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マイナンバーカードとは
マイナンバーカードとは、カードの表面に顔写真・名前・住所・生年月日などが記載されたプラスチック製のカードです。
裏面には日本国内の全住民に指定された12桁のマイナンバーが記載されており、このカード1枚でマイナンバーの確認と本人確認ができます。
誰にでも配られているものではなく、交付には申請が必要。スマホで写真を撮って申請することもでき、申請から約1ヶ月後に市区町村から通知が届いたらマイナンバーカードを受け取りに行きます。
マイナンバーカードの機能とは?
マイナンバーカードはどんな場面で使うことができるのか見てみましょう。
マイナンバーを証明する書類として使える
マイナンバーが必要となる手続き時、マイナンバーカード1枚でマイナンバーを証明することができます。
各種行政手続きのオンライン申請が可能
マイナンバーカードのICチップには電子証明書が搭載されています。そのため、各種行政手続きをオンライン申請で済ませることができます。
本人確認書類として使える
マイナンバーカードには顔写真・名前・住所・生年月日も記載されているので、本人確認が必要な場面ではマイナンバーカード1枚で本人確認をすることができます。
また、パスポートの新規発給や金融機関における口座開設など、マイナンバーの提示と本人確認が同時に必要な場面でもマイナンバーカード1枚で済ませることができます。
コンビニなどで各種証明書の取得が可能
住民票の写しや印鑑登録証明書、課税証明書などの取得のために市役所や区役所に出向く必要がありません。コンビニなどで公的な証明書を取得できます。
2021年3月からは保険証機能も追加!
2021年3月からは、マイナンバーカードに保険証機能が追加される予定です。そうなると便利になることがいくつもあります。確認しておきましょう。
人生の節目に新たな発行を待たずに済む
就職や転職、引っ越しをすると新しい保険証の発行を待たなくてはいけませんでしたが、マイナンバーカードが保険証として使えるようになると、切り替えを待たずにずっと使うことができます。
※引っ越しした場合は、マイナンバーカードの住所変更の手続きが必要です
「マイナポータル」でお薬情報が見られる
行政が運営するオンラインサービス「マイナポータル」で、特定健診情報やお薬情報を確認できます。いつ、どんな薬を処方されたのかをすぐに確認することができ、健康管理に役立てることができます。
また、初めての医療機関を訪れた際に、今までの治療内容やお薬の情報を正確に伝えるのは大変なことですよね。けれど、マイナンバーカードに保険証機能が追加されれば、過去のデータを共有できるので口頭で説明しなくてよくなります。
限度額適用認定証を申請する必要がない
限度額適用認定証を提出すれば、高額な医療費が戻ってくる制度があります。けれど、窓口で一旦支払いが発生するので負担だった……という悩みも解決! マイナンバーカードで情報が連携されるので、限度額適用認定証を申請する必要がなく、限度額以上の医療費の一時払いも不要になります。
※自治体独自の医療費助成等については書類の持参が必要です。
確定申告の医療費控除が簡単
医療費の控除を受けるため、医療費の領収書を確定申告まで保管・管理しておくのが大変……、そんな悩みも解決してくれます。
「マイナポータル」からe-Taxに情報を連携できるので、確定申告の医療費控除がオンラインで簡単に受けられます。
いつから使える?申し込み方法は?
では、具体的にいつから使えるようになり、使うにはどうしたらよいのかも確認しておきましょう。
2021年3月(予定)からできること
医療機関や薬局などで、健康保険証として使用可能予定。
「マイナポータル」で特定健診情報の閲覧もできるようになります。
2021年10月(予定)からできること
「マイナポータル」で薬剤情報や医療費情報の閲覧ができるようになります。
2021年分所得税の確定申告(予定)からできること
医療費控除の手続きが、「マイナポータル」を使って簡単にできるようになります。
健康保険証として使うための申込み方法
サービス開始時期になっていても、申込みをしていないとマイナンバーカードを健康保険証として使うことはできません。
すでに申し込みは受付中なので、これを機に手続きを済ませておきましょう!
ここでは、ICカードリーダーが不要なスマホでの申し込み方法を紹介しますね。
・マイナンバーカード
・マイナンバーカードを受け取る際に設定した数字4桁のパスワード
・スマホ
・マイナポータルAPのインストール
(1)「マイナポータル」のトップページを開く
(2)“利用を申し込む”をクリックし、利用規約に同意する
(3)画面が変わったらマイナンバーカードをスマホにかざし、“申し込む”を押す
(4)マイナンバーカードを受け取る際に設定した数字4桁のパスワードを入力
(5)“次へ”を押し、受付完了画面になっていることを確認する
まとめ
運転免許証などで本人確認ができたり、行政手続きをする機会がなかったりと、マイナンバーカードを作る必要性を感じていなかった方は多いかもしれません。
けれど、健康保険証として利用できるようになるとどうでしょうか? 確定申告を簡単に済ませられたり、医療機関を移っても治療内容やお薬の情報をデータで共有できたり、便利さを感じる方が増えるかもしれません。便利になっていくサービスはぜひ利用して、快適に暮らす工夫をしてみてくださいね。