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アッシュ系のヘアカラーは透明感と外国人を思わせる色合いが魅力です。
しかし色落ちがしやすく長持ちしないのが弱点でもあります。
「染めたての美しさをできるだけ長く保ちたい」という方は日々のケアとアッシュ系カラーならではのケアが必要です。
今回はヘアカラーを長持ちさせるポイントについて、ご紹介します。
アッシュカラーの色が落ちてしまう原因・期間
アッシュカラーはヘアカラーの中でも、とくに色落ちしやすいといわれています。その理由は、アッシュカラーには「赤み」が含まれていないためです。
欧米人の色素の薄い髪と違い、日本人の黒髪には赤みが多く含まれています。そのため日本人の髪に赤みのないアッシュカラーを入れても、すぐに持ち前の赤みが邪魔をして、茶色っぽく変化させてしまうのです。
アッシュカラーの微妙な色合いが保てるのは、大体2週間程度。
2週間が過ぎるころには徐々に赤みが増し、1ヶ月経つ頃には「普通のブラウンになった」「ブリーチをした時の金髪に戻った」という場合が多くあります。
《色落ちの経過》何色に変化していく?
色落ちが弱点とも取れるアッシュカラーですが、考え方によっては色の変化を楽しめるカラーでもあります。
【ブリーチをしたハイトーンヘアをアッシュカラーで染めた場合】
次第にグレーがかっていき、最終的にシルバーを思わせるような金髪に落ち着きます。
【ブリーチをしていないダークトーンヘアにアッシュカラーをした場合】
元の髪色より少し薄い、という程度に変化する場合が多いようです。
このように一回の染髪でいろいろな色に変化するためその時のカラーによって雰囲気を変えたり、色に似合うヘアスタイルを考えたりと、オシャレの幅が広がるのもアッシュカラーならではです。
カラーを長持ちさせる方法
残念ながら、アッシュカラーをずっと保ち続ける方法というのは、一定期間ごとに染め続ける以外にありません。
「それでも少しでも色を長持ちさせたい」という方は、日常生活におけるヘアケアとアッシュカラーにこそ必要なヘアケアを取り入れることで、色落ちを遅らせることができます。
(参考:「色落ちは嫌!!ヘアカラーの色落ちに悩んでいる人へ伝えたい、カラー好き美容師が試した効果的な7つの方|西日暮里×美容院(美容室)Riviera(リヴィエラ)」、「【色落ちを防ぐ】アッシュカラーを長持ちさせる8つの方法をプロが紹介します!|4cm」より)
日常的生活におけるヘアケア
まずは日常的なケアから見ていきましょう。
髪に優しいシャンプーを使う
色落ちを防ぐには、シャンプーの回数だけでなくシャンプーそのものにも気を配りたいところ。
洗浄力の高すぎるシャンプーは、髪に必要な水分も洗い流すことで髪を傷めてしまい、色落ちを促進させます。
髪に優しいシャンプーの目安のひとつとして、成分表に下記の名称の入った成分が入っているかに着目しましょう。
- グルタミン
- ココイル
- グリシン
- タウリン
- ベタイン
- アラニン
- サルコシン
これらが含まれていれば、優しい洗浄力で染料を髪にとどまらせやすいシャンプーだと判断できます。
ぬるま湯で洗い流す
熱いお湯は汚れがよく落ちるような気がしますが、同時に必要な油分と水分を溶かして洗い流してしまいます。
シャンプーも含め優しく髪を洗うにはぬるま湯がベストです。
37〜38度程度、人肌と変わらないぐらいの温度で髪を洗ってください。
トリートメントケアをする
髪が傷んでいるとキューティクルが開いてしまい染料が逃げていきます。
キューティクルをしっかり閉じるためにトリートメントは必須。
洗い流すタイプと洗い流さないタイプはそれぞれ役割が違うため、可能であれば両方使用すると、より充実したヘアケアがかないます。
熱を与え過ぎない
お湯と同様、熱の与え過ぎは髪を乾燥させてキューティクルが開く原因を作ります。
ドライヤーは熱すぎない温度で乾かす、コテは低温(120℃~160℃)で使用するか高温で手早く済ませるようにしましょう。
もちろん、事前に洗い流さないトリートメントを忘れないようにしてください。
アッシュカラーだから必要なヘアケア
続いて、色落ちやすいアッシュカラーだから取り入れたいケア方法についてご紹介します。
カラーシャンプーを使う
落ちやすいアッシュカラーには、色の補填効果のあるカラーシャンプーがオススメです。カラーシャンプーは成分の中に染料が含まれており、本来なら抜け出てしまう色を継ぎ足しながら汚れを落とす効果があります。
アッシュ系のヘアカラーをしている方は、シルバーか紫のカラーシャンプーがオススメです。
ただし保湿成分やヘアケア成分には特化していないため、トリートメントと併用をした方が良いでしょう。
シャンプーの回数を減らす
色落ちの最大の原因ともいえるのが、シャンプーです。シャンプーは汚れと一緒に必要な油分と染料を流してしまいます。
染めた当日はもちろん、色味が定着する24時間は使用しない方がベターです。
さらに可能であればアッシュカラー後のシャンプーは2日に一度程度に留めておくと、色落ちを大きく防げます。
1ヶ月程度でもう一度染め直す
ケアとは少し違いますが、色が落ちてきた3週間くらいの頃合いでもう一度アッシュカラーに染め直す、という方法があります。まだ色味が残っている時点で再びアッシュカラーを加えることでベースカラーがアッシュ寄りになり、今後、色が抜けてきてもアッシュの透明感を保ちやすくなります。
ただし髪へのダメージが大きいため、かならず美容師に相談をした上で行ってください。
アッシュカラーの色落ちを防ごう
アッシュカラーは外国人のような透明感ある髪色が魅力ですが、落ちやすさが難点です。
適切なケアを行うことで、色味を長持ちさせることができます。
毎日のケアとアッシュカラーならではのケアを取り入れ、健康で美しい透明感ある色味を保ちましょう。
※通販サイトにより価格は変動する場合があります