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りんごで食育!子どもたちに正しい食の知識や習慣を楽しく伝える食育授業

PR:関西地区青森りんごの会

りんごで食育!子どもたちに正しい食の知識や習慣を楽しく伝える食育授業

食習慣や嗜好は幼児期や幼少期に決まるといわれています。近年、栄養摂取の偏りや食生活の乱れなど、子どもたちの健康を取り巻く問題が深刻化しているため、食育が推進されています。今回は、栄養価の高い「りんご」を使った食育授業についてご紹介します。

大阪市内の保育園や幼稚園、小学校を中心に、りんごの食育活動を行っている『関西地区青森りんごの会』※。こちらの食育事業の中心を担っているのが『大阪市中央卸売市場』にある青果会社『大果大阪青果』です。今回は企画広報室・丸山由加里さんに食育授業にまつわるお話をお伺いしてきました。

※『関西地区青森りんごの会』とは、大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・和歌山県の卸売市場にある青果会社25社と大阪府内の青果物仲卸組合、全農青森大阪事務所、青森県大阪情報センター(青森県庁の出先機関)の合計31社・団体が加入している会のこと

■食育とは「生きる上での基本」を育てること

保育園の食育授業

「食育」という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、その意味を説明できるという人は少ないのではないでしょうか。

『農林水産省』のWebサイトでは、食育について以下のように説明しています。

ーー食育は、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができる人間を育てることです。

出典:農林水産省Webサイト(http://www.maff.go.jp/j/syokuiku/)

■食育活動を始めたきっかけ

りんご食育授業の丸山様
『日本野菜ソムリエ協会』認定「ジュニア野菜ソムリエ」の資格を持つ丸山さん

今回、取材したのは『大果大阪青果』の企画広報室で働く丸山さん。
広報活動の一つとして、りんごをはじめとする果物や、白ネギ、きのこなどの野菜の食育活動に取り組まれています。

食育活動を始めたきっかけについて丸山さんは「日本人は外国の方に比べて果物や野菜の消費量が少ないといわれていて、もっと果物や野菜のことを広めて食べていただきたいという想いから食育活動がスタートしました」と教えてくれました。

■子どもたちが笑顔になる!りんごの食育授業とは?

りんごを毎日の食事に取り入れることで様々な栄養価を摂取でき、虫歯予防や肥満、生活習慣病の予防などの効果も期待できるといわれています。

そんな魅力を持つりんごの食育授業が、大阪市内や豊中市内の保育園・幼稚園・小学校などで始まったのは10年以上前とのこと。

授業を受ける年齢や学年によって内容は少しずつ異なるそうですが、実際、どのような授業を行っているのでしょうか?

(1)「りんごマン」による紙芝居で栽培過程を学ぶ

りんご食育授業の紙芝居

「保育園や幼稚園、小学校の低学年が対象ですが、りんごマンが紙芝居でりんごの栽培過程などをお話します」と丸山さん。

りんご食育授業の紙芝居2

なんとイラストはスタッフの手描きによるものなんだとか!
とてもかわいいイラストのため、子どもたちも静かに話を聞いてくれるそうです。

(2)「りんご博士」が美味しいりんごの選び方を伝授

りんご食育授業のりんご博士

次に「りんご博士」が登場して、美味しいりんごの選び方を教えてくれます。
「美味しいりんごは軸が太くて重たくて、お尻の部分がへこんでいるんですよ」という選び方のポイントに、子どもたちだけでなく先生たちも興味深々!

(3)先生と「りんごマン」による皮むき対決!

りんご食育授業の決め手くん
りんごについてしっかり学習した後に、青森県産品PRキャラクターの「決め手くん」も登場し、子どもたちも大はしゃぎ!

食育授業のお土産のりんご
お土産のりんごが山積み!

最後には、お土産のりんごをかけて、先生vsりんごマンによる皮むき対決が行われます。
どちらが勝つか、ドキドキハラハラの対決が繰り広げられ、教室内は大盛り上がり!

りんご食育授業の男の子

先生の勝利でお土産のりんごを見事ゲットすると、りんご博士が教えてくれたことを参考に子どもたちが美味しいりんごを選んで授業は終了です。

「最後の皮むき対決では子どもたちが先生を一生懸命応援していて、対決に勝った先生も大喜びされていますよ!」と丸山さん。

りんごのことを学びながら、子どもも先生も一緒になって楽しめる食育授業は本当に素晴らしい活動ですね。

■食育授業を通して伝えたいこと

りんご食育授業について語る丸山様

孤食の時代と言われる今こそ食育が必要だといわれています。
「昔は家族で一緒にご飯を食べていて食育をしなくてもいい時代だったんですよね。でも今は、一人でごはんを食べている子どももいますし、小学校の先生によると朝ごはんを食べていない子どもや“朝ごはん”という言葉を知らない子どももいるそうです」と丸山さんはいいます。

食育授業を続ける中で嬉しいことは「『こんな美味しいもの食べたことない』や『こんなに野菜が甘いって知らなかった』と言ってくれたり、今まである食材を給食で残す子どもが多かったのに食育授業の後はほぼ残す子どもがいなくなったという報告を先生から聞いたりするときですね」と語ってくれました。

「食育授業を通して、今まで知らなかったいろんな果物や野菜の魅力に気づいてもらって、将来子どもたちが成長したときに自分でバランスよく食べ物を選ぶための知識を身につけてもらえたら嬉しいし、食育がそのきっかけになればいいなと思います」。

■ウイルス対策を行い食育授業も再開

りんごの食育授業は毎年9月〜3月まで、月に2回開催されています。
今年は新型コロナウイルスの影響もあり、一旦活動が休止になりましたが、11月から再開されました。

食育授業のりんごマン、りんご博士、決め手くん
写真左から、りんご博士、決め手くん、りんごマン

「試食や調理実習など難しいこともありますが、フェイスシールドをつけながらコロナ対策もしっかりして、活動していきたいと思います」と丸山さん。

保育園や幼稚園、小学校ではイベントがなくなることが多いなか、子どもたちが喜ぶ食育授業のオファーは今も多いそうです。

最後に、一児の母でもある丸山さんにオススメのりんごの食べ方を聞いてみました。

青森りんごスターカット

「りんごは皮の部分にも栄養があるので、皮ごと食べられる『スターカット』がオススメです。りんごを横にして輪切りにするカット方法で、うちの子どもも皮ごと食べていました。芯の部分を星やハートのクッキー型でくりぬけば見た目も可愛くなりますよ」。

■最後に

今回は、食育活動に取り組まれている『大果大阪青果』の丸山さんに、りんごの食育授業や食育にかける想いについてお話を聞きました。

正しい食生活を送るために、栄養バランスを考えられる大人になることはとても大切なこと。
丸山さんたちが行う食育授業は、子どもたちにとってはたった1回の経験に過ぎないけれど、きっと記憶に残るはずです。そして、その記憶が子どもたちの健康や明るい未来に繋がっていくのでしょう。

▼りんごマン、りんご博士、決め手くんからのメッセージ動画はこちら

▼食育に関するお問い合わせ・お申し込みはこちらのメールアドレスへ
kansaitikuaomoriringonokai@gmail.com

りんごの食育情報はこちら

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