公開：2015.05.26

「日本で一番関西が好き、大阪大好き」と話す綾野剛に大阪ファン歓喜!!　映画『新宿スワン』舞台挨拶レポート

新宿・歌舞伎町で繰り広げられるスカウトマンたちの熾烈な争いを描いた、和久井健のベストセラーコミックが、鬼才・園子温監督のメガホンで実写化。 5／30の公開を前に、5／22、主演の綾野剛・金子ノブアキ・山田優・山本又一朗プロデューサーが『TOHOシネマズ梅田』にて舞台挨拶を敢行!!

【司会】まずはひと言ご挨拶をお願いします。

【綾野剛（以下、綾野）】いや～、いいっすね大阪！　大好きです。短い時間ですけど、皆様にとって良い時間になればと思っております。
【金子ノブアキ（以下、金子）】素晴らしい劇場、素晴らしいお客様に出会えて今日は嬉しく思います。
【山田優（以下、山田）】本当にたくさんの方が来てくださって感謝しております。
【山本又一朗プロデューサー（以下、山本P）】若い女性がいっぱい来てて大変嬉しく思っております。俺のためじゃないことはよくわかっておりますが（笑）、それでもこの空気が嬉しいです。

【司会】大阪の印象は何かありますか？　好きな場所だったり、食べ物だったり……。

【綾野】僕は日本で一番関西が好きです。大阪大好きですね。とにかく、人が好きなんです。理屈がないじゃないですか。ジメジメしていなくて、カラッとした気持ちよさがあって、あったかいです。
【金子】俺は音楽でデビューしてから足繁く通っているので、友達もいっぱいいるし、楽しいんですよね。みんな、人がいいんです。『味穂』が朝までやってるんで、アメ村周辺に行くことが多いかな。
【山田】私も大阪大好きです。「なんでもいいよ～!!」って感じが沖縄のようで。あと、粉もんが死ぬほど好きで、昨日、気持ちが先走っちゃって、東京でお好み焼きを食べました！

【司会】それでは映画のことをお聞きしていきましょう。綾野さん、龍彦役は今まで演じた役の中でかなり個性的だったと思いますが、演じてみていかがでしたか？

【綾野】非常に真っ直ぐで愛される人ですから、僕自身演じていても非常に精神状態は良かったです。現場でも監督や共演者の皆さんに龍彦を愛してもらえたので、とにかく自由に演じました。見た目は、天パは地毛なのですが、シャンプーは相当マットなシャンプーを使って、リンスやトリートメントは一切使わずゴワッゴワにしました。髪の毛なくなっちゃうんじゃないかと。髪の毛の遺作になっちゃうところでした。山田孝之とのアクションは大変でしたが、皆様にちゃんと届けられる作品に仕上がっています。

【司会】山田さんの役柄は、凛とした佇まいと迫力に惹かれるんですが、男たちを手玉に取るというのは結構撮影も大変だったのではないですか？

【山田】このメンツですもんね。この上に、吉田鋼太郎さんまでクラブにやってくるんですから。アドリブで色々なことをされて、最後の本番で「まさかの」というシーンもあるので。

【司会】園監督は、現場でのアドリブや役者の意見を取り入れるんですね。やりがいがありますね！

【綾野】やりがいはあるんですが、プレゼンするために色々用意して行かなくてはいけないので、そこが一番大変。でも、それを全て受け止めてくれる、愛のある監督です。