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12月に入り、体感温度もぐっと下がってきました。愛猫が少しでも寒い冬を快適に過ごせるための対策をまとめました。
猫って本当は寒がりなの?
“猫はこたつで丸くなる〜♪”と童謡でも歌われているように、猫の多くは寒がりだそう。
猫の祖先は砂漠地帯で生活をしていたので、寒さは苦手といわれています。
寒さを感じると人間と同じく風邪をひいたり、お腹を下したりと体調不良を起こすことも。
ペルシャやメインクーンといったロングヘアーのもふもふな猫は、比較的寒さにも強いようです。
猫が寒いかどうかを見分けるサイン
寒い時は下記のような行動をすることがあります。猫からの“寒い時に見せるサイン”を見逃さないでくださいね。
・体を丸めて寝る
・毛布や布団などにもぐる
・くしゃみをする
・飼い主の膝の上に乗る など
猫にとって快適な温度と湿度は?
猫が快適と感じる温度は20〜28℃、湿度は50〜60%だそう。
猫が暑いと感じたら自由に移動できるよう、部屋ごとに室温を変えてあげるのがオススメです。
エアコン
室温は21〜28℃くらいに保ちましょう。エアコンを使いすぎて空気が乾燥すると脱水症状を起こすこともあるので、加湿器を用意してあげるのが◎。
また水分補給がしっかりとできるよう、水を複数用意しましょう。
ホットカーペット
猫は寒さには敏感ですが、暑さには鈍感です。
寒いからといってあまり温度を上げすぎると、ぐっすり眠っている間に低温やけどを起こしてしまうことも。猫の体温(38〜39℃)くらいに設定してあげるのがオススメ。
ストーブやファンヒーター
ストーブやファンヒーターは部屋全体が暖かくなるのですが、猫によっては近づきすぎて体毛やヒゲを焦がしてしまう子も。
灯油を使用するタイプは一酸化炭素中毒にならないよう注意してください。
こたつ
暗くて、狭くて、暖かいと猫が好む要素が全部詰まっているこたつですが、こちらも注意が必要です。
猫にとって暑いと感じる温度になっているときに長時間入ると熱中症になる可能性があります。
また脱水症状や低温やけどを起こすこともあるので、こたつ布団の裾を少し開けて暑くなりすぎるのを防ぐ、時々はこたつ布団を全部あげて空気の入れ替えをしましょう。
この症状はもしかして低温やけど?
下記のような様子が見られたら、もしかしたら低温やけどを起こしているのかもしれません。
・同じ箇所をずっと舐めている
・特定の場所を触ると痛がる
・一部に脱毛が見られ、皮膚が赤い
・毛の焦げたニオイがする
・皮膚が赤くなり、水ぶくれができる など
もし低温やけどになってしまったら、濡れタオルやタオルで包んだ氷入りの水袋などで30分ほど患部を冷やしてください。
保冷剤などで直接冷やすとまれに凍傷を起こすので気をつけましょう。患部を冷やした後はなるべく早く動物病院へ連れて行ってあげてください。
特に子猫や老猫は低温やけどになりやすいので注意してくださいね。
猫の留守番時にあったら便利な寒さ対策グッズ
電気を使わない保温マットや猫が潜り込めるタイプのベッドなど、多彩なアイテムが販売されています。
猫用のホットカーペットなら低温やけどを起こさないので安心。猫のことを考えて作られた「猫用こたつ」も人気です。
愛猫にぴったりのものをセレクトしてあげてくださいね。
番外編:猫が寝る場所で飼い主への信頼度がわかる?
寒くなってくると、猫が飼い主と一緒に寝ることが多くなってきますよね。
実は猫の寝る場所で、飼い主への信頼度や好感度がわかると言われています。あなたの愛猫はどの場所で寝ていますか?
枕や顔の近く
飼い主の顔に近いほど、完全に飼い主を信頼している証だそう。甘えん坊の猫に多く見られ、飼い主を親のように感じているのかもしれません。
お尻や背中を飼い主の方に向けて寝ているのは、信頼度MAXです。
布団の中
寒いから、または飼い主のニオイを感じて安心したいという理由でお布団に入ってきます。警戒心が少なめでおおらかな性格の猫によく見られます。
股の間
飼い主のぬくもりを感じてピタッとひっつきたいけれど、あまり構ってほしくない時などに股の間で寝るそう。
程よいフィット感や飼い主のニオイを感じられるからというのも理由の一つです。
足元
布団に乗って足元で寝る場合は、暖かい場所にはいたいけれど、何かあったらすぐに逃げられるから。わずかに警戒心が残っているのかもしれません。
布団の外
暑がりで警戒心が強いのかもしれませんが、同じ空間にいる場合は飼い主のことを信頼はしているそう。飼い主の寝相が悪くて一緒に寝られないという可能性も。
まとめ
もふもふの毛に包まれた猫ですが、実は寒さには弱いのですね。お留守番をさせる時は寒さ対策だけでなく、低温やけどや脱水症状などにも注意してあげましょう。