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最近よく話題になっている「大葉」と「パセリ」には、活性酸素が生成されるのを防ぐ抗酸化作用があるようです。
活性酸素が増えると、細胞や肌の老化にもつながると言われているので、美容のためにも大葉やパセリを積極的に料理に取り入れたいものですね。
そこで今回は、大葉とパセリをベランダで簡単にプランター栽培する方法のほか、おいしいドリンクレシピについても紹介します。
「活性酸素」と「抗酸化作用」
体内に取り込んだ酸素の一部がほかの物質と結びついて、酸化させる力が強くなったものを「活性酸素」と言い、肌やカラダの老化などさまざまな悪影響を及ぼすと言われています。
活性酸素が増える原因は、加齢をはじめ、ストレスや紫外線、添加物などと言われていて、そういった活性酸素からカラダを守るはたらきを、「抗酸化作用」と言うようです。
「大葉」の栄養素
日本のハーブとも言われている大葉には、ビタミンB・E・Kやカルシウムのほか、抗酸化作用があると言われるβカロテンといった栄養素があります。
大葉を使った料理
刺身の「つま」としても有名ですが、混ぜご飯に入れて彩りやアクセントに使ったり、味噌汁に入れたりと幅広い使い方があります。
大葉をそのまま天ぷらにしたり、肉や練り物、野菜などを巻いて揚げたりしてもおいしいです。
ただし、天ぷらなどの揚げものを作るときには油ハネを防ぐため、大葉を洗ったあとにキッチンペーパーなどでよく水分を拭き取ってから衣をつけてくださいね。
「パセリ」の栄養素
小松菜の3倍もの鉄分を含んでいるとも言われるパセリには、ビタミンCや大葉と同じ抗酸化作用があると言われるβカロテンといった栄養素が含まれています。
そのほか、ミネラルやマグネシウムなど、料理の脇役にしておくにはもったいないほどカラダに良い成分がたっぷりです。
パセリを使った料理
料理に添えることが多いパセリですが、天ぷらにしたりチャーハンに混ぜ込んだりしてもおいしいです。
パセリも天ぷらにするときは、大葉と同様に油ハネ防止のため、洗ったあとによく水分を拭き取ってから衣をつけるようにしましょう。
大葉とパセリのドリンク
独特のクセがある大葉とパセリですが、甘味のあるバナナや牛乳と一緒にミキサーにかけることで、とても飲みやすくなります。
材料(1人分・仕上がりは500~600ml分)
・大葉…4枚
・パセリ…ひとつかみ
・牛乳…350ml
・バナナ…大1本
・ガムシロップ…1個
作り方
(1)大葉とパセリをよく洗って、ミキサーに入れる
※時間があるときは、薄い食塩水を作り、そのなかに大葉とパセリを10分ほどつけておくと虫が取れやすくなります。
(2)バナナの皮を剥き、ある程度小さく手で折りながら(1)の上に入れる
(3) (2)の上から牛乳とガムシロップを入れ、ミキサーで細かくなるまでよく撹拌(かくはん)する
ワンポイント
材料のガムシロップは、「さとうきび」や「植物」由来など自然から抽出されたようなものがあれば、カラダのためにもそちらをオススメします。
大葉&パセリのプランター栽培方法
材料
・大葉 もしくは パセリの種
・野菜用の培養土
・プランター
・スコップや手袋など
やり方
(1)種をひと晩、水につけておく
(2)半日陰にあたる位置にプランターを置き、(1)の種をある程度の間隔を空けながら植える
※半日陰とは、午前中だけなど、1日のうちにある一定時間だけ日が当たる場所のことを言います。半日陰で育てると、やわらかい大葉やパセリができます。
(3)種をまいた部分を軽く押さえて土をなじませれば完成
育て方
(1)半日陰にあたる位置にプランターを置き、土が乾いてきたら水をあげる
(2)葉や茎が育ってきたら、育ちが早く元気なものだけを残して間引きする
※間引きとは、葉や茎を取り除くことです。
ポイント
- 害虫がつくこともあるので、防虫ネットをかけてやると、外から飛んでくる虫を防ぐことができます。
- 大葉の葉が出てきてスーパーで見かけるような状態になったら、3~4割ぐらいを残し、手でちぎって料理やドリンクなどに活用しましょう。
- 15mm以上パセリの葉が出てきてスーパーで見かけるような状態になったら、軸の部分を避けて周りから7~8枚だけ手でちぎり、料理やドリンクなどに活用してください。このとき、プランターの中心からではなく、周囲から摘み取ってくださいね。
- パセリは、白や黄色の花が咲くと食べられなくなりますが、種を取るときは、そのままにしておきましょう。
まとめ
健康や美容のためにも積極的に食べたい大葉やパセリは、スーパーでも手軽に買うことができますし、リーズナブルな価格で手に入ることが多いです。
ただ、毎日のように食事や飲み物に取り入れたいという場合には、今回紹介したようなプランター栽培で育てたほうがお得なこともあります。
エイジングケアのためにも、ぜひ、大葉やパセリを活用してくださいね。