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「リゾートの開放感を自宅でも楽しめたら……」それなら部屋をリゾート風にリメイクしてみませんか?
リゾート風は人気のインテリアテイストでありつつ、基本をおさえれば今の部屋でも海辺の開放感を感じられる手軽さから、賃貸住まいの方や若い方、また、海外リゾートを味わい尽くした多くの方が取り入れています。
リゾート風インテリアのポイントや、どのようにリゾートテイストを取り入れるのかについて見てみましょう。
狭い部屋でもリゾートインテリアで開放感を生む
リゾートといえば、広々とした空間にゆったり過ごせるソファ。波や風の音を聞きながら、自然に囲まれる……そんな風景を思い描きますよね。
1DKのアパートとは程遠い存在、だから憧れるのかもしれません。
しかし、リゾート「風」インテリアなら、1DKの狭い空間でも実現できます。
生活感をなくし、リゾートのようなリラックスできる空間を作ってみましょう。
リゾート風にもいろいろ《リゾートインテリアの種類》
リゾート風とひとくちにいっても、リゾート地によって雰囲気がちがうものです。そのため、自宅でリゾート風インテリアを実現するなら、どのようなリゾートタイプが良いのかを、あらかじめ決めておきましょう。
●アジアンリゾート
アジアンリゾートとは、インドネシアやタイ、ベトナムのリゾート地を思わせるテイストです。バリ風と称されることもあります。
色の濃い自然素材をメインに、赤やオレンジといった暖色系をプラスするのがスタンダード。畳や和テイストとも合いやすいのが特徴です。
●西海岸風リゾート
青い空、澄んだ海、白い砂を連想させるリゾートテイストです。アメリカのカリフォルニア州を思わせる小物を多く取り入れます。明るい色の自然素材に、白や水色といった同じく明るい色の小物を取り入れるのが基本です。木目模様を多く用いるのも、西海岸風づくりのポイントといえます。
●地中海風リゾート
基本は白や水色、青を使うため、西海岸風と非常によく似た色のテイストをしています。しかし西海岸風に比べ自然素材は少なく、より都会的な印象です。
また、曲線を多く取り入れるのも地中海風リゾートの特徴。丸みのあるものにブルー系の色を持たせると、地中海風イメージが強くなります。
●南国風リゾート
アジアンリゾート風は濃い茶色と赤が基本カラー、西海岸風や地中海風は白と青。そして南国風リゾートは色にとらわれず、トロピカルでカラフルなのが特徴です。ハワイを思わせるようなとにかく明るい色合いとグリーンを、ふんだんに使います。
リゾート風インテリアを作るポイント
お好みのリゾートテイストが決まったら、次は必要なものを揃えていきましょう。
1. 自然素材をどこに使うか決める
たとえばアジアンリゾート風なら、自然素材は多ければ多いほど魅力的です。
テーブルやソファーなど、メイン家具となる部分に自然素材を取り入れてみましょう。
一方で地中海風なら、自然素材の要素はそれほど必要ありません。しかしまったくないのは「リゾート感」に欠けてしまうため、小物や壁掛け家具などにポイントとして入れるのがオススメです。
とは言っても、すべての家具や小物を自然素材に買い替えるのはお金がかかるもの。
「リメイクシート」を使えば、お金をかけずに既存の家具を木目にしたり色を変えたりができます。
自然素材をどの程度どこに、どのようにして取り入れるのか、家具の数や部屋の広さ、予算を見て決めていきましょう。
2.余白を大切に、空間を広く見せる工夫を
リゾート風はどのようなテイストでも、「ゆったり過ごせる」がキーワードです。少しでも部屋を広く見せ、くつろげるような空間を作りましょう。
部屋を広く見せるポイントはおもに以下の3つです。
・家具の背は低く(すでに背の高い家具ばかりの場合、家具の色を薄くする)
・生活動線の道筋にものを置かない
・何も貼らない、かけない壁をソファーから見える位置に一箇所作る
これらを取り入れることで、部屋を広く感じられます。
3.植物は豊富に
リゾート風といえばグリーンは欠かせません。
大きな葉っぱのグリーンがあると、リゾートらしい自然の豊かさを強調できます。
とはいえ、グリーンの置きすぎにも要注意。
部屋を圧迫しては「開放感」を感じなくなってしまいます。
・小さなグリーンは棚の上や窓辺といった高い位置に
・大きなグリーンは部屋の隅やベッドのそばなどどこにいても見える場所に
植物の置く位置は、大きさによって決めると良いです。
小さなグリーンは高い位置に、大きなグリーンは壁に沿った位置に配置にすれば、緑の豊かな印象を残しつつ部屋に圧迫感も生まれません。
4.リゾートを象徴するカラーを入れる
各リゾート風にはそれを象徴するかのようなカラーがあります。たとえば、アジアンリゾートなら赤、地中海風なら青と白、といった感じです。
ソファーやチェストなど大きな家具を希望の色にそっくり変えるのは難しいものの、できる範囲でリゾート風の色味を取り入れてみましょう。
たとえば、
・ラグを赤くする
・ブルーのソファーカバーをかける
・時計や小物に色を加える
などなど……。
既存の家具にプラスアルファで色を足せば、リゾートテイストに近づけます。
5.部屋のメインインテリアはシンメトリーに
リゾートホテルに限らず、くつろげる空間というのは左右対称を意識しています。ホテルを思い出してみると、
・絵は各ベッドの上に飾られている、もしくはベッドとベッドの間にある
・窓の前にはテーブルひとつと椅子がふたつ
・ドレッサーは壁側の真ん中にある
といったように、部屋のどこを向いても左右対称になっている場合がほとんどです。家具の置き場所に困ったら、シンメトリーを意識してみましょう。
6.照明にシーリングライトはNG
リゾート風インテリアでは、日常感の強いシーリングライトは避けた方が無難です。照明にもこだわり、リゾートテイストに近いものを選ぶようにしましょう。
もし今さらシーリングライトを変えるのは大変、という方は、リゾート風にアレンジするのもアリです。
リゾート風インテリアでくつろごう
リゾート風インテリアは、色味や素材を上手に取り入れることで、狭い部屋でも実現できます。部屋にちょっと手を加えて、毎日をリゾート気分で過ごしてみませんか。