目次
庭がなくても、賃貸でもOK!
ベランダガーデニングは限られた空間でも、グリーンやお花といった植物の成長を楽しむことができます。
ベランダガーデニングの基本は、植物選びと配置、さらにどれだけ楽しんでグリーンを増やしていけるか、といったものです。
ベランダガーデニングを楽しむポイントやコツについて、ご紹介いたします。
ベランダガーデニングのポイント3つ
ベランダガーデニングは、狭い空間でグリーンをどれだけ豊かに魅せることができるかが重要です。
それにはプランターの配置バランス、ベランダ全体のデザイン、さらに植物にとって居心地の良い環境を整えることが大切です。
1. 狭い空間を活かす配置
狭いベランダでは、配置やバランスをよく考えて植物を置く必要があります。
たとえば縦に伸びるツタ系の植物を置けば、プランターが小さくても緑の面積を増やせます。さらに、ラティス(木製の格子状に組まれたフェンス)や棚を設置すれば「吊るす収納」ができ、植物の置き場所も増やせるでしょう。
その際に植木鉢のサイズをそろえることで無駄な隙間ができず、スペースを有効活用できます。
このように、狭い空間を上手に活かすために植物の種類や棚の設置など、なるべく空間に無駄がでないような工夫が必要です。
2. ベランダ環境に適したガーデニングをする
ベランダによっては、風が吹き込みやすかったり日当たりが良すぎたりする可能性があります。
植物の中には風や日差しが苦手なものもあるため、ベランダ環境に適したグリーンを選ぶことが大切です。
また、ベランダに限らずですが、植物を置くとそれ目当てでやってくる虫や鳥問題がつきものです。虫除けスプレーに耐えられる強い植物を選ぶ、鳥よけネットを設置するなど、策を練った上でベランダガーデニングに取り掛かりましょう。
3. 公共ルールを守る
ベランダガーデニングは、庭のない家や狭いベランダでもグリーンを楽しめますが、賃貸住まい・マンション住まいなど集合住宅では注意が必要です。自身だけの住まいではないため、ご近所の迷惑にならないように注意したうえでベランダガーデニングを楽しんでください。
特に気をつけたいのが、避難箇所と排水溝問題です。
避難ハシゴや避難扉の付近にグリーンを置いてしまい、いざ緊急時に戸を開けることができなかった、という場合も考えられます。避難箇所付近にはガーデニングを施さないようにしましょう。
排水溝問題については、排水溝が自身のベランダにあれば良いですが、物件によっては角部屋にしか排水溝がない場合もあります。
植物に与えた水がご近所に大量に流れては、迷惑に思われるかもしれません。
・ 植木鉢の下に吸水性の高いマットを敷く
・ 水をあまり必要としない植物を育てる
などをして、ご近所に水が流れないようにしましょう。
オシャレなベランダガーデニングを楽しむコツ
ベランダガーデニングの基本を知ったら、いよいよおしゃれなベランダガーデニング作りを始めてみましょう。
ウッドパネルや人工芝などを敷く
ベランダガーデニングをおしゃれに見せるポイントのひとつが、床です。
そのままの床でも良いですが、ウッドパネルや人工芝を敷くことでベランダに「お庭感」が生まれます。
さらに柵にもラティスを取り付ければプライバシーを守りながら設置箇所増設を叶えつつ、雰囲気アップ効果も実現します。
アクセント小物を置く
グリーンでいっぱいのベランダも素敵ですが、アクセントとなる小物を置くことでこなれ感を演出できます。
アクセント小物は季節に合わせたものだと、グリーンの種類に関わらずベランダに四季を呼び込めます。夏なら風鈴やすだれの組み合わせ、秋なら木の枝で作ったハンギングツリーなど、季節の小物類はお金をかけずに作ることも可能です。
照明の設置
ベランダガーデニングの意外な立役者となるのが、照明です。
ベランダの柵やグリーンの隙間に、いくつものライトが繋がったフェアリーライトを設置したり、棚の上にランタンを置いたりすれば、ベランダガーデニングの夜の顔も楽しめます。
太陽光蓄電のものであれば日が沈めば自動であかりがつくので、スイッチ点灯の手間もありません。
ガーデンテーブルの設置
小さめのガーデンテーブルならベランダに設置も可能です。
ベランダには屋根がついている場合が多いため、テーブルとチェアに腰掛けて雨の日のグリーンを楽しむことができます。
夜はガーデンテーブルで自慢のグリーンと薄明かりの照明を眺めながら、お酒を楽しんでも良いですね。
ベランダガーデニングでリラックス空間を作ろう
ベランダガーデニングは植物の世話に多少の手間がかかりますが、育った植物は癒しとなります。
外出ができない日やちょっと外の空気に触れたいとき、ベランダガーデニングでリラックスしてみませんか。