愛猫家にとって猫の日はとても大切な日。実は世界中にも猫にまつわる記念日があります。猫の日が作られた理由などをまとめました。
8月8日の“世界猫の日”ってどんな日?
“世界猫の日”は『国際動物福祉基金(IFAW:International Fund for Animal Welfare)』が2002年に制定しました。
『国際動物福祉基金(IFAW)』は世界的な動物愛護団体で、世界中の動物と生息地を守る活動をしています。
そんな団体が定めた“世界猫の日”は、人間と猫の友情を深めながら、猫にとって安全な生活を提供することを誓う日ですが、なぜ8月8日なのかは不明だそう。
イギリス・ロンドンでは毎年この日に「ナショナル・キャット・アワード」というイベントを開催。その年に話題になった猫を、5つの部門に分けてそれぞれに賞を与えてたたえます。
過去には飼い主を救った猫がグランプリを受賞しました。今年はどんな猫が受賞するのか楽しみですね!
そのほか、世界各国でも猫に関するイベントが多数行われています。
“世界猫の日”って何をするの?
猫の日だからといって、特に何かイベントなどを行う必要はありません。ただせっかくなのでいつもよりも猫を敬ってみてはいかがでしょうか。
手作りのおやつを与えたり、フードを少し高級なものにしてみたり、マッサージをしてあげたりと猫が喜ぶことをしてあげると特別な日感が増しますね。
「#世界猫の日」「#WorldCatDay」とハッシュタグをつけてSNSに写真をアップするのもオススメです。
日本の猫の日は2月22日
「猫と一緒に暮らすことを感謝し、猫と共にこの喜びをかみしめる記念日を」との趣旨のもと、『日本の猫の日実行委員会』が1987年に制定しました。
なぜ2月22日かというと、これは猫の鳴き声である「ニャン」「ニャン」「ニャン」と数字の「2」「2」「2」との語呂合わせから。
猫の日を記念して今年は2月22日を中心に『神戸市立王子動物園』での猫に関する企画や『天満天神繁昌亭』での猫好きの出演者たちによる落語会、『大丸梅田店』での“にゃんぱく”など多数のイベントが行われました。
来年はどんなイベントが開催されるか、今から楽しみです♪
世界各国にも猫の日はあるの?
キャットショーをしたり、猫に関するイベントを行ったりと各国ではいろんな形で祝われているようです。代表的な“世界の猫の日”を紹介します。
イタリア
イタリアは2月17日で、雑誌の読者投票からこの日が猫の日に選ばれました。また黒猫を虐待などから守るため、11月17日を「黒猫の日」と定めました。
日本でもそうですが黒猫は不吉の象徴とされていて、煙たがれることがしばしばあります。黒猫ファンからしたらありえない話ですよね(怒)。
ロシア
モスクワの猫の日は3月1日で、2004年にモスクワの猫にまつわる博物館が制定しました。
ちなみに世界3大ミュージアムの一つとして知られる『エルミタージュ美術館』では多くの猫がネズミ捕り要因として活躍しています。機会があればぜひ一度見てみたいですよね。
台湾
猫カフェ発祥の地ともいわれている台湾は、4月4日が猫の日です。
台湾の台北郊外には世界6大猫スポットの一つ、ホウトンという村があり、約100匹の猫がのんびりと暮らしているそうです。猫好きなら一度は訪れてみたい場所ですね。
アメリカ
6月4日の「猫をハグする日」には、飼い主たちがこぞって猫をハグするキュートな写真がSNS上に多く投稿されます。
また黒猫は不吉とされ譲渡しにくいことから、8月17日に「黒猫感謝の日」が設けられました。この日は黒猫の里親譲渡手数料が引き下げられるそう。
10月16日は「野良猫の日」で、野良猫の保護や里親探しなどを行いながら野良猫と人間がどのように暮らしていくかを考えます。
10月29日の「全米猫の日」は飼い主がいない猫たちが幸せに暮らせるように、シェルターに収容されている猫たちをどうすれば救えるのかを考えようと呼びかける日です。
イギリス
イギリスの動物愛護団体『Cats Protection』が10月27日を「黒猫の日」と制定しました。制定された理由はイタリアやアメリカと同じです。
この記念日を通して世界中に少しでも黒猫の魅力が伝わることを願います。
まとめ
いつも私たちを癒してくれる愛しい猫たち。猫たちがどうすれば人間と一緒に幸せに暮らせるかをこの機会に考えてみませんか?自分たちができることをしながら、猫たちに少しでも恩返しをしたいですね。