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猫好きカメラマンに聞いた、猫を上手に撮影する方法

猫好きカメラマンに聞いた、猫を上手に撮影する方法

飼い猫や野良猫をかわいく撮影したい!スマートフォンで猫の写真を撮りたいけど、動き回るのでなかなか難しい!それらをクリアにできる撮影のポイントやコツを、猫好きカメラマン・NAGYさんに教えてもらいました。

趣味で猫を撮影し始めて約20年。日本はもちろん海外へ行った際も猫を撮影するNAGYさん。この春からキジトラのこなぎちゃんを飼い始め、自宅でもよく撮影をしているそうです。NAGYさんから教えてもらったコツなどをまとめました。

一眼レフとスマートフォン、どちらがいいの?

一眼レフ

画質にこだわる人やあまり近寄れない野良猫を撮影する場合は一眼レフがオススメ。
飼い猫をメインに撮影するならスマートフォンの方がいいでしょう。

一眼レフ

・望遠レンズなどを使えば遠くの猫も撮影できる
・画質がいい
・色の補正がしやすい

スマートフォン

・いつでもすぐに撮影が可能
・飼い猫の場合、スマートフォンの方が怖がらない

野良猫を撮影する時に大切な3つのこと

野良猫

場所

まずはじめに、猫がいそうなスポットを探しましょう。近所の公園でもいいですし、猫がたくさん集まる猫島や猫スポットをネットなどで探して出かけるのもオススメ。NAGYさん曰く“慣れてきたらだんだんと猫がいる場所がわかってくる”そうです(笑)。

時間

フレンドリーな猫

近寄ってきたり、撫でたりできるフレンドリーな猫は撮影がしやすいです。猫のベストショットを狙うなら、猫と遊びながら“シャッターチャンス”がくるまで気長に待ちましょう。
一定の距離感を持つ人見知りの子には時間をかけて徐々に近づいていきましょう。

行動を予測

犬と猫のベストショット

撮影したい猫の動きをよく観察することが大切。その猫がどういう動きをするのかイメージし、自分が望む背景へ誘導しましょう。ちなみに上記の写真を撮影した時は、猫が犬の方まで移動するのをカメラを構えながら気長に待っていたそうです。

飼い猫を撮影する場合

自宅でくつろぐ猫

飼い猫の場合は野良猫よりも撮影が簡単。おもちゃなどの“もの”で釣ったり、声をかけたり、おやつをあげたりと自由に猫の気を引かせることができます。
自分の欲しい背景に猫を移動するのもいいですが、自発的に動かして撮影をする方が楽しい写真が撮れることも。

撮影のポイント

猫の目線に合わせる

“きりっとした”感じの写真を撮りたいなら、猫と目線(の高さ)を合わせた「ローアングル」で、上目遣いの“かわいい系”の写真を撮りたいなら斜め上から撮りましょう。
また「ピント」は眼に合わせると“くっきりとした”写真になります。

明るさ

部屋の中で撮影するのならある程度の明るさが必要で、晴れている日にできるだけ自然光で撮影するのがオススメです。部屋が明るいとシャッタースピードが早くなり、ブレにくくなりますよ。

連写機能

ジャンプする猫

躍動感のある写真を撮りたい場合は「連写機能」を使うのが◎。シャッターチャンスがあればどんどん撮影し、あとから必要な写真を選びましょう。
より迫力のある写真にするなら猫の目線に合わせて撮影してくださいね。
一眼レフの場合はシャッタースピードを“1/500秒以上”にすると、猫が飛んでいるような写真を撮ることができます。

背景をぼかす

茶トラの子猫

また被写界深度が浅い(背景がぼけている)写真は、猫の毛の柔らかさが特に際立ちます。また被写体である猫が浮かび上がり、プロのような仕上がりに。カメラやスマートフォンの機能、アプリなどを使って、猫にフォーカスを当てた写真を撮りましょう。

シャッター音を消す

猫はシャッター音に敏感なので、撮影には無音カメラやシャッター音を消すアプリを使うのがオススメ。連写音で逃げることなく、睡眠中やリラックスしている姿を撮るのにも向いています。

撮影後は自分だけの写真集を作りましょう

撮った写真をパソコンやスマートフォンに保存するだけなのはもったいない! お気に入りの写真が撮れたらいつでも見返せるフォトブックにしてみてはいかがでしょうか? サイズや用紙などが選べ、スマートフォンからでも簡単に作れます。数百円から作ることができるので、アルバムを自作するよりもお得かも♪

番外編:関西から近い猫島&猫スポット

猫島

猫好きにオススメの“関西から近い猫島&猫スポット”を5つ紹介します。

滋賀県・沖島
琵琶湖最大の島「沖島」には約300人の人と約15匹の猫が住んでいます。猫の数はほかの島に比べて少ないですが、猫と美しい自然を目当てに多くの写真好きの人が島を訪れています。

愛媛県・青島
島民よりも猫が多い、猫だらけの島。島にはお店や自動販売機などはないので、食料や水などは自分たちで用意しましょう。たくさんの猫を一日中眺めていたい人にぴったりの場所です。

香川県・佐柳島
動物写真家として世界的に有名な岩合光昭さんがテレビ番組で訪れた島としても知られています。こちらも青島と同じくお店や自動販売機などはありません。フェリーの本数も少ないので、時間をきちんと調べておきましょう。

和歌山県・貴志駅
「たま駅長」で有名な和歌山電鐵貴志川線の駅。現在は三毛猫のマネージャー駅長「ニタマ」とスーパー駅長「よんたま」が勤務しています。

京都府・梅宮大社
「お酒の神様」を祀り、1300年以上の歴史を持つ梅宮大社。「ネコ神社」とも呼ばれ、こちらも佐柳島と同じくテレビ番組で紹介されました。境内を自由に歩き回る猫たちに会うことができますよ。

まとめ

最近の一眼レフやスマートフォンのカメラ機能はとても優秀です。猫を上手に撮るコツを抑えて、大満足の猫写真を撮りたいですね。外で撮影するときはマナーを守って周りの人に邪魔にならないようにして素敵な写真を撮影してください。


ライター

岩本 光世

黒猫、キジトラ白、サビの猫3匹と暮らすフリーライター。愛猫との生活をもっと楽しくするような記事や季節のおでかけ情報をお届けします。

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