目次
日当たりの良さは家選びをする際の大きなポイントですが、日当たりが悪いからといって弊害ばかりが生まれるわけではありません。
日当たりの悪さは生かすこともでき、インテリアを使って解消することも可能です。
日当たりの悪い部屋でどう生活をし、どう解消させるのか、その方法についてご紹介します。
「部屋の日当たりが悪い……」解決方法
部屋の日当たりが悪いと
- 湿気がこもる
- 洗濯物が乾きにくい
といった実用的な弊害が生まれますが、それ以上に「気持ちがなんとなく暗くなる」と、精神面に影響が出ることも少なくありません。
家の角度を変えることはできませんが、 インテリアや小物使いで日光を今よりも多く取り入れ、部屋を明るい雰囲気にすることは可能です。
その方法について見てみましょう。
1.鏡で光を反射させる
窓から日光が入る位置に鏡を置けば、部屋に光を反射させることができます。
鏡はひとつではなく、いくつか使用して光を重ねると、より明るくなります。
鏡を置くスペースがない、という方はガラス瓶といった透明な小物でもOK。鏡ほどではありませんが、近い効果が得られます。
※太陽光+ガラスや鏡製品は火災の発生原因にもなるため、使用する場合は注意してください
2.床・壁の色を明るく
床や壁の色が暗いと、ただでさえ暗い部屋がさらにどんよりしたイメージに。壁と床は白系で統一することで、日の当たらない部屋でも明るい印象が生まれます。
賃貸で壁・床を変更できないという方は
- 賃貸でも使える剥がせる壁紙を使う
- 「ディアウォール」(部屋に柱を作れるアイテム)を使い、柱にベニヤ板を貼り付けて擬似壁を作る
- 滑り止め付きの置くだけでOKな床タイル・シートを活用する
これらの方法で、部屋を傷つけず壁・床の色を変えることができます。
3.ベランダ・庭の床を白くする
日光がベランダや庭には当たっている、という場合はそれぞれの床を白くすれば光が反射し、部屋にも明るさを取り込めます。
白い砂利石を置く、白く塗ったスノコを敷くなど方法はさまざまです。
同時にベランダガーデニングをほどこせば、部屋からの眺めが華やかになりますよ。
4.照明の工夫
部屋が暗ければ明るくすればいいだけのこと。電気を明るいLEDタイプに変えることで、印象は大きく変化します。
オレンジ色より白色の方が日光に近く、お部屋を明るく照らすためオススメです。
また、間接照明にもこだわることで部屋に明るさを呼び込めます。
とくに暗いなと感じる家具のまわりにランプを置き、ひとつずつ家の暗い部分を解消していきましょう。
5.グリーンを多く置く
色あざやかなグリーンが部屋にあることで、日の当たらない部屋でも「外っぽさ」を演出でき開放感が生まれます。
こじんまりとしたグリーンを1つ2つ置くよりも、葉も大きくインパクトのあるグリーンをメインに、中〜小のグリーンをたくさん飾るのがオススメ。
全体におけるグリーンのバランスが取りやすくなり、なおかつ部屋が自然豊かでのびのびした印象になります。
いっそ暗さを楽しむのもあり
日の当たらない部屋に無理に明るさを呼び込むのではなく、ほの暗さを生かしたインテリアを楽しむのも前向きで良い方法です。
暗さを生かしたインテリアには、落ち着きと大人な印象が生まれます。
シックな雰囲気を作る
日当たりの悪い部屋は大人っぽいクラシカルなインテリアを多く飾り、シックで落ち着いた印象を作るのに適しています。
大切な本やアートなどを飾り、部屋をミュージアム感覚で楽しむのも良いですね。
カフェバー風にする
落ちついたカフェ・バーは照明をわざと落としている場合が多くあります。人は明るすぎる空間よりも薄暗い方がリラックスできるから、というのが理由のひとつだと考えられます。
日当たりの悪さを逆手にとって、カフェやバーのデザインを模してみると、部屋の意外な魅力に気づけるかもしれませんね。
青系小物で海の中を演出
実は薄暗い部屋には、青系のインテリアがよく合います。
カーテンやソファー、床や壁などできるだけ青系で統一し、ガラスアイテムを多く置いてみましょう。
爽やかな青に薄暗さがプラスされることで、まるで海の中のような神秘的な空間に仕上がります。アクアリウムや水槽など実際に水を使ったインテリアをプラスすると、より、海を連想しやすくなるでしょう。
日当たりの悪さはインテリアで解決しよう
日当たりが悪くても、インテリアを工夫すれば解消できる場合が多くあります。また、日当たりの悪さを逆手にとり暗さを生かしたインテリアを楽しむのも、すてきな発想です。
日当たりの悪さで悩んでいる方は、ご紹介した方法をぜひ試してください。
もっと自宅が好きになれるヒントは、意外なところに転がっているはずです。