうしても畳が良い、という場合は置き畳を活用する方法もアリです。ただし置き畳は基本サイズが決まっており、部屋にぴったり納まるというのは難しいかもしれません。
扉の開け閉めができるギリギリの範囲で設置するようにしましょう。
または部屋の隅に何枚か敷き、一部だけを和スペースにすれば、和と洋の両方を同室で楽しむこともできます。
和室はアレンジが効きやすい
和室=和テイストのみ、と思うかもしれませんが、実は、和室はさまざまなインテリアジャンルと組み合せられます。
北欧風、ブルックリン風、カントリー風など、外国風のインテリアと和が組み合わさることで、今までにない魅力に出会えるでしょう。
「うちは古い和室の部屋だから……」とインテリアを諦めかけている人こそ、好きなインテリアジャンルにチャレンジしてみてください。
思いもよらぬ自室の良さに気づけるはずですよ。
ワンルーム・賃貸に和を取り入れて快適に
ワンルーム・賃貸の狭い空間と和の組み合わせは、理にかなっています。
快適性だけでなく、見た目の良さも存分に引き出せるよう、小物やインテリアで工夫を凝らしてみてくださいね。