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絵や写真を飾ってみたものの、なぜかしっくりこない。
絵や写真には、きれいに見えるためのバランスや飾り方があります。
その方法を知っていないと、絵・写真の魅力を半分も引き出せないかもしれません。
今飾ってある絵や写真が正しい飾り方なのか、復習の意味も込めて「正しい絵の飾り方」について、知っておきましょう。
絵・写真の飾り方はバランスが大切!
絵や写真を飾っても、何か垢抜けない……どこかいまいち……。
絵・写真自体は素敵なはずなのに……。
その原因は、飾り方や絵のバランスのせいかもしれません。
絵や写真の飾り方には「きれいに見える法則」があります。
1. 目線の高さに合わせる
まず、絵の高さです。
壁に絵を飾る場合、ひとの目線の高さにあたる「床から150cm前後」に飾るときれいだとされています。
この高さは美術館や博物館で飾る絵の高さと同じなのだそう。
天井の高さやインテリアのテイストによっては、もう少し高い・低いが前後しますが、基本は150cm前後と覚えておきましょう。
2. 壁の形に合わせて飾る
例えば壁が縦長のスペースだった場合は、絵や写真も縦長を意識しましょう。横長の絵を飾りたいのなら横の面積がある壁に飾るか、縦長の壁に上下に3枚並べて飾る、といった工夫が必要です。
額縁と壁のバランスがよくなり、絵・写真がきれいに見えます。
3. 複数枚組み合わせる
おしゃれな海外インテリアを見ていると頻繁に登場するのが、複数枚の絵や写真を一か所にまとめた飾り方です。
長方形・正方形の「見えない枠」の中に収まるように、絵や写真の大きさを調節してみてください。
いっきに垢抜けて、洗練されたウォールアートが完成しますよ。
絵・写真の選びかた
絵や写真を飾ってもおしゃれに見えないのは、そもそも、絵とインテリアのテイストが合っていない可能性もあります。
理想のアートを見つけるのは難しいですが、インテリアテイストに基づいた基本の組み合わせを覚えておくと、探しやすくなりますよ。
■北欧風のインテリア×絵・写真
北欧風インテリアは、ナチュラルで柔らかな存在感を放ちます。そのため、絵や写真も、優しい雰囲気のものがオススメです。
色味が豊富なものより、インテリアのカラーとマッチしたものを選ぶと良いでしょう。
■男前風インテリア×絵・写真
男前風インテリアでは、濃い木材や黒色が目立ちます。イラストや写真を飾るなら、モノトーンのものやインパクトのあるデザインを選ぶと、お部屋のクールな印象が際立ちます。
■カントリー風インテリア×絵・写真
カントリー風のかわいらしくてほっとする雰囲気には、風景画や自然を描いたものがぴったり。優しい雰囲気が増して、居心地の良さがアップします。
額縁にもこだわる
絵や写真を飾るのであれば、額縁へのこだわりも大切です。絵や写真の印象と額縁がちぐはぐでは、浮いた存在になってしまいます。
インテリアのテーマと絵や写真のデザイン、さらに額縁の3つを合わせるようにしましょう。
絵・写真+アルファでさらに魅せる
絵・写真にプラスアルファを一緒に飾ることで、より、おしゃれに見せることができます。
たとえば時計や鏡といった壁掛け家具を中心に、サークル状に絵・写真を飾ったり。
額縁にグリーンやフェアリーライトを垂らしてみたり。
帽子やストールなど、別のアイテムのそばで飾ってみたり。
壁の広さや絵・写真のサイズとのバランスを見ながら、最適な組み合わせを探してみましょう。
壁に飾る以外の絵・写真の飾り方
壁に飾る以外にも、絵や写真をおしゃれに見せる方法があります。
床に置く
シンプルでクールなデザインのものは、額縁に入れて床に直置きするのもおしゃれ。モノトーンインテリアや男前インテリアで多く見られる手法です。
なるべく大きな絵を用いると床に置いても目線が集まり、アクセントとなります。
椅子の上に置く
こちらは、北欧風インテリアや外国風インテリアでよく見られる手法です。置く椅子もアートの一部であり、絵や写真を際立たせます。
ウォールラックやガーランドで吊るす
ポストカード程度のサイズなら、ウォールラックやガーランドで吊るすのもおしゃれです。ただし、むき出しの状態で飾ることになるため、絵や写真の劣化がすすむのが難点。なるべく陽の当たらない場所や湿気の少ない場所を選ぶようにしましょう。
絵や写真をバランス良く飾ろう
絵や写真は正しい場所にバランス良く飾ることで、本来の魅力を発揮します。どうしても壁に合わないと感じたら、別の飾り方を工夫して、絵がもっとすてきに見える位置を探してみましょう。