目次
2020年は、新型コロナウイルスという新しい病気が広がり、半年以上が経ついまも感染防止に気が抜けない状況が続いています。
また、今年の秋冬は、インフルエンザ感染も増えると予想されています。
こういった情報を耳にすると、すぐに誰かの助けを借りられない1人暮らしの場合、不安に感じることも多いのではないでしょうか?
そこで今回は、人にうつる病気に感染したときのために備えておきたいものを10選、紹介いたします。
「人にうつる病気」に備えよう
感染する病気にかかってしまうと、人と会うことが制限されるため、買い物をすることも難しくなります。
そして、スタッフに直接お金を支払ったり商品を受け取ったりする、デリバリーやネットスーパーの利用も難しくなってしまうため、注意が必要です。
1. ペットボトルと専用ストロー
人間は、カラダのほとんどが水分でできているため、水は命をつなぐもっとも大切なライフラインです。
けれど、体調が最悪なときには、起き上がるのも一苦労です。
500mlのペットボトルと、ペットボトルにセットするとそのまま飲むことができる専用ストローを準備しておきましょう。
専用ストローをセットしておくと、横倒しになってもほとんどこぼれることはありません。
ただし、同じものをずっと飲んでいると雑菌が繁殖して違う病気を引き起こす可能性もあるので、枕元にペットボトルとストローをいくつか準備しておくといいですね。
2. 1人暮らしを考慮した備蓄食料の準備
ここ数年、大雨や台風といった自然災害が大きな被害をもたらすことが多いため、防災用に食料を確保している人も増えています。
防災食は、長期保存ができてそのまま食べることができるなど便利な反面、お値段が高いものも……。
また1人暮らしの場合には、まとめて購入すると、賞味期限も同じように近づいて食べ切れずに捨ててしまうということもあるでしょう。
1人暮らしの方にオススメの買い方
オススメなのは「少しずつ余分を買って、毎日少しずつ消費する」ということです。
レトルト食品が安い日、レトルトパウチのおかゆや玉子スープが特売の日、栄養補助食品がセールの日などに、少しずつ余分に買うようにしましょう。
こういった食品は、賞味期限が長いものが多いですし、普段から食べているため「自分の好みの味」を準備することができます。
普段の生活でも食べて消費しつつ買い足していくことで、いつでも賞味期限にゆとりのある食糧を確保でき、廃棄を減らすことにもつながります。
体調や環境を考えて買う
備蓄食料を買うとき、新型コロナウイルスやインフルエンザのように人にうつる病気にも、災害が発生したときにも食べられるものを買うのがいいでしょう。
おかゆやカレーなどのレトルト食品は、そのままでも食べることができますし、そのまま食べても味が損なわれずおいしいとメーカーが公言しているものもあります。
メーカーのサイトなどでチェックしておきましょう。
体調が悪いときや回復期、ライフラインの使えない災害時の環境を考えると、下記のような食糧を準備しておくのがオススメです。
・水分量の多いおかゆ
・栄養補助食品
・そのまま食べられるレトルト食品
・栄養の摂れるお菓子
3. 「置き配」実施企業のチェックリスト
最近では、玄関を開けてスタッフから商品を受け取るのではなく、届けたものを玄関に置いてくれる「置き配」も浸透してきました。
新型コロナウイルスやインフルエンザなど、人にうつる病気のときには、商品を玄関に置いてもらえる「置き配」が便利です。
長引く体調不良や発熱で、買い置きしてあった食糧が尽きてしまうとも限りません。
置き配を実施している企業を調べて、いつでも購入できるようにチェックリストを作っておきましょう。
4. 保険証や診察代など
病院に行くために必要な保険証や診察券、診察代などを、すぐにわかる場所に準備しておきましょう。
急に体調が悪化して、休日や夜間などの救急外来で「医療費預り金制度」を採用している病院へ行った場合、1万円程度のお金を預ける必要があります。
診察代として、少なくても1万円は準備しておきましょう。
また、常備薬がある人は、お薬手帳の準備も必須です。
※新型コロナウイルスの症状が出た場合は、各都道府県の『帰国者・接触者相談センター』に連絡のうえ指示に従いましょう。
5. 病院へ通うための費用やガソリン
すぐ近くに病院がある場合には徒歩でも問題ありませんが、病院が遠い場合には、自家用車やタクシーを使うことになります。
「タクシーの費用を支払ったら、診察代が足りなくなった」ということになったら困るので、自宅から救急病院までの距離の2往復分ぐらいは余分に準備しておきましょう。
また、自家用車で病院へ行くことが予想される人は、常に燃料計の半分ぐらいまではガソリンを入れておきましょう。
こうしておくと、災害で避難するときにも便利です。
6. 飛沫感染リスクを抑えるもの
最大限の注意を払って行動しても、タクシーで病院へ向かうときや病院で診察を待つあいだなど、誰かに感染させるリスクのある時間があることは否めません。
マスクなど、飛沫感染リスクを抑える衛生品を準備しておきましょう。
マスクは、ウイルスや菌から守ってくれる役目もありますし、咳やくしゃみなどが出たときに自分自身が放出するウイルスや菌を抑えることができます。
7. 捨ててもいい服
Tシャツや生地のやわらかいパンツなど、「まだ着られるけどデザインに飽きてしまった」、「少し汚れてしまった」などで処分を考えている服を2~3着ほど残しておくと便利です。
体調が悪いときには嘔吐や下痢といった症状が出ることもありますし、汗を大量にかくことも多いので、服が汚れてしまうこともあります。
起きあがるのも苦しいときは、洗濯をせず、そのまま捨てることができればラクちん。
捨てる服を置いておくときは、邪魔にならないよう、圧縮して片づけておきましょう。
8. 布団の上でもスマホが使える配線
寝ながらスマホを触っていると、明るい光に脳が反応して睡眠障害にもつながると言われているため、普段は布団まで配線が届かないように充電するのがいいようです。
けれど、新型コロナウイルスでは、体調が急変するケースも少なくありません。
病気になったときには、すぐに手の届く位置にスマホを置いておけるよう、タコ足配線などを準備しておきましょう。
9. 冷却まくらや湯たんぽ
これからの季節は、冷却まくらも湯たんぽも、両方の準備をしておくのがオススメです。
熱が高くなったときには冷却まくらで冷やし、寒気があって室内の温度が低いと感じられるときには、湯たんぽを使いましょう。
冷却まくらは、ガチガチに凍らずやわらかい「不凍ゲル」のもので、冷却時間が8~10時間以上のものを2つ準備しておくと交互に使えて便利です。
湯たんぽは、中にジェルが入っていてレンジをするだけのものが簡単でオススメです。
10時間ぐらいは、あたたかさが持続するものを選びましょう。
10. すぐに熱が測れる体温計
ものすごく体調が悪いときは、体温計をワキに挟んで検温することさえも不快に感じることがあります。
いったん不快だと感じてしまうと、こまめな検温が難しくなり、適切な医療機関への受診ができなくなる可能性もあるため注意が必要です。
ワキに挟んだり、口にくわえたりせずに図れる「非接触式の体温計」で、1秒程度ですぐに検温できるものをオススメします。
まとめ
1人暮らしは、気楽で自由な反面、病気にかかったときには心細くて不便に感じることも少なくありません。
今回紹介した「感染前に備えておきたいもの」も参考にしつつ、これからの季節に備えてくださいね。